太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2014.06.21
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43歳の時に乳ガンを患った奥井さんは、次のように言う。
乳ガンを患い摘出手術を受けるまでは、生と死、人の幸福について考える機会はほとんどありませんでした。
今思えば、なんと漫然と暮らしていたのかと感じます。
まだ自分に時間が残されているうちに気づいたのは、病になったことによる幸いと言えるかもしれません。

誰も死から逃れることはできません。
死を見つめることで、人間関係の彩りが鮮やかになりました。
幸せとは何かを考えたときにたどり着いた答は、人のために何かをすることでした。
自分にどんな才能があり、なにができるかはわかりません。
私なりに模索していくしかありません。


そうすると、物に囲まれて暮らしていると見落としがちになることに気づき、心が研ぎ澄まされ、広がっていくのを感じます。
両手で抱えられる物は有限ですが、心を広げて包み込む能力は無限だと感じています。
自分の心をどれだけ深く広くのばせるか。
それが死と向かい合う私の課題でもあり、楽しみでもあるのです。





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Last updated  2014.06.21 05:12:36
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