2002年の終わり



家に帰れないという凛をトキは自分の部屋に置いてくれた。

というか、帰してくれなくなった。
でもそれは苦痛ではなく、
トキの優しさに溢れた日々。。。
自転車の二人乗りをしてどこまでも行った。

トキといるとお酒がなくても平気だったし、
あたたかい時間が流れた。

でもどうしても友達以上には思えず、
むしろ
友達でいたかった。

そう思いながらも同じベッドで寝る矛盾、、、。
トキの愛情表現があらわになればなるほど
いつしか苦しくなって、、、。

12月。私は実家に帰り
1ヶ月間引きこもった。




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