9/27友達と紅葉前で空いている谷川岳一ノ倉沢を
のんびり散策して来ました。
一ノ倉沢までは3.3キロ。
歩き始めの標高が750mあり木陰も多いので
暑い日でしたが汗もかかずに歩けました。
2016.9.27 10:15
途中にある谷川岳への西黒尾根登山口。
一回り年上の友達は日本百名山を踏破した山歩きのベテランで
3年前には単独でここから登ったそうですが
去年膝に人口骨を入れてからまだ本調子ではなく
緩やかな道はリハビリに丁度良かったようです。
マチガ沢到着
昔、この辺りには3軒の宿があったらしく、畑や墓跡が残っているそうです。
新潟から清水峠を越えて夕暮れ時に山道を下ってきた人が、この辺りで灯火を目にして
「あゝ町が見える」と喜んだのが「マチガ沢」の由来だそうです。
こういう説明書きは昔の様子が垣間見れて有り難いですね。
笠ヶ岳 朝日岳 白毛門が青空に映えて♪
友達は何度も登っているようで羨ましい…。
一ノ倉沢出合には駐車場があり、何年か前までは車で行けましたが
現在はマイカー規制されているので
足の不自由な方や小さなお子さんを連れたご家族向けに電気バスが運行しています。
一日7往復で、1便に付き9人まで乗車可能。
上の方が雲に隠れ幻想的な一ノ倉沢
白い部分は雪渓です。
一ノ倉は世界で最も困難な岸壁の一つで
日本アルプスの劔岳、穂高岳とともに日本三大岩場
群馬県と新潟県の県境にある三国山脈に連なる谷川岳(標高1977m)は日本百名山の一つ。
山麓からのロープウェイを利用して登る初級者向きルートは
殆ど危険な個所もなく遭難者も少ないのですが
谷川岳の東側にある一ノ倉沢は、岩壁が連なる急峻な地形で成り立っていて
遭難などによる事故死は700名を超え、1つの山の死者の数としては世界一。
幽ノ沢に向かう途中の岩に沢山の慰霊碑がありましたが殆ど若い人でした。
帰り際、電気バスが丁度発車時間で
友達は下りはまだ不安が残るので乗せて戴きました。
氷河の吐息(バスの窓から撮影)
古代に氷河が押した岩(モレーン)によって出来た
岩と岩の隙間を縫うように流れる雪解け水の冷気が
バスの中まで入ってきました。
ガイドさんのいない時間だったので運転された方が案内を。
ここのブナの木肌の美しい理由など、何度も停まって説明して戴きました(^.^)
バスを途中で降り
ロープウェイ土合口駅上にある谷川岳山岳資料館に寄りました。
1階
2階
登山用具や谷川岳に関する資料、写真などが展示。
入館は無料、毎週木曜日が休館。
資料や写真が充実しています。
ここまでは家から車で1時間ちょっとで来るのに
二人とも久しぶりに一ノ倉沢まで歩きました。
これから紅葉が進むとより歩くのが楽しくなりますね。
(例年は10月中旬~下旬が見頃)
* * *
土合駅から一の倉沢まで約5キロです。
(JR駅からハイキング案内図)
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