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快晴。予報によると東京では明日から天気が崩れるようなので、予定を早めて歩きめぐりに出動する。今回歩くのは、江東区の木場1~3・6丁目と冬木 。09:00 木場5丁目交差点 、【 東京歩きめぐり 第184回 】を歩き始める。
木場1~3・6丁目。「洲崎神社」を訪れる。1700年(元禄13年)5代将軍 徳川綱吉の生母 桂昌院が、崇敬していた江戸城内の弁財天を遷座して創建した。当時この辺りは海岸で、浮弁天として文人墨客の参詣を集めていたという。幕末の切絵図には「弁天吉祥寺」とある。
「繁栄稲荷神社」は、1757年(宝暦7年)大丸の業祖が伏見稲荷の分霊を祀ったのが起源という。1910年(明治43年)大丸が東京店を閉じた際、社殿は東武鉄道創始者の邸宅(現在の港区南青山)に移されたが、1961年 大丸に返譲され現在に至る。
「木場親水公園」を歩く。仙台堀川と大横川をつなぐ大島川(大横川の旧名)東支川跡に造られた公園。掘割に和船や太鼓橋を配し、かつての木場の面影を再現している。「鶴歩(かくほ)稲荷大明神」を訪れる。この辺りを開発した平野甚四郎が隠居後に鶴歩と号したことに社名は由来する。
「平久川(へいきゅうがわ)」沿いに「鉄道堀児童遊園」という小さな公園がある。鉄道堀という名前が気になるが、由来は不明。平久川は仙台堀川と大横川をつないでいる。平久の名前は、両岸にあった旧町名の平富町と久右衛門町に由来するという。
鶴歩橋で平久川を渡り、冬木に入る。1705年(宝永2年)当地を木置場として幕府から買い取った材木商 冬木屋に町名は由来する。「冬木弁天堂」は、冬木家が琵琶湖の竹生島の弁財天を勧請した邸内社を起源とする。深川七福神の弁財天を祀る。
「油堀川」は隅田川と木場をつなぐ運河として、元禄年間(1688~1704年)に開削された。隅田川近くの川岸に油問屋が多かったことが、名前の由来という。現在は埋め立てられ、跡地に首都高速9号深川線が走っている。
油堀川の北側に「武田堀公園」がある。名前からすると堀跡に造られた公園のように思えるが、幕末の切絵図にそれらしき堀は載っていない。公園名の由来は不明。10:15 鶴歩橋西交差点 、【 東京歩きめぐり 第184回 】はここで終わり。
木場5丁目交差点 → 鶴歩橋西交差点 : 6.2 km
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