アゲハのひとりごと

アゲハのひとりごと

Dec 13, 2006
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テーマ: お勧めの本(7416)
カテゴリ: きょうの一冊



瀬尾さんは初めての作家さんだったのですが、
リンクさせて頂いているきたあかりさんのお気に入りだと聞いた後すぐに、
図書館で目に入ってきたんです☆
ラッキーでした~w(^o^)w

高校時代の悲しい事件から、惰性で生きてしまっているキヨ。
不倫はいけないことだとわかっていながら、ひとりになりたくなくて浅見さんと離れられずにいた。
しかしなんとなく望んでいた訳ではなかった教師になり、本が好きでもないのに文芸部の顧問になって、
たった一人だけの部員しかいない文芸部の存在に疑問を持ちながらも、


とても温かく前向きな気持ちにさせてくれる話でした。
真面目すぎて自分を見失ってしまっていたキヨ。
私は根が真面目じゃないのですが、学生時代にキヨのような事件があれば、キヨじゃなくても引きずっていたでしょう。。
そうでなくても学生時代は感受性が高くて、背負わなくても良いことを背負ってしまいがちですし...。
キヨの場合は周りの目も厳しかったですからね。。
こういう時親が味方になってくれないと、行き場を失ってしまいます。
ひとりになってしまったキヨにとって唯一の拠り所が不倫相手の浅見さんだったことは、良かったのか悪かったのか...。

学校って不思議な場所ですよね。卒業して行けなくなると妙に郷愁を誘うというか...。
中にいた頃は息が詰まる場所だったのに、今はさわやかな場所に思えてきます。
瀬尾さんの文章がさわやかだから余計ですね。
キヨと垣内くんは似ていたから気持ちが通じたんだと思います。それとも場所がそうさせたのかな?

どこにでも神様はいる。
良い言葉だな、って思いました。
弟くんも良いキャラしていたし、身勝手な浅見さんでさえ憎めないんですよね~。
全体に温かくてさわやかな雰囲気が漂っていて、とっても素敵な話でした(*^^*)

たしかに胎教にも良いかも♪





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Last updated  Dec 13, 2006 11:18:59 AM


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