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2016.07.07
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カテゴリ: 昆虫(甲虫)
 今回も、前回と同じく、4年前の6月に撮影した虫を紹介する。
Anthrenus verbasci )である。この虫、この辺りでは春に咲く ハルジオン等の花に良く見られる が、今日紹介するのはイタリアンパセリの花に来たものである。


ヒメマルカツオブシムシ1

ヒメマルカツオブシムシ( Anthrenus verbasci
イタリアンパセリの花の上に16頭も居る
(写真クリックで拡大表示)
(2012/06/08)

 前年に植えたイタリアンパセリが年を越して開花し、それに集っていた。もう紹介済みだと思っていたのだが(実は 別のWeblog であった)、余りに沢山来ているので、つい写真を撮ってしまった。上の写真中に16頭も居る。


ヒメマルカツオブシムシ2

ヒメマルカツオブシムシ.触角がぼけている
(写真クリックで拡大表示)
(2012/06/08)

 体長は2.5mm前後、色や触角の形状は異なるが、体の輪郭は ルリマルノミハムシ に似ている。ルリマルノミハムシの方が少し大きい。
 保育社の「原色日本甲虫図鑑III」に拠れば、体長は2.0から3.2mm、個体差が大きい。これは、一枚目の写真を見ても良く分かる。この手の虫は、餌が少なくても途中で死なないで何とか成虫になる様で、それで幼虫時の栄養状態によって大きさに大差が出る。


ヒメマルカツオブシムシ3

ヒメマルカツオブシムシ.色がかなり違う
(写真クリックで拡大表示)
(2012/06/08)

Anthrenus )に属す。上科については、上記図鑑ではカツオブシムシ上科(Dermestoidea)となっているが、どうも現在ではナガシンクイムシ上科(Bostrichoidea)に入れるのが普通らしい。この上科には、以前紹介した我が家の大害虫 ジンサンシバンムシ が属すシバンムシ科(Anobiidae)、乾燥標本を食害するその名もヒョウホンムシ科等、乾燥動植物や木材の大害虫がゴロゴロしている。


ヒメマルカツオブシムシ4

横から見たヒメマルカツオブシムシ
(写真クリックで拡大表示)
(2012/06/08)

 この手の屋内害虫に付いては、別のWeblogで少し詳しく書いたので、興味のある方は 此方 をどうぞ。





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最終更新日  2016.07.07 17:52:30
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