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2006年10月19日
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カテゴリ: スクェア関連
タモリ『ラジカル・ヒステリー・ツアー』ジャケット

楽団員のやっとこ氏に協力いただいて、ようやく聴くことが出来ました。

1981年5月リリースのこのアルバム、プロデューサーがスクェアの初代プロデューサーでもある伊藤八十八さんということで、スクェアが同年2月から4月にかけての録音に参加しております。

また、リリース記念ツアー(1981.04.29~1981.08.27。タモリ初の全国ツアーだそうです)にもスクェアはバックバンドとして参加し、11月リリースのスクェアのアルバム『MAGIC』にタモリがゲスト参加する素地を築きました。

このアルバム、スクェアのアルバムでいえば『ROCKOON』と『MAGIC』の間、つまりスクェアの歴史における第I期と第II期の間にレコーディングされた作品でもあり、スクェアの音楽性の転換期を象徴する一枚といってもいいかもしれません。

では、このアルバムの収録曲の紹介を。
ヴォーカル曲と曲の間にはタモリによる探偵風の寸劇が収録されています。
ジャケットの写真が探偵風なのもうなづけます。
【SIDE A】
01
ラジカル・ヒステリー・ツアー
作詞:タモリ/作曲:久米大作
 A Detective's Story : Scene 1 - in a house, Take 15
02
イケネコ・ドドネコ
作詞:タモリ/作曲:鈴木宏昌
 A Detective's Story : Scene 60 - in a supermarket, Take 183
03
雨降り午後
作詞:タモリ/作曲:安藤正容
 A Detective's Story : Scene 24 - in a car, Take 97
04
ミンク・タッチ
作詞:タモリ/作曲:久米大作
 A Detective's Story : Scene 93 - on a train, Take 345
【SIDE B】
01
狂い咲きフライデイ・ナイト
作詞/作曲:桑田佳祐
 A Detective's Story : Scene 122 - on a beach, Take 467
02
スタンダード・ウィスキー・ボンボン
作詞/作曲:桑田佳祐
 A Detective's Story : Scene 163 - carchase, Take 592
03
クレイジー・ガイ・ライク・ミー
作詞:L.Hennrick/作曲:鈴木宏昌
 A Detective's Story : Scene 208 - on a spaceshuttle, Take 826
04
惑星流し
作詞:タモリ/作曲:安藤正容

 A Detective's Story : Scene 2001 - final message, Take ∞
05
ラジカル・ヒステリー・ツアー:テイク2
作詞:タモリ/作曲:久米大作

SIDE Aの1曲目と3曲目、4曲目、SIDE Bの4曲目と5曲目の5曲でスクェアが演奏しております。

この2曲以外はタモさんの作詞の所為か言葉遊び的な要素が多く感じられます。
全曲通してバックの演奏のクオリティーが高い点にも注目したいところです。
特に「惑星流し」のサックスソロなんかはまさに泣きの伊東といった感じですよ。

そのほか詳細は下の写真を参照のこと。スクェアのほかにも若き日の一流のセッションミュージシャンの名前が確認できます。

参加アーティスト

ここで注目したいのはスクェアのメンバー。
安藤正容(ギター)
伊東毅(アルト・サックス)
久米大作(キーボード、アレンジ)
山本智彦(ベース)
永田敬一(ドラムス)……A-1、4、B-5(B-5は表記はないがA-1とほぼ同曲のため)

仙波清彦(パーカッション)

青山純さんが退団した直後に加入した永田敬一さんのスクェアとしての演奏が聞けるのはこのアルバムだけといっていいでしょう。
詳細は不明ですが、当時既に退団していた仙波清彦さんと青山純さんが参加しているのも興味深いところであります。
また、結成当時からのオリジナルメンバーでもあったベースの中村裕二さんが退団され、山本智彦さんが加入しているようなんですが、この方については情報が余りありません。
なお、『25周年本』によると、リリース記念ツアーの段階で既に田中豊雪さん(ベース)、 清水永二 さん(ドラムス。翌年脱退し、後任は長谷部徹さん)のリズム隊が、オーディションで加入しているということですので、この時期、相当メンバーの入れ替わりが激しかったのでしょう。


なお、スクェアが歌もののバックバンドをしている例がほかにもあります。
1983年2月21日にリリースされた遠藤響子さんのセカンドアルバム『Green Room』(SJX-30218 LP 廃盤)です。そちらの詳細については、 2004.09.15付駄文 を参照のこと。





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最終更新日  2006年10月29日 20時31分58秒
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CD化されます。  
WESING さん
ここへメッセージを書くのは初めてだったかな?

12月19日に発売されるそうです。
たぶんbounce recordです。
このアルバムは発売当時にレンタルしたんですけど、気に入ったにもかかわらずその時はレコードを買わなくて、CD化されたら買いたいと思ってました。 (2007年10月09日 22時59分28秒)

追伸  
WESING さん
遠藤京子名義でしたが、この人のレコードは発売当時に買いました。 (2007年10月09日 23時01分47秒)

初コメントありがとうございます。  
♪WESINGさん


遠藤さんのアルバムもCD化されるとうれしい限りなんですが。 (2007年10月10日 02時59分40秒)

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