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2011.11.05

ムラサキカガミ

カテゴリ：その他

今日、とある百貨店に寄る機会があり、メンズファッションのフロアを覗いてみました。

そしたら、フロアに降りた瞬間、ハッと感じたのが、「紫」。

今年のメンズの流行りは、どうやら紫のようです。

全面が紫、というわけではなく、部分的に紫を取り入れているものがたくさんありました。

一昨年ぐらい、デパートのレディスファッションの階を見て、やたらと紫が並んでるな～、と思ったのですが、それがそのままメンズに移ってきたという感じです。

紫は、昔から高貴な色として扱われていました。

その理由の一つは、紫の染料がとても貴重だったから。

紫根（しこん）か貝紫ぐらいしか紫色に染まる材料はなく、特に貝紫は異常に高価だったとか。

貝紫については、千葉県香取市（旧小見川町）の老舗の呉服屋にある「夢紫美術館」というところで展示を見たことがあります。

そうそう、私、幼稚園児のとき、「はいあかむらさき」（灰赤紫）という色が大好きでした。

たぶん、色自体が好きだったというよりも、そのヘンテコリンな名前が面白かったんだと思います。

それと、小学校で、「むらさきかがみ」という言葉を満二十歳になるときに覚えていると命を落とす、という変な噂もありましたっけ。