■法政大は対早稲田大の初戦を制し、幸先のよいスタートを切った。勝因は斎藤佑樹の自滅ともいえるアシストと、エース・ 加賀美希昇
(4年、桐蔭学園高)の好投だった。ただ「一発病」という課題がまたも繰り返されてしまった。加賀美にはいつもこれがある。
4回だった。2つのアウトをポンポンと奪ったものの、続く5番・ 山田敏貴
(4年、早稲田実)
にセンター前にヒットを打たれると、直後に6番・ 杉山翔大
(2年、東総工高)にバックスクリーンに飛び込む本塁打を浴びてしまった。
ま、この「一発病」も加賀美のキャラではある。来年はプロに行きそうなので、簡単に加賀美独特のキャラを紹介したい。以下、「加賀美ワールド」の一端を。
<その1>投球前の一礼。ひょっとして信心深い?
主審がプレイボール!とコールする直前、加賀美はいつも同じ儀式をする。それはクルッと後ろを振り向き、スコアボードを見つめ帽子をとり、頭を下げて一礼。そして右手をおへその当たりにやって2度、3度軽くジャンプし、深く息を吐くこと。
先日の世界大学野球選手権では、 対キューバ戦(8月1日)は途中登板だったがその儀式を行って痛打を浴び 、次に登板した韓国戦(8月7日)はそれをやらずに好投したため、いったいリーグ戦はどうするんだろう? と思っていたが、今日は恒例どおり儀式を行ってのオープニングとなった。
<その2>笑えるキャラ。天然か?
特に打席に入った時、加賀美のキャラは炸裂する。いつも186cmの大きな身体をくねらせて打席に入るのが加賀美の特徴。その様はまるで軟体動物のようで、「野球道」を信奉するオールドファンがいたら、(あまりにふざけているように見えて)それは叱責ものに違いない。
さらに今日の試合では、避けたバットに球が当たって投ゴロ(1打席目)、また4打席目は(バットが折れて驚いたのか)ゴロを捕球したショートが一塁に送球した時に、大股で(なぜか)主審の後ろを回って一塁に向かって走り始め、スタンドの観客ばかりかベンチの選手たちからも失笑をかっていた。
■もちろん加賀美の素晴らしい面もあるし、過去には涙のシーンもあった。が、それはいずれ書くことにしたい。
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