ドイツにて、あれもこれも

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プロフィール

ゾンネ@古都

ゾンネ@古都

Apr 30, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
GWは日本人が出国・帰国航空券を買占めるため航空券が品薄状態となり、

もっともらしい社長の説明に一応うなずきながら、
あまりにヒマな店内での時間をもてあまし、
スペイン語の勉強をしてみたりする。
私にはまだまだ遠いところにある、
輝く太陽や肌の色付く感触に焦がれながら。


さて、イタリア人、そしてスイス人。


販売員の嫌うことを何もしないにもかかわらず、

その笑顔と明るさとは販売員に好まれているにもかかわらず、
販売員をもっとも混乱させるのが、
イタリア人。
販売員を、と言うよりむしろ、
店舗の<場>を、と言うべきか。
店には自然と、<順路>とでも言うべき通り道がある。
たとえばそれは、
販売員の待機するレジの奥は客の通路ではないということであったり、
遠回りではあっても狭い狭い棚と棚の間ではなく広いスペースを通る、ということなど。
誰もそんなことを改めて客に伝えることはしないし、
客もそんなことは尋ねないけれど、<自然と>そうなっている。

ところが。
恐るべきイタリア人。
それが通じない。
イタリア人が一歩店に踏み入れるなり、
販売員は動きを封じられる、といってもよい。

笑顔のおじさんがこちらに向かって投げキッスをしている<誇張じゃない>。
レジ内に入り正面の客の免税書類を作成している時に、
客のいるはずのない背後から、
着物を探しているんだけどおー、
と歌い出しそうなおばちゃんに声をかけられる。
一瞬ぎょっとし、忙しい時にはいらっとし、
それでもなんだか最後には一緒に笑ってしまう。
恐るべきイタリア人。
私には決してできない技だと、感服する。


そしてスイス人<フランス語圏>。
ドイツ語・イタリア語圏の客にはあまりめぐりあわない。
控えめかつ柔らかな物腰で静かに買い物をする。
販売員に対する態度には、
その品性をうかがわせる客が比較的多い。
結構な額を買うだろうという雰囲気を漂わせ、
英語も問題なく使いこなす。
しかし客同士での使用言語はフランス語であり、
最後までどこからの客かを判断する決定打にかけ、
販売員も今ひとつ攻めきれない感が残る。
会計時にパスポートを見て初めて、
<ああ、納得、スイスの人ね>
と販売員の胸のうちはすっきりし、
こうして日本人のスイスに対する好印象は
またひとつ評価を上げるわけだけれど、
あっさりしすぎた食事の後で食べたものを忘れるように、
彼らが何を購入していったのか、
あとから思い出せないことが多々ある。





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最終更新日  Apr 30, 2005 10:30:06 PM
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