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2005年01月18日
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なぜか印象に残っていた。
日本人留学生コースケにむかって
アメリカ人の女の子が言ったセリフ。

私が20前後の頃、地元の新聞に連載されていた小説
『坂の上の国?』といったか、舞台はサンフランシスコだった。

当時の私は、周囲からそんなふうな扱いを受けていた。
どんなふうに扱っても、何を言われても傷つかないクズ。。?
でも、私が粗末に扱われているという事実さえ、
誰も口にすることはなかった。

それはまるで、雨が天から地に落ちるように、
水が高みから低いところへ流れるように、
私が人並みの扱いをうけないことが、
当然のこととみなされていたからである。

理由はない。
私が私であったがゆえである。



当時の私は、この小説のこの部分が気になったけれど、
なぜかもやもやしたような、
うまく言い表せないで持てあますような感じだった。

おそらく、現実を甘んじて受けるしかない状況で、
現実をありのままに言い切れる強さや、
吐き出す場所があること、
それを聞いてくれる友だちがいるぶん、
この小説のなかの女の子が羨ましかったのだろう。


ところで、


生きがいとか、生きる価値というのは、いくら求めても
なかなか得られるものではないと思う。

自分の価値感は、
人に大切にされたから感じられるとも限らない。
自分で自分の価値を認めるだけでいい。

生きる目的とか意味なんてものもなくて、
ただあなたが生きること、生きてきたこと、これからも
生きていくこと、そのものに価値がある。


あるイギリスのテロリストが、のちに牧師になった。
子供のころから教会で寄付金をくすねたりワルガキだったが、
グループに入ってからは、なかなか抜けられなくなっていた。
堕ちていく彼を救ったのは、家族の愛情だった。

また、もと○○組の幹部も、牧師になった。
彼を救ったのも、妻の愛だった。

ヤンキー先生母校に帰る、のモデルになった青年は、
育ての親である祖父が自分を信頼してくれたことで、
大人の自覚ができたそうだ。

私に言わせれば、グレたりひねたりすることができる少年少女は、
まだ救われているし、自分に注意を引こうとする分、
甘えを表現できている。

むろん、その程度にもよるが、非行少年・少女になれるのは、
親がそういうことをやっても見捨てない親だからである。

厳しい親は、そんなことをしたら、
つまり自分の言う事を聞かなかったら、捨てると脅し、
実際にそうやってしつける。

ぐれることも反抗することも許さない。

その結果、行儀がよく、大人に素直で、
早くから『適応』したミニ大人ができる。

しかし、この子はまだ子供時代を生きてはいないし、
自分でそういった機会を求めなければ、
一生、子供時代の気持ちを味わうことすら、できないのだ。

子供時代は、人生の基礎を固める、とても重要な時期。
すべての子供が、親や大人のエゴから解放される日が、
いつやってくるのだろう。

去年の暮れ、私の通信心理学特別講座を申し込まれたある方が、
テキストを読んで感想を寄せてくださった。

「こういう機会を与えてくださって感謝と敬意を表します。
『プライベート・アイズ』を参考に、
失われた子供時代を取りもどしていきます」と。
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最終更新日  2005年01月18日 20時37分07秒


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