CSI :Miami Files Annex

いつもと雰囲気が違って、昔の強盗映画を男性版から女性版に焼き直した感じ。
ストーリー的にも、リズよりもゲストのエマ役の人（Anastasia Griffith）がメインだったかな。
この人は他のドラマでもよく見かけた人でした。

ハーレムは女性ばかりの強盗団で、犯罪者から盗む。今回は車のシートに隠されたダイヤが狙いだった。
彼らは証人保護プログラムが高値で売買されることから、次はこれを狙うだろうという。
もしリストが巷に出回ると、証人たちの命が危険だ。
レッドはリズにハーレムに潜入するようにいう。
レッドはクレイグ・ゲイイニアという男に身元を保障させろと言い、FBIはゲイニアの弟を早く出所させる条件で引き受けさせる。
早速ハーレムのリーダー、ホテルに滞在中のマーゴ・ロシェに接触し、心理を読むプロとして自分を雇うように言う。
マーゴはゲイニアを呼び出して、リズに撃てと銃を渡す。
すでに、弟の出所の件を知っていて、リズの忠誠心を試すつもりだ。
リズは私は仲間を裏切らない、撃つのであればあなたが撃てば良いと返す。
マーゴはゲイニアを殺し、リズは仲間入りする。
マーゴ以外に、サーシャ、ジェシカという部下がいて、もう一人エマ・ナイトリーという女の身元がFBIでは判明しないという。
アイオワでは、証人保護リストの証人が殺された事がわかり、その犯人はリストの所在を知っていると思われる。
レッドは金を任せているザック・スモールに傾きかけたクルーズ船会社を救うため、送金するように命じる。
レッドはそのクルーズ船会社のオーナー、カーター・ウィルソンに自分の荷物を運ぶ条件で、倒産から救ってやると持ちかける。
リストの証人を殺したのは、トニー・ジャヌーサという男で、FBIはリズからの定例連絡がないことを心配する。
レッドは仲間から信頼を得るためにあえてそうしているのだろうという。
ジャヌーサは運び屋で、ハーレムが横取りしたダイヤを盗ませて、今はストリップ小屋に姿を隠しているという。
リズは、単身ストリップ小屋に行き、ダイヤが欲しければ自ら倉庫に来いと言い渡す。

リズが予測した通り、臆病者のジャヌーサは部下を倉庫によこすが、本人はストリップ小屋に残っていた。
マーゴらは横取りしたダイヤが欲しければ、証人保護プログラムリストの持ち主の名前を教えろと脅す。
リストを持っているのはハッカーのヘルドリッチだった。
リズは抜け出して、レスラーに状況を報告する。
レスラーは、エマについては、身元情報をプロが消し去っているらしいという。
エマを尾行したリズは、エマとレッドが密会しているのを目撃する。
レッドは、自分がエマをハーレムに潜入させたと認める。
エマは元MI6で、リズの身元を知った可能性があるという。
レッドはエマはリズを裏切らないだろうという。
マーゴの命令でエマと仕事に出かけたリズは、エマの方からレッドの下で働いていると打ち明けられる。
すでに8年になり、仕事と家庭生活の板挟みになり苦しんでいるという。
リズは早く仕事をやめてレッドの元から去るようにいう。
ヘルドリッチは亡命が認められ、今香港にいることがわかり、ハーレムも香港に向かう事になった。
リズはレスラーにリストを盗んだら連絡するという。
クルーズ船会社のウィルソンは、レッドからの送金が遅れているために、他の出資者と契約を結んだという。
スモールは金をビットコインにして支払うはずだった。
香港のホテルでハーレムのメンバーはリストの強奪計画を立てる。
リズはマーゴに迫られ、忠誠心はどうしたと言われる。その場にエマが現れ、リズを救う。
ヘルドリッチの身辺は厳重な警護で守られており、盗んだリストはチップにして手の中に埋め込まれているという。
チップは心拍と連動しているので、取り出した場合はすぐに人口心拍装置に繋がなければならない。
リズはエマに助けてもらった礼を言う。
エマは全寮制の学校で学ぶ息子がいると打ち明け、もし、マーゴの犯罪を証言するのなら、エマを証人保護プログラムの一員としてリストに乗せ、別の人生を歩むことができると説得する。
作戦が開始され、リズはバーでヘルドリッチに接触し、トイレに連れ出す。
そこで女たちがヘルドリッチを襲い、手からチップを取り出す。
エマは一足先にその場を去るが、リズはエマにチップを盗まれたとマーゴに叫ぶ。
ヘルドリッチの部下らが現場に踏み込み、ジェシカを殺し、リズは反撃してその場を制圧する。
マーゴとサーシャは偽名を使い逃亡したことをレスラーに報告するリズだったが、エマの行き先がわからない。
リズは多分息子のいる場所にいるだろうという。
レッドはエマからリストを受け取ると、新しい人生を始める手助けをするという。
エマは「彼女も自由にしてあげて」と答える。
リストはレッドからリズの手に渡った。
リズは、エマをミスター・キャプランのように殺したのかと尋ねる。
レッドは、リストにはキャプランの姉妹の名があると明かす。
一般市民だった彼女はロシアのギャングの犯行を目撃し証言したため、証人保護プログラムに入った。
彼女の名前が明らかになることは避けたかったというレッドに、リズはそれはキャプランを殺した償いにはならないという言う。
マーゴもサーシャも逮捕され、ヘルドリッチは香港で起訴されることになった。
エマについては未だに不明だという。
レッドはスモールが心臓発作で死亡したと告げられる。
例の金については、どこの口座にあるのかはわからないという。
レッドは戦争を始めようとするやつにスモールが殺されたと考える。


レッドが8年も前からエマを雇っていたというのは、後からいくらでも付け加えられるなあという感じですが、とにかく、この人には抜けたら殺す、というような厳しい掟で縛っていたのですね。
イギリス本国からも、逃げていたという事でしょうか。
もし、FBIに助けを求めればハーレムの件だけでなく、レッドのこれまでの犯罪を自供する可能性もあるので、レッドは自ら安全な場所に置いたわけかな。
息子を人質に取られているわけですし。
それにしても、クーパーを差し置いてリズを潜入捜査に入れと命じたり、人を自由に操れると言って簡単にマーゴに信じられたり、いつも以上に物事が簡単すぎます。（笑）
情け容赦のないマーゴが体の関係をリズに求める、なんていうのも、妄想系の展開で、リズだってそれくらいやればよいのにと突っ込んでしまいました。
エマもリズがレッドにとって特別な存在だと知っていたのでしょうか。
さて、レッドが何かを始めようとしているのを邪魔する奴がいる。
相手はレッドを差し置いて、戦争を始めようとしていて、レッドの金はどこかに消えた。
これは、この後のストーリーとなるのでしょうね。