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先日、炎天下の上野都美術館のマウリッツハイス美術館展に行ってまいりました。目玉は言わずと知れた「真珠の耳飾りの少女」。見つめられているような眼差しが印象的なこの名画は、思ったより小さなものでした。やはり一番人気で人だかりになっていましたが、遠くからながめても十分なほど強烈な光を放っておりました。貿易などで財を成した商人も絵画を買うようになったこの時代、小さな静物画や人物画にも秀逸なものがたくさんあり、ルーベンスやレンブラントのメジャー作品と合わせすばらしいコレクションを見ることができました。これまで少々地味な印象だった都美術館は、エスカレーターで順路をたどれるよう改装され、見やすさがアップしました。レストランも開放的でおしゃれに、そしてミュージアムショップも大きく楽しくリニュアルされていました。以前紹介した百木根さんの作品コーナーもあり、必見です!
2012.09.02
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平日のある日参加したのは、新宿歴史博物館のイベント落合文化ネット「見たく”なるほど”落合探訪」まち歩き。目白駅で集合し、学芸員さんとボランテイアガイドさんに引率され落合の地域資源を巡るツアーでした。まず最初に訪れたのは、かのF・L・ライトの弟子で自由学園南澤校舎や甲子園ホテルの設計で知られる 建築家遠藤新が最晩年に設計した目白が丘教会の礼拝堂。当時の先鋭であった表現主義の影響が色濃く出た抛物線アーチの鐘楼が印象的でした。竣工の翌年に亡くなった新氏の葬儀は、この教会で行われたということですから、なにか因縁めいたものを感じます。次は日立目白クラブ。旧学習院昭和寮で、昭和天皇がお過ごしになった由緒ある建物です。設計は、目黒の朝香邸(現庭園美術館)を手がけた宮内省技師権藤要吉だけあって随所にアールデコのテイストがいきていました。現在は結婚式やパーティーなどの会場として使われているそうです。そこから歩いて数分のところには、旧中村彝アトリエがあります。ここは増改築された部分をもとの姿に復元したあと、来年には一般公開されるようです。その次に立ち寄ったアダチ伝統木版画技術保存財団のギャラリーには、北斎や写楽の浮世絵を現代に復刻させていて、若い職人さんが伝統的な木版画の技術を受け継ぎ学んでいるのだそうです。次の訪問先は目白教会・日本聖書神学校。1946年開校の歴史ある神学校ですが、新しい建物に建て替えられたモダンなステンドグラスの礼拝堂を見せていただきました。普段建物内には許可なく立ち入れませんが、敷地内の手入れされきれいな庭は一般の人でも自由に楽しめます。最終地点は、聖母病院裏にある佐伯祐三アトリエ記念館でした。数年前に訪ねたときには住宅街の児童公園の脇にひっそりとある建物でしたが、今ではきれいに整備され建物内に資料が展示されたりっぱな記念館となっていました。
2012.04.23
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あいにくの天気となりましたが、埼玉県の鶴ヶ島にあるギャラリーううふで開催されている工房 百木根作品展を見に行きました。これまで日本橋の三越で陶印や朱肉池の作品は見ているものの 今展のために新たに作った染め付けの器の数々、そして魯山人が収集した古染め付けを再現したものがこれでもかという迫力で並び、見事でありました。これに先駆けて陶印を作るワークショップが行われていたので、今日は参加者の皆さんの できあがったばかりの力作も見ることができました。素敵だったのは作った陶印に合わせて仕覆(本来は抹茶の茶入れを入れておく袋)を作られた方。ご自身が仕覆のお教室を開いているのですから、なかなか我々には真似できませんが、手作りした陶印を小さな袋で持ち歩いたら、いっそう愛着がわくだろうなぁとうらやましく思いました。
2012.04.14
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立川伊S丹で開催されていた「サクラモノ市」立川周辺に私立の美大が集まっていること、そして8王子に家具工房がたくさんあることなどから、若手デザイナーが中心となり、市の商工会議所や観光協会も後援し企画されました。「サクラモノ」とは新学期や新年度にふさわしい文具やギフトの数々。会場はお花見のビニールシートをイメージしデザインで、おもしろおかしいものがいっぱい販売されてました。このほかに街のあちこちで連動した展示があったようです。新しい地場産業かはたまた町おこし?立川がんばっているな~。すでにブームになっているものの人気に便乗するのではない オリジナリティーとデザイナーの気概を感じました。駅前のにぎやかさが立川の活気と元気さを象徴してますね。
2012.04.09
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長男が他美大生と会場をシェアし 青をテーマに渋谷のギャラリー・ルデコでグループ展をした。シャークをモチーフに作ったフィギィアを変化させたもの。自己表現万歳!
2012.03.21
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この世に生を受けてから半世紀の折り返し地点を過ぎてしまうと、誕生日もそんなにときめくものではなくなります。しかし、今年はひさびさに家族が揃って赤坂のLawry's The Prime Ribで誕生日を祝ってくれました。この店はドーム型のグリルワゴンが席まで来て その場でローストビーフを好みの焼き方で提供してくれるレストラン。日本人の胃袋にはちょいとヘビーなサイズでしたが、いろいろなお国のファミリーもそこかしこで誕生日を祝っていて 今はまっている海外ドラマ「MAD MEN」の舞台、60年代のNYにタイムスリップしたようなひとときでした。 翌日はポレポレ東中野で「DX(ディスレクシア)な日々 美んちゃんの場合」(監督:谷光章)というドキュメンタリーを見ました。地味な映画かしらんと思っていたら これがとてもよかった!ディクレクシア(=知的な遅れはないのに、読み書きに困難を示しやすい発達の障害)である美んちゃんが、様々な挫折、転職にもめげず、ついには起業コンペに入賞し、代々木に欧風の総菜店をopenさせるまでの姿を追ったもので、いろいろな示唆に富んでいました。多くの方に見ていただきたい映画です。 帰り道乗り換えで降りた中井駅では、昭和30年頃までこの地域で盛んに行われていた染色、江戸小紋や更紗を駅周辺や妙正寺川沿いに飾る「染めの小道」というイベントでにぎわっていました。いろいろなものを堪能し、思いがけず優雅な週末となりました。
2012.02.19
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昨日 当画室で恒例のクリスマスリースレッスンが行われました。毎年思う事ですが、同じ材料を使いながらもひとりひとりが千差万別。それぞれの好みと美意識の違いでこんなにも個性的なリースが揃いました。今年は、景気や震災の影響で少々沈滞気味の世の中の空気を跳ね返すべく、オーナメントもデザインもゴージャスでおとなの雰囲気です。Heath Flowers藤田先生のセンスが光っています。我が家のリースは一回り小振りなものですが、今日から玄関扉を飾っています。
2011.12.05
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現在セ木口画室で開催中の「詠人箱・ヨミビトバコ展 井手都×松ノ元陽子 言葉の場所」のご紹介をいたします。そもそも松ノ元さんが送った俳句に合わせて井手さんが箱のオブジェを作ったことから 今回のコラボ企画が生まれました。例えばDM葉書の写真となったこの箱は、「青嵐手に取れぬもの見えてくる」という句に合わせたもの。他に 春を目前におこった3.11の震災を詠った句に合わせたオブジェ。日常のひとこまや季節のさまざまなシーンを切り取った句の数々を 小さな箱の中に表現しています。他に、日本の自然から生まれた俳句を箱で表現した、「5・7・5俳句オブジェ」や、自然の声を体感できる「聴耳頭巾」なども展示されています。私の同級生でもある井手さんの発表の場づくりをお手伝いできたこと、そして松ノ元さんと巡り会えたこと、今展の広報活動をバックアップしてくれた友人、展示やギャラリーの運営をお手伝いくださったみなさま。多くの方々のお力で展覧会が実現したことに いい知れぬ感動を覚えます。皆がワイワイと一つのこと作り上げていく作業は「文化祭」にも似ていて、この年齢でそんなことが体験できるのは、究極の贅沢だと感じました。
2011.10.25
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この夏は、あえて家族で東北旅行に行きました。現地の様子を目に焼き付け、東北各地を観光することが 被災地復興の一助になるのでは、と我が家なりの決断でした。夕方東京を出発。初日の宿がとれなかったので、SAで仮眠の後、早朝花巻に入り、釜石、大槌、宮古とぬけました。3・11津波が襲った港町は、がれきが寄せられているものの、そこかしこにまだ置かれたままでした。がれきの脇には、撤去希望の印でしょうか、赤旗が立てられています。車を降りみると 早朝ということもあり静寂の世界。若い息子たちの胸には何か去来したでしょうか。その後、八幡平の秘湯藤七温泉に立ち寄り、秋田の玉川温泉で一泊。翌日は 角館の武家屋敷を見てから世界遺産登録された平泉へと行きました。小雨まじりでしたが、雨が似合うしっとりとしたお寺や能舞台。さすがにここは人だかりでした。最終日は福島の二本松の先にあるやわらかい泉質の岳温泉に宿泊。ここの大きな温泉施設では、震災後避難された方の受け入れもしていたようで、そんなとこにもまだまだ癒えない震災の傷あとがありました。長男が免許をとったので お父さんと息子が交替でハンドルを握り 今回の長距離旅行が実現しました。今後 家族ででかけることは数えるほどでしょう。思い出の夏となりました。
2011.09.04
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今年も等しく誰にでも春が来て、近くのお寺の境内にも満開の桜が咲きました。ただ、時にはそんな景色を楽しむ余裕がないこともあり、散る桜の花びらとともに はらはらと涙がこぼれます。来年こそはより多くの方が 明るい気持ちで青空に溶け込む桜を見上げられます様に…。
2011.04.19
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あけましておめでとうございます。卯年は変化の年といわれています。私も守りに入ることなくチャレンジの年としていきたいと気をひきしめた新年です。早速1月3日、お正月の雰囲気がもっとも似合う日本橋に出向き、知人が主催する工房 百木根の卯年の陶印を購入しました。陶印は篆刻刀で簡単に削れ、しかも柄の部分を自由に絵付けできるそうです。当画室でのワークショップが実現出来るよう交渉してきました。みなさまも飛躍の年となりますように…。
2011.01.05
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子どもが大きくなると プレゼント探しに奔走することもなくなり クリスマスという家族のイベントがなんとも気がぬけたものになります。我が家は今年も次男の受験が控えているので、はしゃぐことなく淡々と静かなクリスマスの晩餐を楽しみました。思えば子どもが小さな時には、事前に準備したクリスマスプレゼントをどこにしまっておくかが悩みの種。そして、クリスマスの朝そのプレゼントをどこに置いておくかも思案のしどころでした。ある時はスノーブーツを雪が積もったベランダに置いておいたことがありました。子どもが朝起きてパジャマ姿のままそれを見つけるまで こちらもドキドキです。ある年にはサンタの映画に影響された長男が「サンタさんのためにクッキーとホットミルクを用意しておくんだ。」とクッキーを焼いてストーブの前に置いておいたこともありました。朝起きて「お母さんクッキーがなくなっているよ!!!」と本気で驚いていた子どもの顔が忘れられません。息子たちは成長と共にうすうすサンタの正体に感づき、 そのうち欲しいものを直接リクエストするようになってしまい、今日に至っています。なんだか大まじめにサンタを演じていたあの頃がなつかしいです。
2010.12.23
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長男の受験もあって昨年はお休みをしていた画室で行うリースレッスンを 今年は再開しました。ヒムロ杉、コニファー、オレゴン産のモミなどを蔓で編んだ土台にさしていく生木のリースは、他ではなかなか体験出来ない本格派。強いモミの香りに日頃のモヤモヤが吹き飛ばされ、枝をさすごとに森林浴をしたようで、心が浄化されていく気がしました。アクセントには三方原産のアルプス乙女。こちらは食用にもなる真っ赤なかわいいりんごです。そして、いつもながらにセンスよくセレクトされたリボンを組合わせ、完成!はるばる浜松から来ていただいたヒースフラワーの藤田先生お世話になりました。
2010.12.01
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暑い日が続いたかと思えば、急に冷え込み、ここにきて台風が到来。日本の四季はどうなるんでしょうか?十月の最後、大雨の中 息子の大学の学園祭が決行されました。学生が思い思いのものを持ち寄るフリマが充実。自主制作のアニメDVDや、苔玉など購入しました。来年はもっとじっくり展示もみたいものです。先日は雨の中上野国立西洋美術館のデューラー展へ。活版印刷の普及とともに銅版画が本の挿絵に使われ、庶民の手元におかれるようになったこと。国王の人気を高めるために、肖像画を刷らせたり、何枚かの版画を組み合わせると巨大な塔の絵になるような仕掛けで、国王の偉大さを感じさせるプロパガンダに利用されていたなど、美術が国家や宗教と切り離せない時代であった事を改めて痛感しました。それを抜きにして モノクロのこびない潔さ、細密だけれど力強い線はやはり魅力的。厳かな気分になりました。この展覧会に誘ってくれた浜松の友人のお勧めが、スタニスラフ・ホリー展55歳で急逝したチェコの絵本作家の原画展でした。会場は広尾のチェコ大使館内。カラフルでポップ。ちょっとサイケななつかしい雰囲気。哲学的なチェコ人らしい比喩や風刺を含んだ絵もなんだかかわいらしく楽天的。今のように行き場がわからない迷路のような混沌とした世の中じゃなく、当時は何もかもがもっと単純だった気がします。日本との関係も深く、閉園になった西武ユネスコ村の最後のインスタレーションを担当していたそうです。サイン帳には「ユネスコ村で見ました!」という熱烈なファンのコメントものこされていました。
2010.11.06
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現在 家族はみな製作中。夫は お世話になっている知人の水彩画を描き、長男は木工の授業で椅子を制作。次男は学校の課題研究で災害救助ロボットをグループで共同制作。忙しいのを言い訳に創造的な活動をしていないのは私だけ…。
2010.10.10
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リフレクソロジストであるご近所ママとは、かねてより「画室のスペースを使って子育て中のママさんのためのヒーリングサロンを開きたいね」という話をしていましたが、この度ついにそれが実現しました。施術中のお写真はとれませんでしたが、足裏マッサージをされながら思わずまどろんでしまうくらい ゆったりと心地よい時間が流れたようです。お子さんが幼稚園に行っている4時間にお一人お一人ゆっくり施術をするので 受け付けられるのは5組程度。予約はすぐに埋まってしまいます。今後も毎月開いていきたいとのことですから、乞うご期待!またご報告します。
2010.07.02
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住んでいる町のことをどのくらいご存知ですか?この度、地域の昔のことを学びながら子どもたちとウォークラリーをするイベントのお手伝い(チェックポイントとして資料を展示)をして、遅ればせながらいろいろと知ることができました。この地域は、最初の江戸城を建てた太田道灌が豊島氏と勢力争いをした「江古田原沼袋の合戦(1477年4月 )」の古戦場として史実に残っています。近隣には道灌が合戦の先勝祈願をした神社や戦死した豊島氏のための塚があり 地図上に印をつけていくと、じりじりと豊島氏を追いつめて行った様子がわかります。また 江戸時代 滝沢馬琴「南総里見八犬伝」のなかに書かれている「四月、江古田・池袋の戦い」というのは、「江古田原・沼袋の合戦」を下敷きにしているのではないかといわれています。「夏草や つはものどもが 夢のあと」心はすっかり500年前にタイムスリップできました。
2010.06.27
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遅ればせながら丸の内のM菱一号館美術館「マネとモダン・パリ」展を観てきました。お天気もよかったせいか平日にもかかわらず 長蛇の列。不景気とはいえ人気のスポットは人で溢れているものです。昼休みには、中庭で近くのビルのOLさんやサラリーマンが休憩している姿が見られ 新たに開館したこの美術館がしっくりこの地に溶け込んでいるようでした。そして、収穫はなんといってもモダン・パリの時代を多角的に紹介しつつ マネの作品を初期から晩年まで幅広く(マネの描いた静物画を初めて見ました!)展示していたことでした。特に今展のポスターにもなっているモリゾの絵の多いこと多いこと。モリゾは後にマネの弟と結婚し、彼女自身も絵描きであったこと。彼女の控えめな性格とマネが好んだ黒い衣裳が合っていて何度もモデルとして描いたということ。本当に魅力的に描かれていて 変な意味ではなく「愛」を感じました。印象派の画家たちとマネが決定的に違っていたことは、マネがサロン(官展)というアカデミックな場に 時にスキャンダラスな 時に新鮮な風を吹き込む実験的な絵画を発表し挑戦していたことだといいます。詩人や文学者とも親交が深かったマネの絵には知性があふれ、無駄のない達者な筆致の油絵にすっかり魅了されました。 絵を見終わった後は、テラスのあるレストランでランチし、アンティークも置いているおしゃれな雑貨屋さんをのぞき、本当に至福のひとときでした。(絶品バターを使ったクロワッサンは買いそびれましたが…)
2010.06.08
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現在 セ木口画室で開催中の「第1回アート&クラフト展/奥原宗典の世界」も月半ばとなりました。展示されているのは、漆喰のシーサー。我々になじみがある陶器のシーサーとは大分趣きが違い、沖縄の赤瓦に映える 威風堂々たる風貌です。奥原氏は 伝統的な琉球瓦を作る家に育ち、あの首里城復元の立役者として「プロジェクトX」にもとりあげられた人物。首里城復元の特命がおりるまでは、台湾で水墨画の勉強をしていたというだけあって、淡く繊細な着彩が新鮮です。生地に色を練り込んでいるので、屋外の雨風にも耐え、年月とともに味わいが一層増すといわれています。 今回は沖縄の海を思わせる絵画も含め 5月30日まで展示をしていますので、ぜひご覧ください。
2010.05.18
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息子たちが大きくなって、これからどんな道に進むかがおぼろげながら判る年頃になりました。うちの二人は 間違いなく机の上でおとなしく仕事をするタイプではなさそう。どちらかというと「ものづくり系」。お兄ちゃんは美大で毎日課題に追われています。弟も工業高校なので、実習といえば作業服に身を包み町工場の青年そのもの。まさにものづくり日本の明日を支える人材です.先日は アクリル板のカットをコンピューターでプログラミング。家族より犬を愛する彼の思いがあふれる キュートな犬の表札ができあがりました。.
2010.04.29
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日曜 おじいちゃんの墓参りに行く前に3郷の1KEAへ寄り道。開店は10時からなんですが、9時半からモーニングサービスが…。目玉はなんといっても99円モーニングプレート。(オムレツ+ソーセージ+ポテト)しかも飲み物お変わり自由。こういうことに嗅覚鋭い夫が探してきまして、どんなものかなと思いましたが、なかなか楽しい!目玉のプレート以外は スープ、サラダバー、フルーツ、デニッシュ、パン、サンドイッチ、デザート(写真のスウェーデン国旗色のロールケーキ)などなど普通の値段なので 結局はそこそこのセットになってしまう訳なのだけれど、うちの質素な朝食よりはずっといいと家族が口を揃えて言いました。朝食をたっぷり食べて、昼は100円のホットドック。ほ~んと一日遊べちゃいますよね。って 本当は墓参りの前に立ち寄っただけですから(汗)。
2010.04.05
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連休の日曜日、K北のIKEアで買い物の後、山下公園そばのイタリアンレストランPAPA DAVIDEで長男の合格祝いを。このお店は 元町の老舗バックメーカーさんの系列で 高級感あふれるのに ほどほどリーズナブルで 私たちでも足を運べる素敵なお店です。ご縁があって化粧室に向かう通路には義父茂の油絵がかかっています。魚や野菜、肉それぞれが本当に新鮮で、シンプルな味付けで素材が存分に活きていました。お料理を堪能した後にはデザートにこんな粋な計らいが…。「次は彼女とどうぞ」お店の方にいわれ 照れまくる息子でありました。
2010.03.22
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3月7日 長男の高校の卒業式がありました。この学校は校歌が美しく(山田耕筰作曲、金田一京助作詞)、敷地も無駄~に(?)広く、先生や生徒がのびのびと自由な雰囲気のとてもいい学校でした。卒業式には 男子生徒と女子生徒のかけあいでT川俊太郎さんの詩「あなたに」(卒業生であるT川さんが卒業式のために作ってくれた詩)が朗読されるのがすばらしく感動的です。先日A新聞で「子どもの卒業式にでる×でない」の論争がありましたが、私自身は「でてよかった」と感じる一人です。おとなになる手前の娘や息子とは衝突することも多く、険悪な状態のまま卒業式の朝をむかえる親子もいるのでしょうが、「泥だらけの野球のユニフォームを文句も言わず洗ってくれてありがとう。」なんていうよそのお子さんのメッセージも聞くだけでも 母としては凍った心が溶かされる思いです。朗読された詩の最後「あなたに答えはおくらない あなたにひとつの問いかけを贈る」と締めくくられるのが深い。これを聞いて母も未来に旅立つ子どもたちの門出を祝って 子離れを決意するのです。PTA活動を通じてお世話になった方々には サイトウマサミツさんデザインのメリーチョコレートのギフトを贈り 母もこの学校を卒業します。
2010.03.07
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ついに退院しました。おばあちゃんのことではありません。白内障手術で入院していた愛犬の方です。心なしか元気がありませんが、無事右目に人工のレンズがはいっています。抜糸前に目の周りを傷つけてはいけないので、超ロングのエリザベスカラーをしております。車幅がわからないので ぶつかりまくっているし、散歩にでても においをかぎ回れないので ストレスたまりそう。今後は経過を見せるのにしばらく淵野辺のA大学附属病院に通わなくてはいけないのが 悩みの種。なにしろカラーがじゃましてバスケットにはいらないのですから…。(泣)どうやって連れて行こうかしら?
2010.02.18
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今年一番の寒さとなった土曜日、 高橋よう子さん“素敵に布あそび展”を見にバレンタインでにぎわう新宿伊勢丹へ。今回は新しく出版された「手作りお守りとしあわせ小物」(世界文化社)に合わせてか、お守りやにおい袋などかわいい小物が増えていました。うさぎのかわいいおひな様のシリーズも飾られ,なんだか春の到来が待ち遠しくなりました。
2010.02.14
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2月早々、家の中で義母が転倒、左大腿骨を骨折し、手術をし入院。さらに愛犬に白内障が発覚。本日 淵野辺のA大学附属病院にて手術をし、これまた一週間ほど入院。それに加え長男の受験。あ~っ何もかもが重なり目が回りそうです。どこまで耐えられるのか、神様が試練をお与えになったのか…?つらすぎる。唯一明るい話題は、太陽光発電の連けいが昨日完了したことか。
2010.02.09
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我が家は今年いろいろなことが大きく動きそうな年。ドキドキだけど こんなときこそ攻めの姿勢でいきたい!!
2010.01.01
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最近我が家の愛犬が若年性白内障になっていることが判明。まだ4歳なだけにショック!そんな鬱々とした気分をはらすべく 巷のツリーを見に出かけました。まずは、N橋3越 さすが格調高い!そしてG座Mキモト。時間になるとスノーマンの演奏が聴けます。待ち合わせの人でいっぱい。 H・ウィンストン。この不景気の世の中でもクリスマスに恋人とここへ訪れる方はいることでしょう…。Mの内では仏アルザス地方のストラスブールのクリスマスマーケットが開催されていました。1回100円でのれる小さなメリーゴーランド、T国ホテルのプロヂュースしたフードコートは大にぎわい。みなさんも素敵なクリスマスをお過ごしください。
2009.12.25
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友人に誘われるまま 22日冬至の昨日、高田馬場にある穴八幡宮にお札を買いにいって参りました。行ってビックリ!高田馬場駅から穴八幡行きのバスは長蛇、長蛇の列です。この不景気でなんとなく不安な空気が充満しているせいか 神頼みは大盛況。着いてからも入場制限、ぞろぞろと一時間ほど並んだかしら…。ようやくお札が買えました。お札を御祭りするのは、冬至、大晦日、節分のうちのいずれか、夜中の12時、家の中の来年の明きの方にあたる(いわゆる恵方というやつですな)申酉(真西から少し南寄りの方角)の柱や壁に貼るという事です。来年は長男の受験!開運祈願です。(受験は運じゃないぞという話もありますが…汗)ちなみに お札は冬至から大晦日は朝8時から夜7時まで、正月から節分までは朝9時から夕方5時まで穴八幡宮で頒布されます。
2009.12.23
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今年のセ木口画室は、恒例のリース教室をお休みします。代わりにという訳ではありませんが、新聞のイベント欄にのっていたアトリエまりねのステンドグラス体験教室に思い切って参加してみました。できばえはこの通り。今年はこれを窓辺に飾ろうと思います。ステンドグラス作りは初めてでしたが、キットが用意されていて、先生が丁寧にご指導、フォローをしてくださったので、約2時間半とても集中してできました。クリスマスの体験教室は27日(日)までの毎日、午前、午後の2回開催されます。それ以外に通常の時期は定期コースがあり 季節の飾りから、大型のランプまでさまざまなものが作れるそうです。(ご興味のある方は、上のHPをご覧ください)通っていらっしゃる生徒さんは、お仕事をされている方や、介護をされている方、それぞれ忙しいながらも時間を作って続けているそうです。好きなことは続けられる!時間は自分で作るものなのですね。
2009.12.08
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日々の忙しさに追われ、それをいい訳に随分更新をさぼっていました。その間に見聴きしたものを少しご紹介。まずは、サイトウマサミツイラストレーション展「アッチ向いてホイ」。毎度いい意味で予想を裏切ってくれます。今回はますますはじけて自由になった感じです。サイトウさん自身が「色への発見はつきないなあー」としみじみ語っていたように またまた新境地開拓という気がしました。赤と緑のセロハンが透過光で光っている様に感じるこの絵。子どもの頃のクリスマスを思い出します。また あっけらかんとした花柄の絵。かわいらしくていやらしさが全然ありませんよね。本当に絵が好きなんだなぁとこちらまでうれしくなってしまう作品です。ブログで音をご紹介できないのは残念ですが、もう一つの感動は狛江で行われた達川葉子さん(先に紹介した写真家達川清さんの奥様)のアコーディオンライブ。一部、パーカッション、トランペット、ピアノなどを自在に操る才能あふれる二人の若者とのセッションは新鮮でした。(このブレーメンという三人ユニットは、サプライズ出張ライブも行っているようです)二部は役者でもあるロバート山田さんの歌うシャンソンに併せての演奏。パリの下町を彷彿とさせる一夜となりました。
2009.11.18
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11月1日からいよいよ斎藤純子さんの“Night Train展”が始まります。斎藤さんは義父 関口茂の教え子さんです。回顧展開催の時も 画室をオープンするときにも大変お世話になりました。そんなご縁があって 今回セ木口画室で個展を開いてくださることになりました。斎藤さんは 結婚されてからしばらく絵筆を置いていたという事ですが、成長する息子さんの姿を描きたいと再び絵筆を握ったそうです。それからコツコツ 誰のためにでもなく 自由にのびのびと描きたいものを描いてきたのではないでしょうか。絵の中の少年や少女を見ていると なんだか甘酸っぱい青春の思い出がよみがえってきます。現在は 昔の質屋さんの蔵を改装したアトリエで制作されているとのこと。そちらもぜひ拝見してみたいものです。斎藤さんの絵のラベルをつけた自家製ワインをご用意し お待ちしております。
2009.10.31
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先日 Gallery EM nishiazabuへ達川清展「看脚下」を見に行きました。今やweb上で写真や動画を見る機会が俄然増えていますが、カメラマンの息づかいが聴こえてくるような モノクロの紙焼き写真はやはり心に迫ってきます。絞りやシャッタースピードの組み合わせで、風に流れる雪の雫が広重の浮世絵の雨のような線で写っていたり、バハマの海面のきらめきが八角の星の形のようだったり。日常のさりげないシーンが非現実的な空間に変わっています。デジカメもいいけれど、データとして保存するにも実感がわかないというのは私も感ずる所。web上にデータを送るときの操作や編集作業…などなど いろいろなプロセスを加えていくうちに 最初ファインダーをのぞいてシャッターを押した瞬間の感動は薄れてしまう気がします。やはり根っからアナログ人間なんだなァ。わたし。最後に作品を撮影した年季の入った愛機をのぞいてポーズしてくれる おちゃめな達川さんでした。
2009.10.22
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シペック展を見た後、ついでと言っては何ですが祝日無料開放となっていた東京国立博物館、表慶館に立ち寄りました。これがなんと!!これまで見たことがなかったことを悔やむほどの内容。仏像や石像はトリノエジプト展や阿修羅展をもしのぐような格調高いライティングと展示。しかも本館は 日本の美術工芸史を体感できる流れ。漆の解説の中で「かつて西欧で陶磁器を“CHINA”と称したように、漆は“JAPAN”と称されていたそうです。しかし、現在の日本の生活の中ではどれほどの漆が使われているのでしょうか?」という問いかけがあり、MADE IN JAPANはアニメやマンガ、オタク文化だけではないことを まず私たち日本人が誇りを持ち自覚しないといけないのではないかと少し恥ずかしい気がしました。さすが国立、繊細な修復技術の展示もあり日本の文化の奥深さを感じました。建物は開国以来日本初となるの国立博物館として広く一般に公募されたもので、ステンドグラスやモザイクなどすみずみまで装飾が施され明治のパイオニアたちの心意気を感じられました。
2009.10.08
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庭に彼岸花が花開いた9月21日、アートに関する高感度アンテナをもつ友人の勧めで「時空をこえたオプティミスト/建築家ボレク・シペックの軌跡と作品展」(10月7日まで 上野芸大内にて)に行って参りました。ガラス作品で知られるシペックですが、建築をはじめ さまざまな家具や靴に至るまで マルチなこの作家の創作の軌跡を観ることができました。建築は模型とパネルだったのでいまいち迫るものがなかったのだけれど、やはり圧巻はガラス作品。特に二階は芸大の陳列館という伝統ある器にぴったりなディスプレイで息をのみました。天井からさがるシャンデリア(あるものは 色とりどりのフルーツの盛り合わせのような、またあるものはフリルをふんだんに使ったドレスの裾のような優美なデザイン)。長い大きなテーブルには花器や皿やグラスが溢れんばかりに置かれ、壁面には牛骨をかたどった 怪しげな照明器具。バックに流れるクラッシックとともに雰囲気たっぷりで、東欧の深~い文化の香りに浸ることができました。
2009.10.04
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9月10日お友達のお嬢さんの初グループ展「LaLaLa5」に行って参りました。なにしろ大学2年(?)の若い娘たちだし…なんて多少先入観をもっていったら ちょっとびっくり。それぞれが しっかり世界を持っていて おばさん驚きました。こちらはK子ちゃんの自画像。「渋い色合いが私の好きなG・モランディみたいだし、絵のタッチは熊谷守一に似ているね。」なんてコメントしたら、どちらも好きな作家さんだったなんて、なにか通じるものがあってうれしいわぁ。理知的で、冷静なところは、彼女のお母さんゆずりかなぁ。この世界を大切にしていってね。さてさて帰り道 文化学園服飾博物館で「赤い服展」も観ることができ 二度おいしい一日でした。
2009.09.13
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オープン当時は長蛇の列で あきらめていたポール・ボキューズのランチにようやくありつけました。限定700食のランチメニューはサラダ、メイン一皿とパン、デザートのみの いたってシンプルなもの。この日は鶏のローストレンズ豆のソースがけ、デザートは大好きなクリームブリュレ。シンプルですが程よい量と正統派の味付け。大満足です。今度は別メニューに挑戦したいものです。 ランチが話題の中心になってしまいましたが、この日は「ルネラリック展」を堪能。アールヌーヴォーからアールデコへの移行期 長くながく第一線で活躍したラリックの作品が余す所なく展示されていました。このように長い間 常に最先端で活躍したラリックのエネルギー、時代時代に合わせた素材や表現、自由自在なデザイン力。ウーン舌を巻きました。ラリックのガラス作品をこんなに沢山見たのは初めてですし、晩年に量産された香水瓶や車のガラス製エンブレムは ひょっとしたら庶民の私たちの手の届くものだったかもしれないと思うと ゾクゾクとしてきました。
2009.09.07
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毎夏 地元の小学校の「夏休みわくわく教室]のひとこまを任されて 小学生に向けての簡単な工作教室のようなものを実施しています。今年は「にじみえのうちわ作り」半紙をさまざまに折り込み 重なり合った端や角を染料につけ、ひらいた時に表れる 偶然のにじみや模様を活かしてうちわを作りました。学年もまちまちな子どもたちでしたが、思い思いの折り方で大胆に色付けすると 思いがけない色と模様があらわれ 大興奮。ホワイトボードに並べるとまるで抽象絵画のようでした。
2009.08.28
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ちょっとしたご縁から うちを設計した鈴木延雄氏が手掛けることになった杉山美術館(江戸川区松島3-42-1 03-5879-9951)が7月1日OPENしました。オーナーの杉山氏が長年蒐集した絵画美術・工芸品の数々が展示、公開されている私設の美術館です。中でも早世したスペインの画家J.トレンツ リャドの作品は必見。先日「美の巨人」でも紹介され 熱列なファンは、はるばる北海道から見にいらっしゃる方がいるそうです。 ほかに アントン モルナー、ベルナール ガントナー、ルイ イカール、近藤高弘など 身近に本物に出会えるチャンスです。受付に座っているのは 私の短大時代の同級生。しっとり 落ち着いた佇まいのこの美術館にぴったりの美しい人です。
2009.08.24
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父の芸大時代の同級生故荻原孝一氏の生誕100年記念展を観に長野の佐久へ行ってきました。荻原氏は佐久にいて浅間などの山並みをさまざまな角度から四季折々描き続けてきた作家です。油絵だけではなく、パステル画や水彩画など清新な色使いが特徴です。父の没後、荻原家三女の信子さんと交流を持ち いろいろな情報交換をしているのですが、一昨年 ご自宅を池畔ギャラリーと命名し(お庭に大きな池があるので)開放していらっしゃいます。せっかく信州まで来たのだからと夜は鹿教湯(かけゆ)温泉へ泊まり、翌日は松本へ。旧開智小学校は伊豆松崎で訪ねた岩科小学校とは姉妹校。といってもこちらが本家本元。明治6年にできた我が国でもっとも古い小学校のひとつです。外観からわかるとおり和風と洋風が入り交じった擬洋風建築といわれるもので、看板の所に描かれる天使は妙にショーユ顔の「え・ん・ぜ・る」といった感じです。柱は古寺の柱をリユースしていたり 天井はいろいろな和紙を張り合わせてあったりと 現代にも使えそうなアイデアも満載です。驚くべきは、当時1万1千円におよぶ巨額な工事費のうち およそ7割が松本町全住民の寄付によるという点です。長野が教育に熱心だといわれるゆえんだと思うのですが、同時に明治の人たちの「新しい国をつくるのにはまず人育てから」という意気込みを感じます。(どこかの党のマニフェストにありそうな)展示解説によると 当時はまだ子どもの発達段階にあった教育とはいいがたく 随分と難しい内容があったそうです。なので 無事に卒業できることは大変なことだったとか。しかしながら、教師は皆理想に燃え、建物も舶来のガラスや超一流の作家彫刻が使われるなど、当時の国の期待がいっぱいつまったものでした。(今と大違い?)
2009.08.16
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以前ご紹介したおうちギャラリーbunboの第二回企画展は“ Tea for Two お茶の間で味わう「蘭字」展”です。蘭字とは幕末から大正にかけて 海外に輸出された日本茶の梱包材に貼られていた木版多色刷りnoラベルのことだそうで、浮世絵の技術が活かされた 日本ならではのグラフィックデザインの原点のようなものでした。写真の掛け軸もどきは店頭POPに使われたものらしいのですが、版画に手描きの線で輪郭が描き込まれていて かなり手のこんだものでした。今、世界に通用する日本のイメージといえばマンガ、アニメのキャラクターになっていますが、100年くらい前には 浮世絵にえがかれた美人画、富士山、鶴 朝日といったところが代表的なイメージだったようです。今回はお茶にちなんで お茶のお供の和菓子を<ワークショップ>で作りました。講師はクッキーイラストやモダンな和菓子作家として活躍されている鳥居満智栄さん。作ったのは季節の朝顔をイメージしたねりきりです。(できあがりは柿のようになってしまいましたが…)
2009.07.18
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ここのところ土日といえば 長男の予備校の面談、次男の高校の保護者会、部活の保護者会と予定がつまり 美術館へ足を運ぶこともなかったのですが、今週はひさびさに「開館50周年記念 ル・コルビジェと国立西洋美術館展」に行きました。奇しくもその日の朝刊にはこの建物を含むコルビジェの連作が世界遺産の選にもれたと言う記事がでていました。そこであらためて知ったのはこの美術館が、コルビジェの提唱した「無限成長美術館構想」を体現する3つのうちのひとつであり、日本に建つ唯一のコルビジェ作品だということです。そういう意味では 建物そのものが展示作品であり、ピロティーや広く開放された窓、トツプライトからの採光などこれぞコルビジェというところをじっくり観ることができました。もちろん常設作品もすばらし見応えのあるものばかり。幼稚園の頃初めて上京して観たのがこの美術館で、前庭にある地獄の門が夢に出そうなくらい強烈な印象だったことを覚えていますが、開館50周年とは、私の誕生と同じくらいの時にできた美術館なのだと知ってまたまたビックリでした。夜にはご近所に咲いた月下美人を見せていただきました。すごく香りが強く 一夜花といわれる通り一晩しか開花が観られない貴重なお花です。以前にも一人暮らしのおばあちゃまが この花はめづらしいから子どもたち見せるといいよと おうちに招いて下さったことがありました。子どもたちは覚えているでしょうか。
2009.06.29
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この土日、息子たちが通った区立幼稚園が改修工事に入るということで、卒園生とその保護者たちのために園を開放してくれました。この幼稚園 裏に野方給水塔が建っていて その名は「みずの塔幼稚園」。園歌も「みずの塔っていい名前~」で始まるすてきな幼稚園です。開放日には、園を去られた先生たち、小学生や中学生になった卒園児たち、そして保護者たち…。ほんとうにたくさんの人が集まり(わざわざ地方から上京された方もいて)、みんなに親しまれ 愛されていたんだなぁと改めて感じました。わが息子たちは、それぞれ部活や予備校で残念ながら参加できませんでしたが、桑の木に登って 実をポケット一杯つめて紫色に染めてしまったことや、チャボのお世話をして順番に卵をお土産に持ち帰ったことなど たくさんの思い出話を聞かせてくれました。少子化や区の財政難の影響でしょうか、改修後は「認定子ども園」として生まれ変わり民間委託となるそうです。せめて「みずの塔」という名前だけは残してもらいたいものです。ところで、大正時代にできたロマネスク調の野方給水塔は、先日お話しした芸術家のアトリエが点在する目白文化村のはずれからもよく見え、多くの画家たちの風景画にも描かれてきました。空襲時の弾痕が残り、さまざまな時代をくぐってきたこの給水塔は、地域の住民にも愛され、保存運動がおこったといいます。しばらく使われなかったものの、現在は中野の災害用給水槽として現役でがんばっています。
2009.05.17
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連休中 友人がご実家でギャラリーを始めました。“おうちギャラリーbunbo”昭和の香りが残るアパートの一室です。この界隈はいわゆる“池袋モンパルナス”と言われ芸術家が多く移り住んでいた地域で、以前近くの熊谷守一美術館を訪ねたことがありました。今では区の資料館もでき、町を挙げて当時のアトリエ村の雰囲気を残していこうという機運が盛り上がっています。オープニングはオーナーの同級生でもあるフリーライター鈴木宏氏所有の作家松田正平の「書」「油絵」、「素描」、「陶器」などの展示です。戦時中の3年ほど このアトリエ村の住人でもあった松田正平は、「書」の世界において熱烈なファンがいて、知る人ぞ知るという存在のようです。多分晩年到達した境地なのでしょうか、シンプルで潔く、軽妙洒脱というにふさわしいモダンな書や絵。魅力的です。松田さんの晩年の穏やかなポートレートの表情は、飄々とした生き様や飾り気の無い作品の雰囲気と一致していて、妙に納得してしまいました。松田正平さんと父 関口茂は偶然にも同時代をこの地で過ごしていたようです。なにかのご縁でしょうか。接点がなかったかどうか今後調べてみたいと思います。
2009.05.09
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子どもが生まれてから15年ほど活動を続けている子育て支援の自主グループの活動が、昨年度は東京都のモデル事業となり、活動の記録を報告書としてまとめることができました。実質3~4名で活動している弱小グループですが、こうして文章をまとめて、活動の様子をとった写真などのせるとそれなりです。なにより自分たちをほめてあげたいのが、15年続けてきたことです。児童館で呼びかけても数組の親子しか参加しないこともありましたが、それでもつづけてきたのは、ボランティアならではのこと。利益を追求する企業だったらとっくにやめてますよね。昨年度の事業では、児童館で新しい子育てママたちの自主グループが生まれました。子育ては大変だけど仲間ができると何倍にも楽しくなります。そんな仲間づくりのお手伝いができればと今年度は別の児童館で種まきをする予定です。
2009.05.01
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いつも幅広いアート情報を提供してくれる友達のおさそいで、北青山DAZZLE「オリジナル切手展vol.2」を拝見。9名くらいの旬な作家さんたちが切手をテーマに思い思いの作品を出していました。こちらはうつみちはるさんのもの。ご本人は作品そのままのほのぼのとしたお方でした。ギャラリーをあとにし、てんとう虫のケーキがあるレトロなカフェでお茶をした、優雅な昼下がりでした。
2009.02.09
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先週の日曜、近所の新井薬師骨董市にぶらり行って参りました。毎月第一日曜、日の出とともに行われているこの骨董市は、常連さんが多く、外人さんもたくさん来ていました。扱うものはレトロなものから本当の骨董まで、きれいにリペアされている家具や古鍋をプランターに利用するものなど種々雑多。新しいものを買わずに古いものを直して使ったり、今あるものを工夫して使おうという生活提案が、エコの流れと不景気に後押しされ進んでいます。偶然にも前週には,写真家中道順詩さんの奥様のお招きで 田園調布のすてきなお宅で、使わなくなったアクセサリーやボタンなどを利用した「簡単アクセサリー作り」を習ってきました。突然の災害のように 不況の波が押し寄せた感じがしますが、大量生産や大量消費、グローバリズム、実体のないマネーゲーム、全てが実は砂上の楼閣だったのではないかという気がします。これを機会に、もう一度足下から生活を見直さなくては。最近の新聞記事、環境省が市町村が認定する「小物家電の町医者(リペアマイスター)」制度を後押しするという構想。大賛成です。
2009.02.03
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日曜日、浜松市立美術館に平松利枝子氏の「今を生きる子どもたち」という写真展を観に行きました。彼女の作品は、メッセージが明確で社会性があるもの。戦渦の中で不安げに微笑む子どもたち、北京オリンピックの最中、自信に満ちた満面の笑みを浮かべる子どもたち。コスプレをしてちょっと不機嫌な日本の少女などなど…。子どもたちの表情から今の世界の状況が見えてきます。彼女は同郷で、しかも同じ高校の出身。一回りも年下なのに グローバルかつすごく広ーい視野で物事を見つめることができる素敵な女性です。本職は末期がんの子どもや被虐待児童の心のケアをするという小児心理士。だから愛に満ちたまなざしでレンズをのぞけるのでしょうか。写真展はこの後も各地の小学校などを巡回する予定だそうです。ぜひ多くの方にみていただきたいです。もうひとつのご紹介。尾崎文彦氏の猫のカレンダー。個性的な猫12匹が描かれています。障害を持つ作者は、クラフト工房ラ・まのに通う中,数年前から絵を描き始めたとか。計算されないのびのびとした画風が魅力です。
2009.01.26
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27日 息子たちの習っているピアノ教室の発表会が 表参道カワイのパウゼサロンでありました。思えば幼稚園の頃始めたピアノ。こんなに続けてくれるとは思いませんでした。長男は「トルコマーチ」、次男は「戦場のメリークリスマス」。本人たちは少々不本意な出来だったようですが、あのプレッシャーの中、舞台に上がって弾き終えたのですから 拍手ものです。ここのピアノ教室は 先生が子どもたちの気持ちに寄り添ってくれて、無理なくここまで続けられました。今回のサロン会も 先生の人柄どおり温かないい雰囲気の会でした。人生こんなにスポットライトを浴びる機会はそうそうないと思います。こんなチャンスを与えてくださって 先生ありがとうございました。これが我が家の年内最後のイベント。皆様よいお年をおむかえください。
2008.12.28
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久々の更新です。締め切りのある仕事から片付けていったら なんだか忙しい毎日。ようやく我が家のクリスマスデコレーションがお披露目できます。ベースがちょっといびつなのは目をつむってください。生木のリースですから。寒色系のサテンボールと紫のガラスボールをつけただけのシンプルなもの。リボンもアンニュイな感じでしょ。気に入っています。今年のリースレッスンで作ったものです。heath先生ありがとう。レッスンは9名参加。リピーター5人に初参加4人。リースを作り終えた後は アップルパイ(私じゃなく主人の手作りの!!!)でティータイム。和やかな雰囲気で終えることができました。来年も是非よろしくお願いいたします。ウィンドウはちょっぴりクリスマスの雰囲気に。YU*LA*LAのホワイトクリスマスキャンドルは高さが30センチ近くある巨大なもの。灯を灯しとけだしたロウを布で拭き取ってくぼみにするとろうそくの中で炎が灯るそうです。幻想的!!
2008.12.16
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