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今月は3人在宅でお看取りしました。「家で死にたい。」その思いがある方のご希望をかなえるために、在宅医・看護師・ケアマネ・ヘルパーがチームで支えます。がんの終末期の方の場合は、在宅の期間が短いことが多いです。残された大事な時間を、大切なご家族と一緒に、自分で築いてきた家で過ごすことをお手伝いします。そのためには、痛みなどの苦痛が出来る限りないようにします。つまり緩和ケアです。病状、症状によっていかにその苦痛を取り除くか、先生の処方と、看護師のケアが重要です。そのためには、良い関係を作ることが大事です。しかし、短い期間で関係を作るのは難しいことでもあります。
2005.10.27
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この1ヶ月に在宅で2名の方を看取りました。1名は癌の末期の方です。単身赴任先の病院から自宅へもどりました。告知され、余命短いことも伝えられているにもかかわらず、大変穏やかな表情でした。和やかに1時間ほど昔話や、御本人の仕事の話などをして初日の往診を終えました。6日目の朝、会話しながら看護していた家族が、ふと台所へ立ってもどって来たら呼吸が止まっていたそうです。もう1名の方は結核後遺症の慢性呼吸不全の末期の方です。病院ではナースコールを頻回に押しイライラし、苦しい死にたいと訴えていた方だそうですが、自宅へもどったら、非常に穏やかな表情になっていました。往診の帰り際に、娘さんと、この体調ならお風呂に入れてあげられると良いですね、などと雑談を交わしました。しかし翌日未明に息を引き取りました。2例とも、ご家族は、てきぱきした訪問看護婦の仕事ぶりに、何とか在宅でもやれそうだと安心し、御本人の表情の穏やかさに驚いていました。しかし惜しむらくは、もう1週間早く在宅にもどれたら、いろいろとできたのではないかと思いました。 合掌。
2005.10.27
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医療はどんどん専門化してきます。しかしまたその一方で、身体全体を見ることや、人間全体を見ることができるオールマイティな医師の必要性がいわれています。大切な命を預ける医師を選ぶときには誰もが慎重になります。「どこのお医者さんがいいでしょうか?」とよく聞かれます。「相性もあるので、まずいって見てよくお話ししてみたらいかがですか」と答えます。最近、「○○クリニックの○○先生はどちらの大学を出てらっしゃいますか?」と聞かれたりします。良い「かかりつけ医」を見つけるためには出身大学より、まず、会ってみて、ちゃんとお話しをされることです。
2005.10.13
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理事長S先生は、若かりし頃、ヒマラヤにも登ったことがある山男。お医者様にしては珍しく、顔は年中真っ黒です。この夏休みには、黒部の源流に行ってこられました。青く澄んだきれいな空と、切り立つ山、そして、澄みきった清流先生のデジカメに写るすばらしい景色。「ここで5メートルくらい、流されちゃってー。」ニコニコえ~!危ないじゃないですかー!!そろそろ危ない山は控えたほうがよろしいかと思いますよー。年齢と体力に合わせた山を選んでくださいませ。お願いします。
2005.10.09
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理事長のS先生は、ステーション開設当初からのお付き合いです。思い起こせば、面接もS先生でした。「僕は黒子になるから、君たち看護婦がどんどんがんばりなさい。」とおっしゃいました。面白いことを言う先生だなーと思いました。でも、口では上手いことを言って、看護婦をこき使うつもりかも・・・とうたぐりぶかい私はおもってしまいました。が、それはあくまで私の邪推でした。本当にS先生という人は、まっすぐな人で、人の悪口を言っているのを聞いたことがありません。これは本当に凄いことだと思います。私なんて人間ができていないもので、すぐ、人のせいにしたがるのですが、S先生は人のせいにしたり、人を悪くいうことはまずありません。本当に尊敬しています。先生、別に先日のケーキのお礼にゴマすってるわけじゃありませんからね。でも、ケーキの差し入れはいつでも大歓迎で~す!とみんながいってますぅ。
2005.10.09
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アンケートの集計を続けています。利用者アンケートは一応データを入れるだけ入れました。分析はこれからです。昨日から、医師会会員のアンケート集計に入りました。先生方が在宅にどれくらい興味があるかを聞いています。思ったよりも、在宅や往診をやってもよいという意見がみられて、うれしくなりました。高齢社会のなかで医療に求められるものも変化していきます。来年はまた、診療報酬の改定があります。熱意と高いスキルをもった医師が正しく評価されるように、と願っています。エクセルに打ち込む作業は老化の始まった眼につらいですぅ~。
2005.10.06
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在宅ケアチームの役割はそれぞれとても重要ですが、なかでも医師の役割はやはり要になります。うちの理事長のS先生は「看護師やヘルパーが主役だから、僕は黒子になって応援するから」といってくださいます。これは、ステーションを始める時から一貫してそうおっしゃています。在宅医のM子先生は孤独と言われていましたが、看護師やヘルパーだって、病院や施設とちがって、一人でお宅に訪問することが多いので、不安はいっぱいです。でも「何かあったら、先生に」というところが担保されているので医師会の先生だと安心です。(大きな病院で決まった曜日だけ外来に来ている先生が主治医だと不安なんですよね。)頼りにしていますから、先生方、宜しくおねがいします!
2005.10.03
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私は在宅を始めて10年になる医師です。難病の方の往診をと思い、在宅往診は好きではじめましたが、やはり孤独です。お宅にお伺いしても役に立てない無力感におそわれる事もあり、毎日、毎日家族の方はいろいろなことに不安や疲れがあり、私一人では何の役にも立ちません。この医師会で訪問看護師さん、ヘルパーさん、ケアマネジャーさんとチームを組んで患者さんにかかわるとき、本当に人の力はすばらしいものがあると実感できます。チームの一員として個性を出し合いながらお互い切磋琢磨しています。私はもう、孤独ではないかも・・・!
2005.10.02
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