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2007.05.26
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 これは、表題に示した通り、アブラムシを食べるヒラタアブ類の蛹(囲蛹)なのである。


ホソヒラタアブの囲蛹(上から)
上から見たホソヒラタアブの蛹.長さ約7mm.成虫の腹部の模様が

透けて見えている.右端の眼の様なものは尾端にある後気門

(2007/04/29)



 もうかなり前のことになるが、グミの葉上にこのヒラタアブの蛹を見付けた。早速写真を撮ってみたところ、蛹の殻を通して既にアブの模様が見えている。ヒラタアブ類の飼育をしたことはないが、多分明日羽化するに違いない。グミの枝を切って、飼育箱に確保した。

ホソヒラタアブの囲蛹(横から)
ホソヒラタアブの蛹.横から.カタツムリの子供ではない(2007/04/29)



 ヒラタアブ類の幼虫は、ハエの幼虫と同じく、頭部は細く尾端の方が太い。だから、この写真を見て、細い方が頭と思うと大間違いで、実際は丸い方が頭。一番上の写真で、右端に眼の様なものが1対見えるが、これは眼ではなく幼虫の尾端に位置する後気門である。

ホソヒラタアブの囲蛹(前から)
ホソヒラタアブの蛹.前から、お尻ではない(2007/04/29)



 普通、昆虫が蛹から羽化するときは蛹の背が縦に割れる。しかし、ハエやアブの内、環縫群(環縫短角群)と呼ばれる仲間は、囲蛹が横に割れて成虫が出てくる(本来は環縫群がハエ、背中の割れる直縫群がアブなのだが、名称が混乱していて、アブと名が付いても環縫群に属すものがかなりあり、また、その逆もある)。

羽化したホソヒラタアブの雄
羽化したホソヒラタアブの雄(2007/04/30)



 予想した通り、次の日にホソヒラタアブが羽化して来た。左右の複眼の間隔が狭いので雄である。

 下に、囲蛹の抜け殻を示した。囲蛹が横に割れているのが良く分かるであろう。

ホソヒラタアブの囲蛹(抜け殻)
ホソヒラタアブ囲蛹の抜け殻.(2007/04/30)



 実はその他にも、蛹化したばかりのヒラタアブ類の囲蛹を3個見付けた。しかし、その内の1個は葉から滑り落ちて無くなり、残りの2個は確保したが、1個からは全長2mm位の微小な寄生バチが沢山出て来たし、もう1個からは未だに何も出てこない。ヒラタアブ類の羽化成功率は意外と低いのかも知れない。







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最終更新日  2007.05.26 09:19:59
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