ふらっと

ふらっと

August 14, 2007
XML

オタク系マンガの代表というか、基本みたいな作品で、ゆうきまさみの代表作のひとつ。
連載開始と同時に、びっくりするほど話題を振りまいた歴史的作品です。
春風学校の光画部が撮影旅行先で出会ったのは、池の中から自転車をこいで現れた、みょ~なヤツ。夏だというのにガクランで、なぜか下駄ばきのR・田中一郎くん。実は彼、アンドロイドだったのです。
一応主人公は「R・田中一郎」、テーマは「光画部」の部活動。
でも主人公はどんどん影が薄くなってしまいには消えるし、鳥坂先輩やたわばさんなどの暗躍によりまともな部活動をしたのは数える程度、元ネタ探しを始めるとかなり深い作品でもある。というのも、ほとんどが実在の人物や場所、事件などを元ネタもしくはモデルにしているからであり、さらにパロディも含むからである。この辺「OUT」出身のゆうきまさみらしい内容ではある。
このマンガで出てくる「光画部時間」などを実践していた人も結構多いらしい。。。ちなみに「光画部時間」とは「定められた時間の前後2時間ずつの幅を取る」ことを指す(鳥坂・談)さらに飯田線との競争「下山ダッシュ」に挑戦する人もホントに結構いる。
「逆光は勝利」などは写真の基本なので参考書代わりにする人もいるとかいないとかw。


「光画」とはいわゆる写真の古い呼び方なので、本来なら「光画部」=「写真部」なのだが「あ~る」の影響により本来の意味はかなぁり薄まり、別の意味の方が広まって(広められて)しまう。ちなみに「光画部」が実際した・する高校は意外にあるもんである。

ゆうきまさみの同時期の作品「鉄腕バーディー(旧)」(舞台が同じ場所)ならびに次回作「機動警察パトレイバー」「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」にも鳥坂たちと共に何度か顔を見せている。この作品を見るとなんとなく懐かしい気持ちにさせられてしまう。それはおそらくこの作品の中には日本がまだ色々な意味で豊かであった時代の何かが詰まっているからではないだろうか。OVAも製作され、その原作にはない物語・完全オリジナル、何が面白いのか説明は難しいw 笠原弘子が歌うエンディングを聞くとなんとなくせつない気持ちになる。更に挿入歌「飯田線のバラード」を歌っているのはタイムボカンシリーズの歌でも有名な山本正行氏だったりする。R・田中一郎の声を担当していた塩沢兼人が事故で急逝するまでは、テレビアニメ化という噂も何度か上がったことがあるらしく勿体ない話である。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  August 15, 2007 12:20:39 AM コメント(2) | コメントを書く
[少年サンデーコミック] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

嵐田 流星

嵐田 流星

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

ちまこ@ Re:超能力マンガ(03/19) 子どもの頃に小学館で「ミュウの旅立ち」…
hqJkWzmToYj@ ZDRrYggDMR appraisal.txt;1
JohnBush@ njWttlkfKRxAwwiEbCH Hello! Very good job(this site)! Thank …
AlfredoOlofson@ VzQzEYqMFvLSUoNxf Wow that was unusual. I just wrote an v…
RefugioAdmire@ vVSGLKHSzEjlDSkRP Great s article over again! Thank you=)…

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: