2019年09月28日
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カテゴリ: 小説すばる2019年
小説すばる

笑わない少女の死  道尾秀介



彼はある少女と出会う。
傑作「光媒の花」「鏡の花」に続く、
「花」シリーズ最新作。

(小説すばるより転載)

アイルランドの首都ダブリンを
旅行している「私」は元・英語教師。

英文を読むのは得意だが、
会話は苦手な元教師という皮肉な設定。

ダブリンはラフカディオ・ハーンが
幼少期を過ごした街だ。



英会話が不得手な「私」は、
出会った少女との会話も
ろくに出来なかった・・・。

話全体を覆う、得体の知れない不安感。
途中で挿入されるハーンの話。
英語が聞き取れないために
上手く意思の疎通が出来ないもどかしさ。
全てが陰々滅々としています。

少女の死亡した経過は最後に語られますが、
その真相は謎めいたもの。

少女の死亡は確実ですが、

わからないような・・・。

箱の中の正体は?

ミステリーというより、
ホラー小説に近い短篇でした。








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最終更新日  2019年09月28日 00時17分06秒


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