今日は11月23日。奇しくも昨日は 「セ・パ両リーグ誕生60周年記念試合・
プロ選抜vs大学日本代表」
が開かれたけれど、いまからちょうど64年前の
1945年11月23日にも記念すべき試合が行われた。
■それは職業野球復活の狼煙(のろし)となる 「東西対抗戦」
(神宮球場)のこと。
戦前に始まった職業野球。ベーブ・ルースらメジャー選手が大挙来日して大いに
盛り上がったものだった。しかしそれも束の間、日々激化する太平洋戦争の影響
を受け、1944年(昭和19年)9月17日から3日間開催された 「総進軍優勝大会」
(後楽園球場)をもって終了を余儀なくされた。
そして終戦からわずか3ヶ月あまり。1945年(昭和20年)11月23日、職業野球
は奇跡的に復活を遂げた、その記念すべき日が今日なのだ。「セ・パ両リーグ誕生
60周年」もいいけど、歴史的には「東西対抗戦」のほうが重いとボクは思うのだ。
■この時の様子は『真説・日本野球史』(大和球士著、ベースボール・マガジン社刊)
に詳しい。
「この試合、終戦直後の大混乱期に開催されたにもかかわらず、4万5千人の
大観衆が詰め掛けた。神宮球場で行われるのは1942年(昭和17年)以来
5年ぶりではあったが、内野席を超満員にし、外野席も7割がたが埋まったと
いう」
「一体どこから4万5千人もが集まってきたのであろうか。(中略)単純な野球愛
というよりは、敗戦から立ち上がろうとする日本人の活力の発露と見る。野球人
に強靭な精神力があったことは頼母しく、日本人に祖国再建の活力がみなぎって
いたことはいよいよ頼母しい限りである。野球人、野球ファンが『ニ位一体』となっ
て野球復活は快速調に進むことになる」
わからない最中、着の身着のままの姿で神宮に駆けつけ、寒風の中、職業野球の
再開を祝福したのだった。
来年は「東西対抗戦」からちょうど65周年にあたる。また記念行事として
「プロ選抜vs大学日本代表」を開催してはいかが?
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