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2015.07.08

トップダウンのセーター

カテゴリ：手あみ

数ヶ月前、いろんなところから、「面白いセーターの編み方がある」と教えてもらったものがあります。

それが、これ↓

【楽天ブックスならいつでも送料無料】セットインスリーブみたいなトップダウンのセーター

これは、ネックから編み始めて、裾・袖口に向かってぐるぐる編んでいき（一部往復編み）、

とじはぎ・袖付けなしでセットインスリーブのようなプルオーバーが出来上がる、というもの。

丸ヨークセーターやラグラン袖セーターなら、同じようなコンセプトのものがありましたが、

セットインスリーブのようになるのは、今まで見たことなかったな…

この技法、もともとは海外編物SNSのRavelry で紹介されていたもの。

これを、日本ヴォーグ社が邦訳して出版しました。

編み方の説明は、元々は文章のみでの説明だったようですが、

何人もの人が言うものですから、私も編んでみたくなりました。

家に転がっていた安い毛糸で、とりあえず編んでみました。

使用糸：B&Q NeoWool 純毛並太段染
使用針：棒針8号、6号

目数や段数は本の通りに編んでみました。寸法もほぼ本の通り。

へぇ、本当だ、セットインスリーブみたい。（画像ではわかりづらいですが）

多くの部分を輪針でぐるぐる編めるので、編むのはとても楽。

なんたって、とじはぎ・袖付けがない（シームレスニット）というのはかなりのポイント。

さらに、もしボーダー柄で編んだとすると、身頃と袖で縞が合うんだって！

ただ、すべてがうまくいっているわけではありません。

編み方が楽な分、犠牲になっているところもあります。

アームホール寸が大きくなり、ちょうどドルマンスリーブに近いような形の袖になっています。

ですから、腕を大きく上げると脇が持ち上がります。

あとは、袖幅がやけに細いとか、シルエット的にいろいろあるのですが、

これらは、目数や段数を調整することによって修正できるかどうかは、研究してみないとわかりません。

まぁとにかく、こうして編んでみて、いろいろなことがわかりました。

…と思ったら、この編み方とは別のところで、実はちょっとした問題がありまして…

（つづく）