東洋 010 002 200 =5
東海 000 000 000 =0
(洋)藤岡、(海)菅野-高山-赤間
■東洋大の勝因は何と言っても 藤岡貴裕
(3年、桐生一高)の好投にある。球速表示は130km台ながらそれ以上に速く見える速球。そして大きく曲がるスライダーを駆使して好調の東海大打線を完封した。これまでは 乾真大
(4年、東洋大姫路高)や 鹿沼圭佑
(4年、桐生一高)に隠れた存在に見えたが、リーグ戦や今大会を通じてついに一皮むけた印象だ。 <藤岡、今日の成績>
9回、被安打5、奪三振9、与四死球2。
一方、東海大のエース・ 菅野智之
(3年、東海大相模高)。昨日の準決勝では慶應義塾大から17三振を奪い絶好調だったが、今日はこれまでの疲労が蓄積したのか、残念ながら本来の力を発揮することはできなかった。 <菅野、今日の成績>
5回2/3、被安打8、奪三振1、与四死球0。
■ <得点経過>
2回表、東洋大の攻撃。5番・ 佐藤貴穂
(4年、春日部共栄高)が安打で出塁すると、送りバントで二進後、8番・ 緒方凌介
(2年、PL学園高)のライト線二塁打で佐藤が生還し先制した。そして6回は二死三塁で6番・ 堀越匠
(4年、浦和学院高)がレフト線に適時二塁打を放ち2点目を挙げ、7回に飛び出した絶好調男・ 木村篤史
(4年、愛工大名電高)の2点本塁打で東洋大が勝利を決めた。
■佐藤貴穂は春日部共栄、堀越匠は浦和学院、どちらも埼玉県内の強豪校出身。この2人は、埼玉県内では「ハンカチ世代」ならぬ「増渕世代」に属する選手たちだ。2006年夏、埼玉高校球界は鷲宮高・ 増渕竜義
(現・ヤクルト)を中心にまわっていた。そんな中、佐藤貴と堀越はいずれも増渕竜と対戦し、明暗を分けたことがある。
準々決勝では、その鷲宮に春日部共栄が挑んだがスコア2-3でサヨナラ負け
。そして 決勝では浦和学院が増渕竜から4点を奪って優勝、甲子園出場を決めた
。
※ちなみにこの時の決勝では、堀越は浦和学院の1番・二塁手で出場し、昨日の東洋大のヒーロー・ 鮫島勇人
(3年)は3番・三塁手として出場していた。そして鮫島は初回、増渕竜からライトに2点本塁打を放ち、グッとチームに流れを引き寄せたことをボクはよく憶えている。鮫島が本塁打を打った時、一緒に生還したのは走者として二塁にいた堀越だった。
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