2015年11月14日
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カテゴリ: 宮崎市保健所

先日、レスキューした衰弱した成猫3匹ですが…

一向に快復する兆しはみられません。

鼻からの流動食は、この子達も辛いようだったので、

首に穴を開けて管を入れ直してもらいました。

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なんとか自力で食べてくれるまでに

快復してくれると良いのですが…

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一番状態の悪かったこの仔ファンは、

レスキューするときに、保健所の獣医師さんから言われました。

この仔にはもう看取りしか残されていないかも…と。

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覚悟はしていましたが、ここまでだったとは・・・

右顔面の骨は、溶けてなくなっていました。

ここまでくるのにこの仔はどんなに痛かったか…

膿を出していくために、頬の皮膚は開けたままにしています。

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レスキューして即入院だったので、この仔はまだ保護家を知りません。

抱く事もできません。



この仔はかなりきついと思う。

苦しみから解放させてあげる事も選択肢にあるのかもしれない。

安楽死 という選択を・・・。



面会の日、この仔は私の声に反応しました。

いいえ…安楽死を考えていた私への反応だったのかもしれません。

顔を何度も動かし、「母ちゃん…?」と確認してきた。

「ファン、偉いね。頑張ってるね。凄いね。」

耳元で声をかけると、右手を必死に伸ばしてきた。

その手に触れると、ファンの指先にキュッと力が入った。

20151114a.jpg

ファンは・・・

生きようとしてました。

生きたいと望んでいました。


その選択が正しいのか間違っているのか、

・・・分かりません。

ですが、まだファン自身が諦めていない事は、

あの面会の日に、強く感じたんです。



もう少し・・・

もう少しだけ・・・

ファンの気持ちを優先する事にしよう・・・。

必ず元気になる日が来ると信じて。





ファン、ニンニン、みどり、三匹をレスキューした時に、

残して来てしまった半身不随の2匹。


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この子達は、宮崎市の猫達をいつも気にかけて下さっている

Sさんの元へ…関西へと旅立ちました。

この仔は、「ケンちゃん」と保健所で呼ばれ、

職員さんから大きな愛情を注いでもらっていました。

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完全な麻痺ではなかったので、

職員さん達のリハビリの効果で、

足を庇いながら上手に歩けるまで回復していました。

宮崎市保健所の職員さん達には、

本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。





皆さまのご支援で、犬や猫たちの現実を伝えるための

啓発イベント費100万円を達成することができました。

本当にありがとうございました。

250万円に到達することができれば、

当施設で保護している半身不随の犬達、半身不随の猫達が、

安全に過ごせる専用の部屋を作ることができます。

どうか、もう一度皆様の温かいご支援を、お力を、貸して下さい。

本当に本当に・・・厚かましいお願い事ばかりで申し訳ございません。

どうか、どうか・・・お願いします。

「クラウドファンディング」
※宮崎で保護される犬猫3800匹の命をつなぐ愛護センター設立を!
https://readyfor.jp/projects/hogoya

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〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581
      山下 由美

090-4484-5165


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最終更新日  2015年11月15日 02時53分32秒
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