「徹子の部屋」の今年最後のゲストはタモリだった。昨年の彼の「新しい戦前ですかね」という言葉は一時様々なところで引用されたことを思い出す。彼がそう言ったとき、黒柳は特に何の反応もなく、次の話題に移ってしまったとき、こういった発言に対しては特段の反応をしない人なんだなという思いが残った。
さて、今年のタモリの語りなのだが、幼い時の思い出が二つでてきた。
まず、竹の生えているところへ行って、竹を切ってずるずる引きずりながら歩いて、あたりが開けている小高い丘に着くと、「ばんざーい ! 」と大きな声で叫んで、また竹を引きずって帰って、倉庫のところに立てかけておいてその竹をじっと見ていたそうだ。竹で何かを作るでもなく、ただ見ていたという。なんだか、中国の隠者のような噺だ。
もう一つ。彼には友達が居なかったという。クラスのボスとそりがあわなかったらしい。
ただ、その後で彼は以下のように言った。
そのボスには何人かの子分がいたんだが、ボスの身長が伸びず、成績も芳しくなかったため、子分は一人また一人と離れていき、最後に義理堅い奴が一人残った。俺はそれをずっと見ていた。
黒柳は、栄枯盛衰をずっと見ていたわけね、と言ったけれど、私はタモリという男の根っこにあるものを見たような気がした。
「ぶらタモリ」と並ぶ人気番組「鶴瓶の家族に乾杯」の中心人物二人は、決して二人だけで旅をしたり、番組をもったりしていない。気を悪くされる方がいらっしゃるかもしれないが、私は鶴瓶が好きではない。笑顔がどこか胡散臭い奴だと思っている。タモリに対しては、そんなことはおもったことがない。なぜかは説明ができない。
朝日放送が、「徹子の部屋」にタモリが出演した回を全て放映して欲しいななどと考えた。
こうして一年が終わっていく。
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MoMo太郎009さん
SEAL OF CAINさんComments