あま野球日記@大学野球

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2007.01.24
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カテゴリ: 近鉄バファローズ
「みんなが潤う」。
仰木彬 氏(福岡・東筑高-西鉄)の
選手掌握術のコンセプトは、この言葉に集約されるようだ。

日刊ゲンダイでは元近鉄・ 阿波野秀幸 氏のコラムが連載されて
いる。今日付けが連載11回目で、近鉄時代の思い出が綴られ
ている。

その中で、仰木彬監督は冒頭の「みんなが潤う」ことを信念と


「相性」のデータを大切にして、昨日4番だった選手が今日は
ベンチなどは日常茶飯事。 「仰木マジック」 と呼ばれるほど、
打線がめまぐるしく変わった。そんな起用に不満をもった選手
は数多く、仰木さんへの不満は、一時チーム内にくすぶっている
ことが多かった。

でも、選手の年俸は成績(数字)により決定するもので、相性の
悪い先発投手に相性の悪い打者をぶつけるよりも、相性の良い
打者を出す。途中で投手が変われば、昨日4番を打った打者を代打
で出場させる。そのほうが打者は成績を残すことができ、ひいては
高い給与がもらえる。


いった。

打者に限らず、投手陣にも同様のことが言えた。投手のケースでは、
吉井理人 との確執が有名。伝説の 「10.19」 の時、シーズンを
通してクローザーだった吉井が、抑え役として阿波野に代えられ


しかし、その後メジャー帰りの吉井を仰木さんはオリックスに迎え
入れ、確執は解消されたという。

信念を貫くがために起きる選手との確執。
その上で、選手たちに自らの信念を浸透させてチームを強化する術。
「名将」と呼ばれる由縁である。

そういえば、投手コーチだった 権藤博 氏(佐賀・鳥栖高-ブリジス
トン-中日)との確執も有名。監督としてチームの勝利にこだわり、
投手を疲弊させる起用をせざるを得ないこともあった仰木さんと、
現役時代に自ら酷使された経験があり、投手の消耗を避けたい権藤
さん。「10.19」の時も、ベンチでは、二人が目を合わすこと
はあまりなかった。

それ以後、仰木さんが亡くなるまでに、この二人の確執は解消された
のだろうか。ちょいと気がかりではある。


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Last updated  2007.01.25 01:34:22
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