2009年11月22日行われた「セ、パ両リーグ誕生60周年記念試合・プロ選抜vs大学日本代表」。
■大学選手側はプロの選手と対戦することで一定のモチベーションをもって試合
に臨むことは予想できた。ただ開催前、ボクがいまひとつこの大会に興味を持て
なかったのは、プロの選手側が真摯な対応で野球をできるのか? という疑問が
あったから。
高田繁
監督(明治大)ほか 原辰徳
(東海大)、 岡田彰布
(早稲田大)、
野村謙二郎
(駒澤大)らの各コーチは大学野球に思い入れがあるのはわかるけど、
肝心の選手たちがどういった気持ちで試合に臨むのか。
「どうせ余興のひとつぐらいといった気持ちなら、つまらない試合になるだろうな」
と。
結論から言うと、ボクの心配はまったくの杞憂に終わった。時間を忘れるほど、
ボクはこの試合を熱心に見てしまった。プロ側の選手たちは、大学生相手であって
も真摯な態度で戦ってくれた。趣旨をまるで理解していなかった、ある一人の選手を
除いては(※このことは最後に)
「本大会はプロ野球セ・パ誕生60周年を記念して開催する、26歳以下のプロ選抜
チームと大学日本代表による交流戦です。プロ野球界とアマチュア野球界交流の
新時代を切り開く、記念碑となる試合です」
そのとおり、この大会は「プロとアマの新たな交流が始まる『記念碑』となるべき試合」
なのだ。1961年(昭和36年)の 「柳川事件」
に端を発したプロ・アマの冷戦にピリオド
を打ち、新たな交流を図るためにはプロも真摯に対応する必要があった。そうでなけ
れば、この大会の趣旨はすべて台無しだったから。
プロの選手たちは、総じて趣旨を理解し対戦していたように見えた。大学野球を経験
している選手はもちろん、高校野球しか経験していない選手たちも「プロ・アマ新交流」
を理解して、(オフシーズンではあるものの)精一杯のプレーを見せてくれた。
■なのに、ただひとつ残念だったのは 中田翔
(大阪桐蔭高)の怠慢な走塁。本来二塁
打コースなのに、一塁で止まってしまったプレー。一塁を守っていたのが高校の後輩・
萩原圭悟
(関西学院大1年、大阪桐蔭高)だったからか?(まさか、それはないだろう
けど!)
産経新聞は 「ミスをしても(中田の)存在感は絶大だった」
と書いていたけど、そういった
レベルの話ではない。中田がどんなに二軍で本塁打を打っても、一軍で使わない
梨田昌孝
監督の気持ちがよ~くわかる気がした。
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