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2012.09.05

２０１２東北・北海道旅行記（１２）リゾートしらかみ２号の大混雑

テーマ：あなたの旅行記はどんな感じ？？(4358)

カテゴリ：旅のストーリー

　五所川原駅の９時台、なんとなくにぎわっていました。
　リゾートしらかみ２号、そして弘前行き普通がこの駅で行き違いをしていくためでしょうか。ちなみにこの五所川原駅の構内には、小型の五所川原立佞武多の展示もあります。

　そしていよいよ９：４１発快速リゾートしらかみ２号秋田行きに乗り込みます。
　車内は座席がほぼ埋まるほどの大混雑。なんと「本日満席です」というアナウンスもあるではありませんか。このリゾートしらかみ、全席指定となっています。そのため私は１ヶ月前から指定席券を購入しておきました。しかしＪＲではこの日は「閑散期」、まさかこんなに非道い混雑なんて・・・。しかし、買えた私はいい方、非道いと区間毎に座席が変わることすらあったようです。
　ちなみにこの列車は４両編成で、「くまげら」編成（キハ４８系）です。シートピッチは結構広めに取ってあり、それなりにゆったりと乗車できます。

　次に木造、陸奥森田と停車しますが・・・実はそんなことそっちのけで４号車でのお楽しみがあります。それは津軽三味線の生演奏。他の号車から４号車に詰めかけてくるほどの人気です。なかなかの迫力でした。こうした楽しみはリゾート列車ならではです。
　列車は鰺ヶ沢に停車、そしてそのあと北金ヶ沢（きたかねがさわ）に運転停車（＝客扱いをしない停車）をします。ここで普通列車と行き違いますが、行き違いがなくても信号システム上、リゾートしらかみは運転停車するのだそうです。
　またその後、千畳敷駅付近では徐行運転をします。地震で隆起してできたとされる奇岩の風景がなんとも格別です。ちなみに、その「千畳敷」は、かつて津軽の殿様がここで千畳の畳を敷いて宴会を催したからという言い伝えがあります。

　深浦でリゾートしらかみ１号（青池編成）と行き違い、ウェスパ椿山と停車した後、十二湖では乗客が相当数下車していきます。五能線内最大の乗降があったといっても良いかと思います。逆にここから乗りこむ乗客もいて・・・。車内の混雑は収まりません。
　さて、もう時間も良いので車内販売でお弁当を買って食べます。「むつ湾産帆立釜めし」。去年も食べたあの味を今年も味わえるとは嬉しいものです。

　さらに岩館、あきた白神・・・と停車していきますがやはり乗降があります。そして能代、東能代と停車していきます。能代ではリゾートしらかみ３号（橅編成）と行き違い、東能代では進行方向が変わります。ちなみにこのリゾートしらかみ２号ではないのですが、一部の便では、能代駅停車中にバスケット（フリースロー）に挑戦でき、ゴールすればささやかな記念品が・・というそうです。

　そしてこの先、森岳、八郎潟と停車し、男鹿線が分岐する追分に停車します。この瞬間、秋田県から未乗車路線が全滅しました。４３都道府県目となります（この時点で残るは宮城、岩手、青森、北海道のみ）。
　そして秋田到着となります。３時間半に及ぶ乗車もそれなりに大変ではありますが、五能線普通列車で乗車していたらそれどころではありませんので・・・。

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