先週(想い出のブルー)で、明るさを取り戻したかと思われたマックですが、今週はまた重くて出口のない闇の中に迷い込んだような印象です。 Aプロット:夢遊病の女性が被害者の胸の傷口に手を突っ込んでいた事件。 これは見るからに心臓マッサージをしているように見え、マックや精神科医たちがそれに気がつかないのはちょっと変。しかも、仮にオフィーリアが殺したとしても、か弱い女性が杭で人間の心臓を突くなんて、バフィじゃないんだから(笑)やはり無理がある。ということで、始めから精神鑑定に回すべきでしたね。血まみれの姿もグロいシーンが多いNYらしいです。 でも、目の前で息子が交通事故に遭い、胸を切開して心臓マッサージする光景を目撃したという事情を知れば知るほど、このオフィーリアの話は気の毒で、彼女に同情したマックが夜も寝られないくらい肩入れしてしまうのは、判るような気がしました。そして逆に彼女から気遣われてしまったマック。彼の心はまだ闇が残っているようです。オフィーリアを演じたHeather Kafkaという女優さんが本当に折れそうなほど細く、うら悲しくて、良かったと思います。 ちなみに、このオフィーリアという名前は「ハムレット」の中に出てくるオフィーリアをイメージしているのでしょうね。 今回はまたステラの捨て台詞が印象的。"You're going to get plenty of love where you're going."て、一体どういう意味なのか。(爆)あの手の顔はかわいがられちゃうの? ところで、殺された女性の夫役は、スターゲイトSG-1の6シーズンだけレギュラーだった、Corin Nemecでした。こういう表情もする人なんだあという印象です。 CSIシリーズは意外とスターゲイトの役者さんを見ることがありますね。
Bプロット:「スリの学校」。アイディアは面白かったのですが、最後のまとめが判りにくかったです。エイデンが「何もなかった」と言いながら、映像では絨毯の下にはまだ札が残っていましたからね。殺されたレニーとすられたライアンは顔見知りではなかったのかな? でも、エイデンがダニーにスリをやってみろと言われ、すなおに従ったのに「悪い子だ(You're such a girl.)」と茶化され、「うるさい!(Shut up)」と言ったのは面白かったです。その後、綿棒を持ったVanessa Ferlitoが部屋中をうろうろしていたのが印象的でした。