変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2012/12/27
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 赤かぶ検事シリーズの「疑わしきは罰せよ」に収録のでんがな~あ。「野生時代」の昭和50年4月号に掲載。

 山中で全裸の女性の死体が発見された、前科があったので、身元はすぐに判明されたのだ。
京都の神社の事務員をしていて、横領の罪で服役、仮釈で出たばかりの女の滋子だったのだ。
遺留品は京都の宝ヶ池のレストランのブックマッチ、ちぎり方から左利きと判断された。
神社の宮司が横領していたのだ、ばれそうになって、友人の事件師のような男に相談した。
男は滋子におまえが横領した事にしてくれと話を満ちだした、謝礼は1億だ、とりあえず1000万払うという。情状酌量で執行猶予がつくだろうからと言うので、引き受けた。滋子は宮司に抱かれたこともあるのだ。
滋子は9000万の公的証書を作ったのだ、宮司が支払わなければ差し押さえが出来るというのを・・・

滋子が仮釈で出ると、約束が果たされていなかった、病気の母の面倒を見てやると行っていたのに、母はのたれ死んだのだ。それで、公的証書を盾に取り、神社の初詣の賽銭の差し押さえという強制執行に出たのだ。
手に余った、宮司と事件師は、滋子を殺したのだ、だがアリバイがあるので、どうにもならぬ。

事件師は殺し屋に殺人を依頼したという、片眼のジャックと言われる男に、前科持ちで手配されている男だ。殺人教唆は認めたが、犯人が捕らえられて有罪にならない限り、日本の法律では罪にならないのだ。
それで、片眼のジャックを追うことになるのだ。

だが、宮司の韓国旅行でアリバイが崩せると見た赤かぶ検事は、韓国に飛び、宮司の相手をした妓生から、数日一緒でなかったと知ったのだ。おそらく、密航して日本に来て、犯行を犯して戻ったんだろうとな~あ。

最後は、赤かぶ検事の勝利になるんですがな~あ。マッチのトリックもちょいとピーンと来なかったな~あ。
密入国なんてなーあ、ちょいと意表を突いてまんがなーあ・・・・

公的証書と言うものがどういうものかが、よくわかったな~あ。
作成の理由はどうでも言い、金の貸し借りの額が問題となるんですな~あ。





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最終更新日  2012/12/28 10:49:27 PM
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