太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2014.07.25
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欧米では殆ど寝たきりの患者がいないそうだが、なぜいないのでしょうか。
その理由は、高齢あるいは、ガンなどで終末期を迎えたら、口から食べられなくなるのは当たり前で、胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であると国民みんなが共通認識しているからで、逆にそんなことをするのは老人虐待という考え方さえあるそうです。

だから、日本のように高齢で口から食べられなくなったからといって胃ろうは作らないし、点滴もしません。
従って両手を拘束する必要もありません。
肺炎を起こしても、抗生剤の注射もせず内服投与のみです。
つまり、多くの患者は、寝たきりになる前に亡くなるので、寝たきり老人がいないのは当然です。

さて、欧米が良いのか、日本が良いのかはわかりません。
しかし、全くものも言えず、関節も固まって寝返りすら打てない、そして、胃ろうを外さないように両手を拘束されている高齢の認知症患者を目の前にすると、人間の尊厳について考えざるを得ません。
日本でも、尊厳ある人生の最終段階について普段から考え、周りの人とも話し合い、命が終わる時まで最善の生を生ききることができたら最高ですね。





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Last updated  2014.07.25 05:34:43
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