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2011.10.29

スキーラダーのマフラー

カテゴリ：手あみ

「12月にうちのアトリエでバザーやるから、編物の小物をいくつか提供してくれる？」

ソーイングをしている知人から、こんな依頼がありました。

ここのブログでも書いているとおり、このところいろいろと忙しくて、なかなか時間がとれません。

でも、せっかく声をかけていただいたので、微力でもなんとかお役に立ちたい。

そこで、手の込んだものではなく、あまり時間をかけなくてもそれなりに見栄えのするものを作ることにしました。

そういうときに重宝するのが、はしご状のテープヤーン。

パピーの「フリルテープ」シリーズなんかはその筆頭株ですね。

今回は、スキーの新商品「スキーラダー」で１カセ編み切りマフラーを編んでみました。

はしご状のテープヤーンは、テープの片側に細い糸がハシゴのように２本渡っていて、外側の１本を棒針で引っ掛けてガーター編みを編むことで、テープ部分が編み地にモッコモコと密になって現れます。

で、サクサク編んでいったところ、「あれっ？」ということが起こりました。

途中、数十cmにわたり、フサフサが抜けていたのです。

blog20111029_01

使用糸：スキーラダー　col.101
使用針：棒針８号

これは…？

不良品と言えばそうなのでしょうが、この程度なら、よくある「製糸過程で出現する結び玉」と同じようなものなのでしょうか。

これが、何十cm、何mにも渡ってこうだったら、メーカーに連絡しなければなりませんが。

結局、１時間程度で幅7cm、長さ90cmほどのミニマフラーができました。

blog20111029_02

で、これ、いくらで売る？

バザーだから、あまり高い値を付けると売れないよね…

かと言って、原価割れの値を付けるわけにもいかず…

そもそも、手あみの作品の値段、相場はどれぐらい？

どこかで聞いた話では、糸代プラス工賃として糸代の３～５倍をとるとか。

名の知れた作家やブランドなら、それにさらにいくらかプラスしますよね。

でも、編む時間なんか考えたら、相当高くしないと全くもって割に合いません。

ようわからんので、バザーの主催者と相談して値段を決めることにします。