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2012年06月05日

オウム真理教と地下鉄サリン事件を知るために

カテゴリ：本

昨日から、テレビや新聞などで大きく報道されています。

あのオウム真理教の信者で、
地下鉄サリン事件の指名手配中の女・菊地直子の逮捕－－

今から１７年も前の事件ですので、あの事件のことを
知らない人たちも多いのではないでしょうか。

また、１７年という長い年月が経ち、国民の関心も薄れてしまって
いたのではないかと思います。

でも、このカルト宗教団体と、日本列島を震撼させたサリン事件、

その背景と真相は、まだまだナゾの部分が多いです。

東大や京大など一流大学出身者が、なぜ、こんな恐ろしい
大事件を引き起こしたのか？

そして、当時誰もその存在を知らなかった、
「サリン」という猛毒を使っての、日本で初めてのテロ事件－－

今回の報道を機会に、改めてオウムの問題について、
知っておくことが大事かと思います。

そこで、私が読んだり、ＤＶＤでみたりしたものの中から、
いくつか参考になる本・映画を紹介したいと思います。

ぜひ、参考にしてみてください。

■「地下鉄サリン事件」戦記　出動自衛隊指揮官の戦闘記録
福山隆
潮書房光人社

１９９５年３月２０日、東京を襲った未知の恐怖。
死者１２人、重軽傷者５５００人以上を数えた
未曾有の化学兵器テロの現場へ、「災害派遣」
出動を命ぜられた陸自連隊長の長い長い１日。
猛毒サリンの潜む地下鉄構内に部下を送り込
まねばならなかった指揮官の苦悩、そして最前線の
隊員たちの恐怖と苦闘を初めて明かす、
生々しい真実の記録。

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■救世主の野望　オウム真理教を追って／江川紹子

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■白い炎オウム真理教の真実 / 佐々木昇

カルト教団から脱出を図った主人公戸田の逃避行は、
自己の中に現れる戊辰戦争の幻影からの逃避でも
あった。オウム真理教と会津藩の悲劇を象徴する自害
という惨劇の場面がオーバーラップするなかで、
現代人の抱える精神の病根の深さと恐怖を喚起する

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■松本サリン事件　虚報、えん罪はいかに作られるか
河野義行

生命の危機を脱した時、えん罪事件は始まった。
警察は初動捜査に躓き、マスコミは使命を忘れ、
市民は無実の会社員を制裁した。残されたものは、
社会の悪習、報道や警察の欠陥システムだった。

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■王国への追跡　地下鉄サリン事件から１５年
オウム特別手配犯の潜伏先／吾妻博勝

外務省激震、悪徳外交官の不正ビザ売買の実態を暴く。
全国２９万人の警察官に告ぐ、オウム逃亡犯はタイ、
ミャンマー、ラオス国境、世界有数の麻薬危険地帯＝
ゴールデン・トライアングルで暗躍、麻薬武装勢力の
UWSA（ワ州連合軍）支配区にいる。
「走る爆弾娘」菊地直子の逃亡１５年を追った。

詳しくはコチラ

■[DVD] 日本の黒い夏冤罪

松本サリン事件を題材に、マスコミ報道と
警察捜査の在り方を鋭く問いながら、
日本マスコミ史上最大の汚点となった世紀の
誤報に隠された真実を描く骨太の社会派ドラマ。

「海と毒薬」「ひかりごけ」など社会派エンターテイメントの
第一人者・熊井啓が監督・脚本を手掛け、高度情報化
社会の危うさを見事に描いている。