中京大中京高が史上最多7度目の優勝を飾り、今夏の甲子園が幕を閉じた。昨年に続き、「勝手に総括」を。
(その1)過密スケジュールの見直しを!
試合が2試合もあった。
準決勝 / 日本文理高 2-1 県岐阜商高、中京大中京高 11-1 花巻東高
決勝 / 中京大中京高 10-9 日本文理高
ちなみに昨夏は、
準決勝 / 大阪桐蔭高 9-4 横浜高、常葉菊川高 9-4 浦添商高
決勝 / 大阪桐蔭高 17-0 常葉菊川高
こういった大味な試合が多くなる原因は、過密スケジュールによる投手たちの疲労
(消耗)が影響していると思う。投手の保護を重要視して、スケジュールの見直しが
必要と思う。最近とみに投手どうしの「我慢比べ」になっているように思う。誰もが
松坂大輔
のようなスーパースターではないのだから。
(その2)投手の全力疾走、その是非?
花巻東高の 菊池雄星
投手は、甲子園最後の試合となった準決勝(対中京大
中京高戦)では、 たった11球しか投げることができず涙を飲んだ
。理由は背筋痛。
その原因は1回戦(対長崎日大高戦)で本塁突入時に捕手と接触したこと。そして
準々決勝(対明豊高戦)での、一塁カバーに入った二塁手との激突も影響している
と思う。
一塁を駆け抜けても全力疾走する花巻東ゆえ、激突し負傷することは必然でもある。
でも投手までが常に全力疾走・相手野手への激突もやむなしでは、(菊池のように)
あとになって後悔する事態も起きかねない。ボクは高校野球らしくて、投手も全力疾走
のほうが好きなのだけど。
(その3)花巻東高・佐藤涼平を見て「高校野球の面白さ」を再認識した
このブログでも何度も書いたけど、花巻東高の 佐藤涼平
の打席を見ていて飽きること
がなかった。彼の打席は、そのまま個人的な「パフォーマンスの場」だった。
プロとかドラフトとかいった視点では語れない。彼の素晴らしさは「野球をよく知っている
野球頭の良さ」にあった。次の一球、次のプレーのイメージが次から次へと彼の頭の中
に溢れ出て、また、そのイメージを忠実に具現化できる技術も持っている選手だった
ように見えた。
テレビで解説をしていた 山下智茂
さん(元・星稜高監督)は佐藤を見て仰っていた。
「いま野球をやっている小学生・中学生たちも佐藤君のプレーを見てほしい。そして
たとえ身体が小さくても、佐藤君のような野球選手になることができると希望をもって
ほしいです」。
まさにそう思わずにはいられない、(小柄なのに)圧倒的なパワーをもつ選手だった。
今日も1クリックお願いします![]()
【甲子園2024夏】大社、31年ぶりのベスト… 2024.08.18
【埼玉高校野球2005夏】埼玉栄OB・木村文… 2023.09.18
【2023WBSC U18】井端和弘さんの苦言を蹴… 2023.09.12 コメント(2)
PR
Keyword Search
Calendar
Comments