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先日、レスキューした衰弱した成猫3匹ですが…
一向に快復する兆しはみられません。
鼻からの流動食は、この子達も辛いようだったので、
首に穴を開けて管を入れ直してもらいました。
なんとか自力で食べてくれるまでに
快復してくれると良いのですが…
一番状態の悪かったこの仔ファンは、
レスキューするときに、保健所の獣医師さんから言われました。
この仔にはもう看取りしか残されていないかも…と。
覚悟はしていましたが、ここまでだったとは・・・
右顔面の骨は、溶けてなくなっていました。
ここまでくるのにこの仔はどんなに痛かったか…
膿を出していくために、頬の皮膚は開けたままにしています。
レスキューして即入院だったので、この仔はまだ保護家を知りません。
抱く事もできません。
この仔はかなりきついと思う。
苦しみから解放させてあげる事も選択肢にあるのかもしれない。
安楽死
という選択を・・・。
面会の日、この仔は私の声に反応しました。
いいえ…安楽死を考えていた私への反応だったのかもしれません。
顔を何度も動かし、「母ちゃん…?」と確認してきた。
「ファン、偉いね。頑張ってるね。凄いね。」
耳元で声をかけると、右手を必死に伸ばしてきた。
その手に触れると、ファンの指先にキュッと力が入った。
ファンは・・・
生きようとしてました。
生きたいと望んでいました。
その選択が正しいのか間違っているのか、
・・・分かりません。
ですが、まだファン自身が諦めていない事は、
あの面会の日に、強く感じたんです。
もう少し・・・
もう少しだけ・・・
ファンの気持ちを優先する事にしよう・・・。
必ず元気になる日が来ると信じて。
ファン、ニンニン、みどり、三匹をレスキューした時に、
残して来てしまった半身不随の2匹。
この子達は、宮崎市の猫達をいつも気にかけて下さっている
Sさんの元へ…関西へと旅立ちました。
この仔は、「ケンちゃん」と保健所で呼ばれ、
職員さんから大きな愛情を注いでもらっていました。
完全な麻痺ではなかったので、
職員さん達のリハビリの効果で、
足を庇いながら上手に歩けるまで回復していました。
宮崎市保健所の職員さん達には、
本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さまのご支援で、犬や猫たちの現実を伝えるための
啓発イベント費100万円を達成することができました。
本当にありがとうございました。
250万円に到達することができれば、
当施設で保護している半身不随の犬達、半身不随の猫達が、
安全に過ごせる専用の部屋を作ることができます。
どうか、もう一度皆様の温かいご支援を、お力を、貸して下さい。
本当に本当に・・・厚かましいお願い事ばかりで申し訳ございません。
どうか、どうか・・・お願いします。
「クラウドファンディング」
※宮崎で保護される犬猫3800匹の命をつなぐ愛護センター設立を!
https://readyfor.jp/projects/hogoya
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