手あみと手まり

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2014.12.08

f（カリフラワー＋ブロッコリー）＝ロマネスコ

カテゴリ：その他

仕事帰りにスーパーの青果売り場に寄ったら、とても印象的な野菜を見ました。

ブロッコリー138円のとなりに、デーンと置いてあった、黄緑色の野菜。

何これ、カリフラワー？　ブロッコリー？

それにしても、この美しい渦巻のような模様は何？

実はこれ、数学的（幾何学的）にとても魅力的な模様だそうで、「フラクタル」と言われるそうです。

「図形の部分と全体が自己相似になっているもの」だってさ。

詳しくはこちら。

このフラクタル、そう言えば、大学の教養課程でちょっとかじった覚えがあります。

「マンデルブロ集合」「ジュリア集合」という図形は特に、形そのものが美しかった覚えがあります。

マンデルブロ集合

ジュリア集合

で、今回の野菜（「ロマネスコ」と言うそうです）にも、なんと、このフラクタルが現れているのです！

それぞれの房は、ちょうどソフトクリームのような螺旋形をしていますが、

その房の螺旋の一部分を虫めがねで見ると、その拡大像にも小さな螺旋形が見られるんです。

完全フラクタルだったら、さらに顕微鏡で拡大すると、その中にもっと小さな螺旋形が見られるのですが…

ま、実際には3回目ぐらいが限界でしょうか。

私が編物の世界に入ったきっかけの一つとして、編物の幾何学的なところに惹かれた、というのがあります。

編物に限らず、手芸全般って、随所に数学的・幾何学的なところがありますよね？

だから、数学的なことが好きな人、特に理系の男性なんかは、編物にハマるとスゴイ物を作ると思うんだけどな…

ちょっと突飛でしょうか。

えっと、太めの手編み糸は、細い2本の糸を撚り合わせた双糸をさらに3～4本撚り合わせてできているから、

これで1段階の相似関係になっているかな？

この太めの手編み糸をさらに3～4本撚り合わせて紐にすれば、もう1段階の相似。

…これはもはや編物ではなく、組ひも、か…