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登山靴やな
ハイキングで見た四季の山河、札所回りやさまざまことを俳句を通して表現したいと思います。
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テーマ： 山登りは楽しい(12265)
カテゴリ： 山登りは楽しい
霧の中、山頂へ黙々とかめのように向かった。
山あざみが所々咲いている。
山あざみ雲の雫を含みをり
ようやく山頂への道が近い石畳の道に出る。
山頂へ続く行列濃竜胆
この道にきたらやたら人が多い。
その中で動けなくなった女性がいた。
ご主人らしき人が５ｍほど先にいた。
「ここまで登ってこいや！それで休もう！」 と声をかけている。
それが登れないから立ち止まっているのに！と代弁してやりたかった。
たった５ｍなのにご主人は下りたくない。奥さんは登れない。
こんな状況を尻目にかめのように登った。
肩の小屋に着いた。
ランプ二個灯す山小屋霧深し
中も回りも人でいっぱいだ。
なかには山頂と間違えてゆっくりしている人もいた。
人が多いので休まずに山頂まで登った。
最初の写真が山頂である。
山頂碑建て替へられて天高し
霧があって天は低かったが。
山頂のふたつの耳に霧は濃し
山頂の碑が新しくなっていた。
始めてみるので新しかったが適切な表現か！
（偶然、古い山頂の碑をあるところで見た。明日！）
地図を見たら更に高いところ（オキの耳）があるというが霧が深くて断念し昼食を摂った。
しばらくしたら先ほどの女性が登ってきた。（めでたし！めでたし！）
昼食後、下山へと向かったが一瞬来た方角が分からなくなった。
登ってきたところがうろ覚えなのだ。
自分が登ってきた道と違う道から登ってきた団体があったので戸惑ってしまったのだ。
ようやく正気に戻り帰り道を思い出した。
運命の糸つながらぬ心太 心太・・・ところてん
になるところだった。
そういえばこの祠（肩の小屋の裏にある）にお参りしなかったからかも。
帰りに入念にお参りをさせていただきました。
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