広島カープ考察

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2026.03.28
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カテゴリ: 広島東洋カープ


『新生カープの幕開け』

 本日の広島は6-5で延長戦の末に中日を相手にサヨナラ勝ちを収めました(​ twitter ​)。
先発 床田 は球速こそ出ていたものの、少々球が甘く入りがちなところを中日打線に捉えられた印象で、2回で7安打を浴びる苦しい立ち上がりとなりました。
それでも以降は出力を抑えめにした丁寧な投球にチェンジ、5回を投げて9安打5奪三振無四球2失点と役割は果たしました(5:8:4:2)。
直球で押していきたいとの事でしたが、batted ballを見てもフライやライナーが多く、床田らしくない投球内容だったでしょうか?
できれば140キロ中盤で低めに集めるという事ができればなと思います。
2番手 斉藤汰
3番手中崎はいきなり死球、ヒットと大ピンチを背負うも細川、福永、サノーという相手の強打者らを相手に3者連続三振、ここで踏ん張ったのが後に効いてきました(1:0:0)。
4番手 赤木 は中日打線を相手に一死も奪えないまま5安打1四球と苦しい投球、オープン戦の時から高めに球が集まりがちなところを狙われた格好となりました(4:1:0)。
ただゴロは打たせられており、スリークォーターですから今後はカットボールやツーシームといった動かす球の習得が望まれるでしょうか。
5番手 は0.2回1奪三振1四球無失点(0:1:0)、最速149キロ(140キロ後半も何度か計測)しており、ようやく戻ってきたでしょうか。

 一方野手陣は苦手意識の強い先発柳の制球良く変化球を配した投球に翻弄されて中々得点できずに迎えた5回、先頭の代打 秋山 がレフトへの打球を打ってレフトフライかと思われましたが、この打球を細川が捕球できずに三塁打となり、続く 平川 の二塁ゴロの間に生還して1点を返します。
しかしながらその後はチャンスどころかヒットも打てず、9回に痛恨の3点を奪われて万事休すか?と思われましたが、9回に先頭ファビアン、菊池、坂倉の2連打と四球で無死満塁となると、一死から代打 モンテロ が甘く入ってきたツーシームを捉えて2点タイムリーヒットとなると、続く平川が3-0から何と思い切って強振、完全に振り遅れて詰まらされるもレフト線へ落ち、更に樋口が突っ込んできた事もあって打球を後ろへ逸らし、転々としている間に代走の大盛が生還して奇跡的に同点に追いつきます。
勝田 が1-0からの高めの直球を振り抜いてライト線へのサヨナラタイムリーとなって劇的な開幕戦勝利となりました。

 劇的な逆転勝ちの裏にはミスが大きく影響したように思います。
まず秋山の打球は普通に捕球できる打球、結果的にこの1点がなければ9回で試合は終了していたわけで、中日側からしてみれば無駄な失点だったと思います。
そしてモンテロへの配球、やはりモンテロはどうしても回転が早い?という表現が正しいのでしょうか?これまでと同様に初球の逃げるスライダーに空振りしており、私が捕手ならば全球外のスライダー(1球だけボールゾーンにツーシームを投げるかな?ぐらい)を要求したと思いますが、2球目にツーシームを投げ込んできました。
それまでの打者にはいずれもツーシームを打たれている上に上記の通りモンテロには弱点があるだけに、正直配球ミスだったように見えました。

これは2016年の日本シリーズにて松山が無理に突っ込んで捕球できずに後ろに逸らしてしまった事を彷彿させるプレーとなりました。

 ただし、こちらも少し首を捻りたい采配があるのは事実で、1点差のマウンドに赤木を投入し、チャンスの場面でも平川や勝田を打席に立たせるなど育成に主眼を置いた采配をしてきましたが、ならばやはり守備位置も今後を見据えた布陣にした方が良いのではないかな?と感じます。
モンテロもチームで数少ない長距離砲候補ですから開幕前からスタメン落ちするよりは弱点を指摘して二人三脚で矯正に取り組みながら2軍でも打席機会を与えるとかしても良かったように思います。
また、内野兼緊急用捕手の二俣が割と早い段階で代打で起用されてそのままま交代となるなど少し疑問に感じる部分があり、その辺りは再考の余地ありなのではないかな?と感じます。

 続いて個人を見ていきますと、秋山が昨季までの背中を見せるような動作がなくなっており、今季はこれまでと違って案外まずまずの成績を残すかも?しれませんね。
そして勝田は最後の最後で勝田らしい引っ張った打撃で、150キロの高めの直球をモノともせずに弾き返して痛烈な打球を放って見せました。
俊足巧打の選手でもこれぐらい振れる打者にならないと今後のWBCでは厳しくなってくると書いたばかりですが、勝田が実践して見せましたね。

 そして貴重な同点タイムリー二塁打を打った平川ですが、ラッキーな二塁打だったかに見えますが、実は 「あの打撃こそが大谷理論」 と言えるのかな?と思います。
もう一度​ 記事 ​を掲載しますが、「スイングの軌道がボールの軌道に合っていればボールの真後ろを叩けるし、そういう軌道をバットが通っていればタイミング遅くれても早かったとしても早ければライトへ、ドンピシャならセンターへ、遅れればレフトに行くだけ」と語っています。
この打席の平川は合わせるような打撃ではなくフルスイングする事ができており、結果としてはかなりタイミングが遅れて差される結果となりましたが、持ち前のスイングスピードがあったからこそ生まれたのではないかな?と思います。
今日は左打席は何となく田村っぽい打ち方(二塁ゴロの打撃は正に似ている)で変化球に翻弄され、やはり右打席ではバットを持つ手がかなり背中側に入るので顔の右側から手がはみ出すぐらい引いていました。
それでもオープン戦では押っ付け気味の打撃で何とかしていましたが、やはり本番では内角球に突っ込まれて3球三振を喫するなどまだまだ課題があるのは分かります。
ただそれでも平川に投資していきたいという思いはあり、これからもできるだけ1番で打席機会を得て自身の課題を克服していく為に試行錯誤して主力へと駆け上がって欲しいなと思います。






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最終更新日  2026.03.28 01:04:38
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