ドイツにて、あれもこれも

プロフィール

ゾンネ＠古都

夫の母国ドイツに移住して2年目、南ドイツで3度目の学生生活をしながら、北ドイツで働くドラちゃんと別居婚を模索する日々。 2007年目玉イベントは、入籍2年後にしてようやく実現しそうな教会婚です。実現するのか。。。？させてみせよう！

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Jan 25, 2005

3月で退官する教授の部屋から、

教授の書籍がどんどんと払い下げられてくる。
そこに見つけた60年代初めに出版されたドイツ留学の本を、
「こんなに古いの読んでもね・・・」と思いつつも
ぱらぱらとながめてしまった。

そして目にとびこんできた衝撃の記述。
著者が「ヨーロッパの都会」を「日本の都会」に対応させている一章。
東京＝ロンドン

奈良＝ローマ
仙台＝ミュンヘン
札幌＝ベルリン
そして、
私たちのドイツでの居住地になるであろう、
ドイツ第二の都市H市が、
私の故郷北陸のN市・・・。

うすうす感じてはいたものの、
「＝」で結ぶことを避けていた二つの街の類似性を、
ひとにまで指摘されて、
眩暈がしそうだった。

そうしていろいろ選んで生きてきた私の日々が、
故郷の双子の街へと私を運ぼうとしているとは。

憂鬱も度を越すと笑ってしまうしかないようで、
なんだかもう、
私を超えて私を動かそうとする大きな流れに、

力ない笑いを笑ってみた研究室でのひと時だった。

せめて「仙台＝ミュンヘン」あたりはどうかしらと思い、
ドラちゃんに提案してみたところ、
生粋の北ドイツ人ドラちゃんは案の定「異文化圏」に行くのは気がすすまないようで、
「南ドイツは、
雪もいっぱい降ってもっと寒いし、
内陸だから魚食べられないよ」
と必死の抵抗を試みる。

どうなることやら。

ところでこの著者の中で、
私の好きな「都会」、大阪は、
どこに対応しているのだろう？？

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