原田誉一の電脳通信

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2017.12.25
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テーマ: 身辺雑記(4423)
カテゴリ: 旅日記
今年の年末もスペインに行くことにした。昨年訪れたマドリードの旅話をし今回のスペイン旅のお誘いを大阪教育サークルはやしの例会でしたところ宮本さんが手をあげた。
「私も行きます。連れて行ってください」
「どこに行きたいですか」
「サグラダファミリアに行ってみたいです。あとは原田さんにお任せします。原田プランで」
こうして格安だったキャセイパシフィックの航空券を購入したのが夏ごろだった。

15:50関空4階Cカウンター付近で私は宮本さんと合流。マルコポーロのおかげで一番端のビジネスクラスの受付所で並ばずにチェックイン。さらにダブルブッキングで私はプレミアムエコノミーに昇格。私は受付のお兄さんに礼を述べる。いい出だしだ。
しかし宮本さんの帰りの航空券が1日ずれていた。気づいたのが昨日だ。予約変更できるかを受付のお兄さんに尋ねる。「調べてみます」と若い彼は受話器を取り電話の相手にいろいろ説明しその対応策を訊いてくれた。
「33000円の追加料金がかかるらしいのですが、詳しいことはあちらでご案内します」
われわれは彼についてビジネスクラスの受付所から一番遠い受付所に行った。
「後ほど東京にあるキャセイの予約課に電話をかけてください」黒縁メガネの別の男性受付員がいう。今ここで電話してくれればいいのに。そう思ったが、われわれは出国手続きを急いだ。
紀陽銀行で両替を済ませて、USJのような長蛇の列に並び30分後に出国審査を終える。宮本さんは公衆電話を見つけてキャセイの予約課に電話をかける。宮本さんも私も携帯電話は携帯していない。100円玉2枚では東京への電話は途中で切れる。100円玉はもうない。電話券(テレホンカード)はもちろん10円玉もない。私は千円札をくずすためスターバックスで248円のドーナツを1個買い、お釣りの10円玉と100玉を握りしめ再び宮本さんのいる公衆電話へと急いだ。ところが何度かけてもつながらない。時間はどんどん過ぎていく。もう搭乗時間だ。
「搭乗口でキャセイの人に事情を説明して予約変更をしてもらおう」
私はそう言って宮本さんとともにシャトル列車に乗り込んだ。2番搭乗口ではほとんど搭乗を終えていたが、先ほど受付をしてくれたお兄さんがいたので話は早かった。お兄さんは担当のお姉さんに事情を説明してくれる。宮本さんは現金33000円をそのお姉さんに預け予約変更と発券手続きを託した。








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最終更新日  2018.01.02 04:41:45
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