全26件 (26件中 1-26件目)
1
最近は事務所に詰めています。実施設計という細かい納まりまで決めていく設計をしているからです。とても淡々とした作業が続きますが、空間を想像して決めていく作業は現場との臨場感があり楽しい作業でもあります。事務所内も静かです。いつも静かなのですがいつもより二人とも黙々とCADに向かっています。クッリックする音と時折「蝉」の鳴く音がしています。随分おっとりした蝉ですね。今日は美しい秋晴れです。こんな日はR134を走りたい(車で)気分になります。しかし今日は家から見る空で満足としましょう。昨日買った白いリンドウとピペリカムを眺めながら秋を楽しみます。ハロウイン用のかぼちゃの花器も買いました。ホワイトとオレンジは元気の色ですね。今日の夕日も綺麗でしょうね~。ところでCADは便利でもありますが・・・時々怖ろしいことにもなります。コンピューターに頼っていると脳もすっかり頼ってしまうのでしょうか。今日も「ひぇ~!」と叫んでしまいました。でも、大丈夫。こまめな確認・保存とバックアップはきちんととってありますから。DOSの時代は本当にドキドキしましたが(笑)
September 20, 2006
コメント(2)
ここのところ、とても忙しい。よくよく考えてみると9月は毎年忙しい。「多田さんはいつも忙しいですね。」と言われるのですが、本当に忙しいのです。・・・こころだけはなくさないようにしなくてはと気をつけています。システム思考で考えると自己強化型ループを描いています。忙しいときに限ってよくふと思いつくことがあります。不思議ですが・・・今日は「カレーライス」のお話です。今まで様々な住まいに携わってきました。そこには同じ数だけの家族の背景があります。私の仕事はその家族の背景を広く深く知ることが大前提です。いわゆる価値観の共有です。難しい言葉で言えばそうなのですが、例えて言えば「カレーライス」ではないでしょうか。カレーライスはどの家庭でも味が違うようですね。具やスパイスの種類、辛口、甘口・・・学校の授業やキャンプでよくレシピとして登場するくらいですので、作り方は単純なのですが。「自分のウチのカレーが一番おいしい」と思っている人が多いと思いますし、「ウチのが普通だ」と思っている方が多いと思います。「住まい方」もまさに同じことで寝て、食べて、家族の集いがあり・・・と要素は同じなのですがそれらが微妙に各家庭で違っています。単純だけどとても複雑に絡み合っていることが多い。そしてカレーの味もいつも同じではなく家族の変化や環境によってで変わっていきますね。住まいも同じです。変化していくもの。柔軟性のある住まい作りは大切なのです。さて、あなたのウチのカレーは?
September 18, 2006
コメント(0)
昨日打ち合わせから帰ると息子がおせんべいを食べていたので私も・・・と。その包みにこう書いてあったのです。折れるより曲がれ「意地を張るよりもほどほどに屈したほうがいいこともあるんですよ。」と解説までついていました。そういえば最近意地をはらなくなったな~。と。意地を一度張るとそのためにさらに意地を張らなくてはならなくなります。それでもとに戻れなくなる・・・これを繰り返していると本当に身体にも心にもよくありません。もちろん、あまり柔軟になると優柔不断になってしまいますので。なにごともほどほどにでしょうか。寝る前に息子が「ささのは さらさら・・・」と季節外れの歌をうたい始め・・・そうそう、笹や竹のようにしなやかに。とまた続きが浮かびました。まるで息子が私になにかを伝えているかのような一日でした(笑)
September 17, 2006
コメント(2)
部屋の片付け方はいろいろあります。私は部屋の片付けは心の整理も同時に行うものだと思っています。だからなかなか実行できないのです。つまり住まいは生き方の表れであると思います。ファッションも同じことがいえます。身だしなみといったほうが適切でしょうか。お部屋がなかなか片付かない!と仰る方は心の整理、つまりこれから自分の人生をどう生きるか?を明確にするのが一番だと感じます。これが出来ていないと、収納やお掃除の本や雑誌を買ってみたところで、それも片付かない要素となってしまいます。私も日々振り返り、実行しているところです。やりはじめると楽しくなります。心もお部屋もスッキリ!です。
September 4, 2006
コメント(0)
昨日はセラピストのお仕事でした。素敵なブーケを頂きました。私をイメージしてお持ちくださったということでますます嬉しい!のでした。淡いピンクとアップルグリーンのブーケは私の宝物のひとつとなりました。セラピストのお仕事は建築と全く違うようですが、私にとってはどちらも与えられたお仕事であると思って全力を尽くしております。実はとても似ているところがあり、大切なものが物質であるか見えないものであるかの違いなのですね。どちらのお仕事も学びというプレゼントを頂きます。昨日もセッションの際に心の奥底より感謝の気持ちが込み上げて来て涙がでそうになりました。プレゼントと言う言葉、実は英語では今日のことをプレゼントといいます。今日を大切にしましょうということなのでしょうか。さて、今日は・・・何か新しいことを始めるのにはとても良い日といわれています。小さなことでも良いので何か新しい習慣を始めましょう!
September 4, 2006
コメント(0)
前回の足の件でいろいろの方から暖かいお気持ちを頂き、それだけでなんだか痛みが和らぎました。ありがとうございます。昨日、友人に紹介していただいた治療院に出向きました。鍼・お灸・マッサージとフルコースで施術して頂きました。つまずいた足は左だったのですが、左側がすごくこっていました。やはり神様のいたずらだったようです。つまずいた時には元気がでる本を読むようにしています。昨日読みましたのは、宇野千代さんの本。彼女の考え方はとても好きです。世間というカタにはまらない「宇野千代」しか生きられない生き方をされています。宇野千代さんといえば、失恋の先生の代名詞と言われるほどの恋多き方ですが、この本の最後に「私の離婚十戒」が載っていまして、なるほど~。と思うものが沢山ありました。女性としての十戒とも言えましょうか。なにかもやもやされている方にはオススメです(笑)また、面白い本を見つけました。「名言セラピー」という本。もうご存知の方も多いと思うのですが、最初から本当に笑ってしまいました。笑うということは大切ですね。この本の中に転んでもタダでは起きない。という意味のことが書いてありまして、転んだばかりの私は「あの時、何か拾って起きただろうか?」と思いました。拾ったものは沢山あって、(私は転んでもタダでは起きない。とよく言われます。・・・ちなみに結婚して性がタダになったのは転んだわけではないと思っています。いまのところですが。)健康なカラダがいかに大切かがよくわかりました。普通のことがとても大切なのですね。普通のことって実は普通ではなくていろいろなアクシデントから逃れていると考えればとてもラッキーでハッピーなことなんですね。天真爛漫な性格なせいか、子供のように突っ走るタイプなのでこれでまた少しオトナの女性になったかしらん。
September 2, 2006
コメント(0)
足を挫きました。雨上がりの夕方、子供を保育園に迎えに行こうとして。マンションの駐車場出口のグレーチングで滑り、すてーーーんと転びました。きちんと靴をはかずサンダルで出かけたのがそもそもの間違い。幸い、夫が引き上げてくれたので立ち上がれましたが。傘を杖がわりにして帰りました。丁度マンションの方々がお帰りの時間で大変恥ずかしかった・・・忙しく動き回っていたので少し休みなさいという神様のいたずらだったのでしょう。今日で8月も終わりますね。皆さんの今年の夏の思い出は沢山つくれましたでしょうか?
August 31, 2006
コメント(2)
すっかり井戸から脱出し、パワーアップ致しました。何か本当に良くなるときは一時期悪くなります。高いジャンプをするにはかがみますが本当なのですね。今回もいろいろな方のお力を頂きました。素晴らしい方々に囲まれていて本当に感謝です。私の人生で一番大切にしているところです。学生時代からの同士のH君、悩み相談ありがとう!忙しいところ。クライアントでありまた人生の師匠であるIさん、設計を気に入ってくださっているお便り、本当に勇気がでました!ダンスのM先生、美しくなるためのカラダのDS、頑張ります!Eさん、素敵な方をご紹介くださってありがとうございます。新しい展開が楽しみです。・・・そして家族の健康と笑顔。おつきあいはとても大切ですね。井戸の中にもお付き合いはあります。何ものにも変えられない素晴らしいものです。私にとっての命の水です。ご縁は大切にしていきたいといつも思います。
August 18, 2006
コメント(0)
パソコンのブックマークが多くなってきたのでかなり削除した。私は捨てることが出来ない女であったのだが、一度この「ふんぎり」というか「わりきり」みたいな訓練を行い、技術を身につけるとかなりリフレッシュ度の高い作業であることがわかった。家や自分の周囲が雑多な時、私は必ず体調を崩す。体調がイマイチ・・・気分もフツフツとしているときに何か簡単なものを整理し捨てるようにしている。捨てる作業は価値観等の直感的な整理にもなるのでかなりオススメである。注意したいのは途中で思い出にふけったりしてしまうこと。これでは捨てられなくなるし、疲れる。だから直感で仕分けるように試してみてくださいね。家の中には空間を空け、風通しをよくしないと運も入って来ませんとよく聞きますね。
August 15, 2006
コメント(0)
私と気の合う人はなぜか「家系」の人が多い。(ラーメン屋ではない。)家系、つまり作家や写真家などで食べていく人達である。私は「建築家」というにはまだおこがましい身分であるのだが、ちょっとこの辺を考えてみた。つまりどういう人が「家系」であるか。「自分がある人だ。」そして「他人と比較しない人。」「新しいものにやたらと飛びつかない人。」・・・どちらかと言うと古いものが好きな人が多い。皆それぞれのこだわりが強く、そのこだわりや存在自体をとても大切にしているからいわゆる「前向きでへこたれない人」が多い。そして私はそんな人たちと繋がっていることがとても大切に思える。学生のころ、瀟洒な喫茶店でアルバイトをしていたことがある。スペインのタイルで出来たアナグラのような喫茶店。そこにはいわゆる「文化人」という人たちが常連さんであった。私はカウンター越しにそのお客さんの好みのコーヒーをサイフォンでコトコトと入れながら芸術や経済の話を聞き入る。その空間と時間が大好きであった。建築学科の学生だったせいか話しかけられることも多く、芸術三昧であった。ドイツからの留学生がアルバイトで入り、いろいろな建築家や建築物の話をあやしい英語(私のほうが・・・)で会話した。彼女とガウディ展を見に行った記憶は鮮明だ。帰りの電車では辞書を片手に専門用語と戦いながら感想を語り合った。彼女は建築学科ではなく文学部だったのだが、自国や他国の歴史や芸術はかなりくわしいところまで話ができる。建築学科以外の人が近代建築の巨匠の名や作品を連ねることにその時驚愕し、はてさて日本人はここまで話ができるだろうか・・・とかなりまたまた深く考えてしまった。今ではこういった芸術を語る場所が少なくなってきているような気がする。久しぶりに会い、家系の人と接していると楽しくて時間を忘れるくらいに話込んでしまう。家系の人生は深いしおそろしく哲学的なのである。そんな人たちが私は大好きである。いつかそういった人たちが集える場所を設計してみたい。もちろんサイフォンで入れたおいしいコーヒーは欠かせない。
August 10, 2006
コメント(0)
人間の脳の可能性は大きいそうだ。建築の設計業務は脳をフンダンに使っているように思う。特に最初の企画設計やエスキースの段階では、かなり高密度に頭をフル回転させる。どちらかといえば右脳よりかな。実施設計の段階に入ると淡々とやコツコツと・・・といった脳の使い方が多い。現場監理は頭も使うがコミュニケーションが一番大切なので営業的な気の使い方をする。今上のすべての状態の物件があるせいか私の頭はいろいろなところにアクセスされ、かなりオーバーヒートぎみであった。昨日は夕食を作ろうとしたときに立ちくらみがして(マンガのように星が回っている)完全に脳が停止してしまった。夕食のメニューがまったくウカバナイ・・・「働く女性を応援します」という林さんの言葉を思い出し、ダイエーにお惣菜を買いに行く。「たまにはこういうのもいいよね。でもたまにはだけど。」という息子に「ダイエーは働く女性を応援してくれているのよ。」と言ったら「男だって働いてるじゃん!」と。確かに・・・でもなにか誤解している気もするが。さらに今日は朝起きてすぐにもうひとりの小さいほうの息子が「レゴブロックでオウチを作るの手伝って。」と言われて手伝っていたのだが、だんだんスタディ模型に見えてきてまた頭の中で「ツゥーーーーー。」という音がして機能停止。息子は怒るけど、これは眠るしかない。先程、復活して起きたら家が静か・・・。レゴブロックでオウチを作っていた息子とそれを手伝っていた夫がお昼ね中。レゴブロックでだってオウチを作るのは頭を使うのですね~。
August 5, 2006
コメント(0)
昨日は打ち合わせにお客さまの御宅へお伺いしました。とてもグリーンが豊かで道行く方も品がある。そんな地域です。お約束の時間より少し早くつきましたので敷地の周辺を歩いておりました。設計する際はこの「お散歩」はとても重要なのです。「場を読む」と言うと近い表現でしょうか。その「お散歩」の際、ひっそりと佇む「レストラン」を発見しました。本当にひっそりとしており、「素敵!」と思い名前とTELを手帳に控えました。ここではみなさんに公表できないのは残念なのですが。私はこのように「ひっそりとした存在感」のある人や物が大好きです。「足るを知る」といいますか。言葉では表すことがむずかしい「存在感」なのですが。「知性」と「エレガンス」等が要素としてあるようです。今朝、インターネットで調べましたが、ご夫妻で営んでいらっしゃるとか。ますます素敵です!次回はぜひ中を拝見・・・いえもちろんお食事も楽しみたいと思います。
August 3, 2006
コメント(0)
昨晩夕食時。朝床屋に行き、髪をスポーツ狩りにした息子がポツリとこう言った。「今日、(クサ)野球の仲間にスネオじゃん!と言われた。家も立派な家に住めよ!と。」ウチの息子は小学5年生。目がつり目なのでそう見えたらしい。しかし、子供のいうことは何と恐ろしいことか。親が設計士だということを知っていて言ったのだったらその子の勇気は認めたい。そして将来ぜひ私の元に弟子入りしてもらいたい。しかし、「金持ちの基準は家?なのか。」と聞くと、どうも最近の子の価値観はどんな立派なマンションより「一戸建て」が金持ちらしい。そうなのか~。私の推測では2階がある家。ということだろうと思う。子供にとって2階というスペースは聖域であるように思う。「羨望」している子供は多い。ロフトが人気なのもそういった理由だと思う。高いところに登ることが好き。それはある意味子供の視線から大人の視線を超え、何かを見下ろす期待感だろうか。立派な大人になろうと思う夢。ぜひ、その子供達に夢の「一戸建て」を建てていただきたいものである。でも私はできる限り平屋をすすめるだろうが・・・。
August 1, 2006
コメント(2)
昨日、念願のデジタル一眼レフカメラを購入。「カメラを買おうか?」と言いはじめて半年。いろいろなお店を見て周り昨日「今だ!ここで買おう!」というお店で買った。値段はもちろんだがいろいろなお店をまわってみてやはりきちんとコミュニケーションの出来る「店長さん」で決めてしまう私。同じものを買うなら、その商品に自信をもって説明をしてくれる人でないと絶対に買わない。そういう私なのでちょっとした野菜なども畑からとってきた野菜を売っているおばちゃんから買うことも多い。地元のものを食べるのが一番だと思う。以前、世田谷に住んでいるころは古い商店街があり、魚はここ、豆腐はここと決めて買い物をしていた。この気質は「西のひと」なのか。「九州の熱い血なのか」は定かではないが。関東の人って絶対に値切らないなあといつも感心する。私はなぜか値切らなくてもお店の人と仲良くなってサービスしてくれることが多いのですが。「老舗」とまではいかないけれども「こだわりと自信」のあるお店は魅力的である。ウチも「老舗な設計事務所」を目指したいなり~。
July 28, 2006
コメント(0)
最近の私に様々な方から投げかけられる言葉・・・「知的」数ヶ月前よりこの「知的」について問われることが多い。最初は偶然のように感じていたが今はもはや「与えられた課題」といった必然のように捉えている。なぜそうなったのかというと実は今年の春自分でアクションを起したのがきっかけとなったのだと昨日ふと感じた。私が日々、現場を通して考えさせられることがありその問題への取り組みをどう解決しようかと考えていたころ、「朝2時起きで、何でも出来る」の著者であるエダヒロさんの広めようとされている「システム思考」というツールを知った。いつかは受けようと思っていたものの、日程が合わずのびのびになってしまっていたのだが、昨日は1日コースというものが出来たということで早速受講をしたのでした。この「システム思考」は大きく捉える力を養うツールでもあると思う。自分のビジョンや実務にも役立つのはもちろんなのだが、一番重要な点は「自分を俯瞰して見る」ことが出来ることだろう。それもかなり「知的」作業を行うことになる。結局、机上の空論というか理想論ばかり言っていても始まらないことを教えてくれる。自分の現在位置を知的に俯瞰しビジョンに向けて、また問題解決に向けてどう進んでいくかがかなりロジックに整理されるのである。そしてそれが自分のビジョンにもちろん繋がっていることを漠然とではなくしっかりと把握できる。自分を見つめなおす作業は往々にして「苦しく」なりがちなのだが、「苦しくならない方法」を身につけることでこの作業は「知的」にできるようになるのかと感じた。いろいろな事もそうなのだがすぐに出来ることってあまりなくて実は地道な作業を淡々とこなしていくことが気がつくと大きな変化になっていることが多いと思う。最近、クライアントも含め沢山の素敵な方に出会うのだが、素敵な方は皆親切で謙虚であることは共通している。そんな時私は「知的」というお手本を頂いているのであろう。本当にありがたいことであるし、大切にしていきたいものである。
July 26, 2006
コメント(0)
今年の春、もうすぐ桜が咲きそうな頃、一本の電話が入った。「アトリエ+住居」を増築したい。プロデュースをお願いしたい。但し、今回は金は極力使わない。」私にとっては大きな選択の連続であった。コストダウンする為にはかなりの決断力が必要となる。どこで落とすか。何にはこだわり、何かは捨てる。直感とロジカルの交信を瞬時に行い、決定を下していく。これは建築家だけの判断ではできない。使う人の判断が最も重要。設計期間は2ヶ月なかった。そして2ヶ月後の今、ほぼ完成に向かっている。センスを含んだ決断力の早さはこの建主さんはピカイチであると思う。だからこうしたミラクルな建築が可能なのかと。普通ではない今回のこの建物はとても品良く納まっていると自負している。完成がとても楽しみである。
July 20, 2006
コメント(0)
先日、「国際女性ビジネス会議」に出席して参りました。朝早くウチを出てお台場へ。1200名もの勢いのある大勢の女性の中、通常の業務では味わえない刺激をたくさん受けて参りました。その中で私が一番印象深かったこと。それは「TOPで輝いている女性は謙虚である。」ということ。それを一番私に教えてくださったのはダイエーの会長でありCEOである林文子さん。会場のホワイエでうすい山桜のような桜色のスーツに身を包んだ林さんの姿をお見かけた時は感動し、息をのむとはこういったことかと。丁度、著書である「失礼ながら、その売り方ではモノは売れません」を読んだばかりでしたので感動はさらに倍増し窒息するかと思ったくらいです。私のような若輩者の身でありながらも、丁寧な名刺交換をしていただき、また感動。本で読んだ印象も素晴らしかったのですが、実際にお話させて頂いた印象は本当に控えめな物腰でして「私達が忘れてしまっている日本女性の美」のようなものを感じました。控えめなのだけど奥底には強さがあるといったような。今ではホスピタリティという言葉は当たり前となっていますが、では実践できている人はと考えるとおそらく少ないのではないのでしょうか。私がテーブルデコレートの授業で生徒さんにしつこく教えていた言葉でもあります。その当時はあまり知られていませんでした。「おもてなし」の心は1)ウェルカム 2)ホスピタリティ 3)ビューティ と口をすっぱくして言っておりましたし、その都度自分にも言い聞かせていました。一流の女性に共通するものは「おもてなし」のこころだといつも思います。相手のことをどれだけ気にかけてあげられるか。それが私は本当のところの「知性」でありまた「センス」であるのではないかといつも思っています。自分自身にも常に言い聞かせていますが。時々窒息しそうになります。そんな時は頭で考えず、「見習う」ことが大事なことだとこの衝撃的な出会いで感じました。林さんに「設計士さんなの。あなたすごいじゃないの。」というお言葉を頂き、大変恐縮でしたが、これから私が仕事をしていく上でのエネルギーを沢山頂いたように思います。こうしてハッピーオーラを共有していろいろな人がハッピーになっていくのですね。これからダイエーに買い物に行こうかしらん。蛇足ですが・・・会議より帰宅した私は早速夫に林さんの名刺を見せました。夫は「すげ~!!!」と透かして見ていました。お札じゃないってば・・・
July 19, 2006
コメント(4)
私の友人のTaekoさんのブログで私はある本と出会いました。タイトルは「砂漠の女ディリー」。本屋さんに行く暇がないのでネットで即購入。手元に届いたのは7月6日。そして全て読み終えたのが7月7日「七夕」でした。私は本を通して彼女と彼女の半生にめぐりあったのでした。彼女とはスーパーモデルの「ワリス・ディリー」。アフリカ大陸のソマリアという国で遊牧民の一家に生まれました。時間と空間が時系列的でない世界で生きてきた彼女はある出来事がきっかけとなり家出をします。砂漠の中を走り、時にはライオンに食べられそうになり・・・しかし、彼女の本能的な直感と並外れた生命力、そして強運とも言うべき神とのつながり。普通では考えられないくらいそう「奇跡」としか私達には思えないほどのエネルギーを使い、彼女はスーパーモデルとなって行きます。実はこの本で一番衝撃的なのは「女子割礼」。今ではFGM(女性性器切除)と一般的に呼ばれるようになっていますが、このまるで昔話とも捉えてしまうような儀式が今でも行われているという事実にかなり衝撃を受けました。彼女もその事実をなかなか伝えられなかった一人ですが彼女の「勇気」はそれから多くの少女を救うことになったのです。マリ・クレール誌のインタビュー「女子割礼の悲劇」を受けようと決心した彼女ですが、その後の反響が不安で仕方がなかったといっています。しかし、その不安とは裏腹に励ましの手紙がたくさん来ました。その読者よりの手紙の一文、「わたしたちはなにか手をうたなければいけません。わたしは起きるとすぐこのことを考えてしまいます。・・・・一日中このことを考えてしまいます。」と。実は私もものすごく考えさせられました。この本を読んで涙を流し、怒りの感情さえ湧いてきたのです。そして最後に「勇気」をもらいました。彼女の「勇気」はいろいろなところで派生していくと私は信じています。共生・共存の時代になろうとしている今、「私にできることはなんであろうか」とひとりひとりがじっくりと向き合う時間や空間が必要だと感じています。そして「変わる」ことへの「勇気」。ちょうど私も「勇気」をもっていろいろなことにチャレンジしていこうと思っていたときの「めぐり合い」でした。めぐり合わせてくださったTaekoさんやいつも応援してくださっている方に感謝して。また前をみて歩いて行きたいとあらためて自分と約束をしたのでした。
July 8, 2006
コメント(0)
今日は、あるWeb上のコラムを読んで、私がインタビュアーにお送りしたお手紙の文面をご紹介したく思います。建築とインテリアのギャップや建築するときにインテリアまで頭や資金が回らない。どうじても後回しにしてしまう方が多くいらっしゃるとか。についての私の意見です。*************以下引用************ 多くの一般女性誌が今では必ずインテリアについて掲載しているのが見受けられます。住宅のイメージやこだわりをもたれているのは大体が奥様です。ご主人は自分の居場所と外観イメージにこだわる方が多いです。そして構造や大雑把なところでの施工方法等。これは動物の本能にかなり近いものがあるのではと経験上感じておりました。やはり男性は自分の所有する大切なものの外見にこだわりが強い傾向にあります。しかし、住まいを実際に使っていくのは奥様。そして普段の生活から出てくる不満点などを山のようにもっておられます。インテリアに関しても、依田さんのおっしゃるように女性は旅行や買い物、食事などでよいものにふれることが多く、知識も豊富です。しかし、あまりにも情報が多すぎること等から自分の経験や知識をどう解決してよいのか解らず結局雑誌の中や夢と程遠い現実を目の当たりにされる方が多いのが現状だといえるでしょう。その原因の幾つかの代表例は以下のものです。「自分がどういったものが好きなのか。」「どういったものが心地よいと感じるのか。「いろいろなもの・ことに優先順位をつける。」と自問自答する訓練する機会や教育された経験がないからだと思います。手前味噌になりますが、私が設計する際は必ず持ち込み家具や持ち込む予定の家具を写真で出してもらいます。そしてアドバイスをしながら空間のイメージを決めていきます。お客様のほうから積極的に相談されることも多いです。私がテーブルデコレート等を行っていることも大きいのかと思いますが。そしてしつこいほど行うのが「家づくりのカウンセリング及びコーチング」です。私はセラピストでもありますので上記の2つの質問を軸にじっくりと「家についての自分のビジョンニング」を行ってもらいます。実は「家づくり」と「人生設計」は目的は違いますが工程は同じようなものです。必ずしも成功するとは限りませんが、80%くらいの確率で最後は満足されていると確信しています。実はこのコラムを読むまでは建築家がそういったことをしていないのかとかなり驚きました。さて本当はしていないのか、しているけどうまく行っていないのか、どちらかはわかりませんが、なにか改善することは必要だと思っております。建築家のひとつの課題でしょう。
July 6, 2006
コメント(0)
昨日は良いお天気でしたね~。湘南。午後はアイシス編集部へ行き、今後Webマガジン「アイシスラテール」での住部門である「オーガニックハウス」の監修及び執筆についての打ち合わせをして参りました。今でこそオーガニックマガジンは沢山出ていますが、昔からある「アイシス」のオーガニックに対する姿勢は半端ではありません。今では海外を含むいろいろな化粧品会社がこのアイシスを見て勉強してオーガニックコスメを作っているということです。7月1日に創刊されたWebマガジン「アイシスラテール」は英語版も出来るということで私も「日本の建築文化」というものもふまえた上で情報発信を行って参りたいと思っております。建築家の視点もさることながら、皆さんの素朴な疑問にもお答えし、生活に役立つコラムづくりを目標としておりますので、ご意見やご質問、またこんな活動してます!といった情報をお待ち申し上げております。産声をあげたばかりですので、これからよいものにしていきます。楽しみにお待ちくださいませ!さてさて、今日はとある現場の地盤調査の日でした。全国的に雨。しかもここ湘南地域は本格的な雨模様でした。朝調査してくださる会社より電話を頂きまして「今日は調査しないでしょう~。」と思っておりましたら「予定通り行います!」とのことで雨の中立会いに行って参りました。立会いをしていると草のなかをなにやら動く物体が・・・。「あれは何でしょう?」と奥様にお伺いしましたら、「かえるですね~。」と。よおくみると大きなヒキガエルが。「かえるがいるということはヘビもいるのでしょうね~。」え!へび!が!いる?!私はかえるやいもりは好きな部類に入るのですが、へびのあの柄はどうも苦手でそれから下ばかり見て歩いていました。柄のない白いへびだったら平気なんですが・・・最近はかえるがいなくなりましたね。昔はこんな雨の日は必ず1,2匹見かけてつかまえていたような気がします。そうそう、蜂の巣もあったのですが、蜂の巣が低いと台風が少ない年なのだとか。今年の蜂の巣は低いそうです。そういった自然の生態系って観察すると素晴らしいものなのですね。私は仕事柄自然に触れる機会が多いのでとても興味深く感じます。自然の素晴らしさと偉大さにはいつも感謝です。ありがたや~!
July 5, 2006
コメント(0)
「すべては繋がっている。」と感じることがこのところ度々起こる。自分が今まで積み重ねてきた実績や知識を整理しまとめる作業を頂く機会が多いかもしれない。こうしてブログでいろいろな情報を提供したりホームページを作ったり(自分で作っております(^^; )することは自分の頭をかなりロジカルに整理しないと出来ない。「人に伝えること」の難しさはその工程をきちんとやるかやらないかに大きく左右されるとここ数年試行錯誤しながら解ってきたことかな。いろいろな活動をしてきていると、こんなこともあるよ!などと情報を提供してくださったりする。すると私の中で繋がらなかった部分が繋がったりする。そして私の繋がった情報をまたいろいろな方法で伝えていくことになる。そうやってうまくまわっていくというシステムを構築するのには時間と忍耐が必要であるが一度まわり始めたらいろいろなスパイラルが相乗しあって行き、世界が広がっていくのがとても楽しい。お金には変えられない私の財産であると本当に思う。それもまわりにいる沢山の人々のおかげだと思うと、無駄なことはないのだと本当に思う。ある物事に対して光をどう当ててそれをを見るか。そこが大切なのかもしれない。先日尊敬している方のメルマガで「人間万事塞翁が馬」ということが書かれていた。・・・・以下引用・・・・吉凶は予測できないという故事成語です。〈逃げた馬が名馬を連れて戻り、その名馬に乗った息子が落馬するものの、兵役にとられずに命拾いした〉この話がもとになっています。 一つの出来事を“吉”にするのも“凶”にするのも、自分自身の考え方ひとつです。 “考え方”で全てが決まるのです。・・・・引用ここまで・・・・私の最近の一番のお気に入りのことわざ。
July 3, 2006
コメント(0)
昨日は朝から・・・息子より早く息子の学校に行く。PTA会費の徴収の係。あれやこれやと話し合いをしてお昼に戻る。途中でいろいろと仕事のことを思い出し夫と携帯でやりとりする。携帯の時代でよかった・・・。ジムショに戻り、現在進行形の物件の実施図面を画き始める。好きではないCAD。建築基準法、カタログやサンプルの山に埋もれながら、試行錯誤する。大変だがこの時期も楽しいものだ。夕方に一本打ち合わせがあったのでその前にヤマダ電機で最近のテレビ事情伺いに立ち寄る。ヤマダ電機は今ではアミューズメントパークのようにいつもいつも駐車場もいっぱい。今日は平日なのに・・・と思いながら自分も来ているのだけど。家の固定電話も壊れてしまったので電話機を買う。テレビは仕事の知識を入れるため。いつものように夫と行ったのですが、店員さんは私の目を見てみな話しをするのですね~。やはり決定権は奥さんにあるのでしょうか?それとも人をみて判断するのでしょうか?後者だとするとウチの場合は奥さんに決定権がありそうなのでしょうか?ところで今のテレビってすごいというか・・・革命を感じました。ヤマダ電機でかならずチェックするもの。デジタル一眼レフ。本気で買おうと思ってから4ヶ月が経ちました。800万画素のものが欲しく、いつもお金を持たずに駄菓子屋にいる子供のように見るだけでいたのですが、今回1080万画素のものが登場する為かなりお安くなっていたのです。しかも昨日まで。しかし夫は「明日から新発売だからまた下がるよ。」と。そんなこと言っていたら多分いつまでたっても買えないような?それともA作戦か。時間になったので現場に打ち合わせに行き、いろいろな確認と設計変更の了承を行う。この現場はかなり面白いことに挑戦したのではないかと思っている。今のところイメージどおりであるので完成が楽しみ。自分の現場だけでなくどの現場を見ていても「足場」があるほうがかっこよく感じる。私の考えでは、出来上がりの予想を空想できるからではないかと。昨日も足場でステージが組んであったのだがそこにいると気持ちがいいので、この足場は撤去せずにそのままでいきましょうか~?なんて冗談が飛んだほどだ。Iさん、イメージコンセプトは「プロバンス」ですが、大きなテーマは「サグラダ・ファミリア」にしませんか?工事をしながら運営しながらメンテナンスする。のような。世界遺産になるかもしれません。
July 1, 2006
コメント(0)
イタリアでは、会社の就業時間外に働くことは「いいこと」とされないらしい。それはつまりBOSS(社長)の会社の経費を使ってしまうことになるからだそうだ。だから就業時間前に会社についても中には入らない。という話を良く聞く。日本では反対である。残業している人が仕事している人という風潮がある。今でもまだまだあるのでしょうか?イタリアは電力をフランスから買っているために電気の使用には敏感である。イタリアに旅行に行くとペンショーネあたりのフロントマネージャーに「電気はマメに消してね!」とよく言われたのを思い出す。冬場に氷水を飲むのも不思議だ~!とも言われる。確かに。(これは私は言われるまで気づきませんでした。)限りある資源の中で自然と共生して生きていく智恵。なんとなく受け入れてしまっている必要のないものは他にも沢山あるのでしょう。
June 29, 2006
コメント(0)
25日夕方より急に38.5度の熱が出た。私の平熱は低いのでこの高さではかなりの限界である。頭痛・吐き気。その5~6時間後に息子が同じように高熱を出し始めた。水枕は息子に譲り、私は冷凍の保冷材を沢山使い冷やした。水枕はふつうは一家に一つしかない・・・。26日は打ち合わせが2本入っていたが、ひとつはお任せし、ひとつは延期してもらった。近くのクリニックに行ったのだがすごく混んでいた。調子の悪い時の待ち時間は3倍くらい長く感じる。特に子供が病気だと。そして27日になると息子は復活した。さすが若さには勝てない。私は上の子の授業参観や懇談会があり役員をやっているために出席せずにはいられなかった。学校に行き担任の先生と話をして解ったのだが、この熱は今小学校で流行っている風邪らしい。担任の先生は「先生!頭がきもちわるい~・・・」という子がいたとかも。ウチの小学生の息子はいつものように元気ハツラツなのだが。身体と心はつながっているので病気になると一旦落ち込む。どちらが先かはわからないが。私は落ち込んだとき応援してくださるクライアントさんと話をすることが多い。本当に感謝である。現在ダイエーの会長でいらっしゃる林文子さんの著書にも同じようなことが書いてあった。やはりお客様あっての商売である。お客様の励ましの言葉は一番の栄養剤かもしれない。規模や立場ではなく人としてしっかりと生きていきたいと38度の熱のある頭で考える。たまには病気も必要である。健康のありがたさは病気にならないと心底感じていないものなのだ。
June 28, 2006
コメント(2)
昨日、ある雑誌の監修をしているMさんより電話があり、住空間でのオーガニックについてのコラムを書いてみませんか?と。今回はWeb上での記事となる。こうして依頼をいただくことは大変ありがたいことである。実はMさんは私が中学生のころ大変憧れていた女性。今こうして一緒に活動をしている自分が信じられないと思うこともある。ご一緒に海外取材をさせていただいたこともあるのだが、とても美しく、ピュアな方。そしてかなり聡明な方なのだ。有名な方とはこういったことかと感じたことがある。私の友人より「面白い建築家がいる!」とMさんに紹介していただき4年が経つ。それからはお互いがお互いのすべてを認め合うというお付き合いをさせてもらっている。お仕事でなくてもたまに電話で情報交換などさせていただいていた。私の信念などを聞いてもらったりしていたのでいつも気にかけていただいていたのだろう。その私の特に建築家としてのひとつの信念についてが早速Web連載コラムという媒体でひとつカタチとして世の中にデビューする。縁とは不思議なもの。大切にあたためていきたいと思う。これからも。
June 27, 2006
コメント(2)
大切なことは自分がHappyであること。自分の波長は他人に伝わります。
June 24, 2006
コメント(0)
全26件 (26件中 1-26件目)
1