あま野球日記@大学野球

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2009.08.25
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テーマ: 高校野球(3735)
カテゴリ: 高校野球

夏の甲子園、昨日(8月24日)の決勝戦、日本文理高の最後の粘りは凄まじかった。


中京大中京高(愛知)vs日本文理高戦(新潟)。

日本  011 000 11  = 9
中京  200 006 20X =10
(日)伊藤、(中)堂林-森本-堂林-森本


優勝が決まった瞬間、中京大中京高のエース・ 堂林翔太 (3年)は悔し涙を流した。
「最後は苦しくて・・・、エースとしての責任を果たせず情けない。すいませんでした」
優勝したお立ち台で、堂林の口から最初に出てきた言葉は謝罪だった。


■試合の内容は、サンケイスポーツより。

華々しく締めるはずだった。6点リードの9回。先発して5回0/3を2失点で、一度は
右翼に回った右腕は、大藤敏行監督(47)に再登板を直訴。ところが、2死一塁から
連続長打を浴び、さらに死球を与え、一、三塁としたところで右翼に戻った。後は5点
を猛追される展開をただ見守るだけだった。
 (以上、サンケイスポーツ)


「野球は9回二死から」。日本文理は、この言葉を地で行く「怒涛」の攻撃だった。



9回表、日本文理高の攻撃を振り返ってみた。


この回から再登板した中京大中京・ 堂林翔太 (3年)は、三振と遊ゴロで簡単に二死
を奪った。スコアは10-4、どっからどう見たって中京の優勝が決まっているようだった。
優勝投手は堂林になるものと、おそらく誰もがそう思っていた。


そして「最後の打者」になるはずだった(失礼!)1番・ 切手孝太 (3年)が打席に。
カウント2-2と追い込まれたものの、微妙なコースの球を見極めて、四球を選び出塁。
(ただこの時点では、最後の打者が次打者に繰越しただけに見えた)


この試合で本塁打を放っている2番・ 高橋隼之介 (2年)が打席へ。
堂林、捕手とのサイン交換が合わず何度も首を横に振る。パスボールの後に、高橋は
高めに浮いた変化球を叩き、左中間にをライナーで破る二塁打を放つ。スコア5-10。


3番・ 武石光司 (3年)。この武石も際どい球は必ず見極める。
(この期に及んで、日本文理の打者たちの落ち着きぶりは素晴らしい!)
そして中に入ってくる変化球を引っ張ってライト右へライナーで抜けるへ三塁打を放ち、
走者がまた1人生還。スコア6-10。


4番・ 吉田雅俊 (3年)。三塁へ平凡なファールフライを打ち上げる。日本文理、万事
休す。だが、目測を誤った三塁手は捕球できず。
(堂林、このプレーでいささか動揺したか) 結果は死球。


中京大中京高ベンチ、再び 森本隼平 (2年)をマウンドに上げる(堂林はライトへ)。


5番・ 高橋義人 (3年)も四球を選んで出塁、満塁に。


このチャンスに6番・エースの 伊藤直輝 (3年)は三遊間をゴロで抜けるレフトへの適時
打を放つ。打った瞬間、両手を叩き喜びを表しながら一塁に駆ける。スコア8-10.


判官びいきなのか、大半の観客は日本文理を応援するかのように大歓声。


そして代打、背番号「12」をつけた 石塚雅俊 (3年)が打席に。石塚も初球を叩き、
レフト前に適時打を放つ。スコア9-10.
(代打がこの場面で、初球からバットを振ること自体がスゴイ!)


尚も二死一三塁のチャンス。三塁走者の伊藤が生還すれば同点!


8番・ 若林尚希 (3年)がバットを振り切った打球は三塁への強烈なライナー。だが、
三塁手が好捕。日本文理の凄まじいまでの反撃はここで終了した。

試合終了後、冒頭に記したとおり、堂林は優勝したのに悔し涙を流していた。
一方の日本文理ナインは一様にすがすがしい表情をしていた。「精一杯やったんだ」
という満足感の現われだったろうか。彼らの爽やかな笑顔が印象的だった。

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Last updated  2009.08.26 23:35:16
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