「歩きつなぎの旅」の記録

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タロウ@ Re[3]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) きんじろう36様 たいへんおそくなりまし…
きんじろう36@ Re[2]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウ様 8月25日、兄はタロウさんの…
タロウ@ Re[1]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) きんじろう36様 お返事ありがとうござい…
きんじろう36 @ Re:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウさん。兄から再度メールが来ました…

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2024.10.13
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2024年10月13日(日)快晴


爽やかな秋晴。今回歩くのは、嘉永7年(1857年)板「目黒白金図」のうち、現在の品川区上大崎1~3丁目と港区白金台4~5丁目に当たる地区。08:10 池田山公園 、【 江戸切絵図歩きめぐり 第62回 】を歩き始める。



上大崎1~3丁目。切絵図に「増上寺下屋敷」と6つの寺名が記されている。寛文元年(1661年)以降、増上寺の子院8ヵ寺が幕府の命により麻布狸穴(現在の港区狸穴町)からこの高台に移転、寺町を形成した。寺院の構成は合併・移転・廃寺によって変わったが、現在でも寺町の9ヵ寺のうち、宝蔵寺を除く8ヵ寺は増上寺の子院である。



切絵図に「森伊豆守」とあるのが、播磨国三日月藩森家(外様)上屋敷。三日月藩は15000石の小藩だった。現在、高台にあった跡地は「花房山」と呼ばれる高級住宅街になっている。明治時代の外交官で、のちに枢密顧問官・日本赤十字社社長などを歴任した花房義質(よしもと)子爵が別邸を構えたことに、花房山の地名は由来する。



「誕生八幡神社」を訪れる。文明年間(1469~87年)太田道灌が夫人の安産を祈願、筑前国の宇美八幡宮から分霊を勧請して創建したと伝わる。切絵図には「八幡宮 高福寺」とある。高福寺は現在も隣りにある「高福院」のことで、かつては誕生八幡宮の別当寺だった。高福院の本堂は、水野忠邦が千駄ヶ谷穏田の屋敷に建立したお堂を、天保15年(1844年)に拝領移築したものと伝わる。



白金台4~5丁目。切絵図に「松平讃岐守」とあるのは、讃岐国高松藩松平家(親藩)の下屋敷。明治維新後、跡地は陸海軍の火薬庫に使用された。大正時代に皇室財産である白金御料地となり、現在は「国立科学博物館附属 自然教育園」として一般公開されている。



切絵図に「松平阿波守」とあるのは、阿波国徳島藩蜂須賀家(外様)下屋敷。蜂須賀家は外様大名ながら、初代藩主至鎮(よししげ)が大阪の陣の軍功により将軍家から松平姓を下賜されて以降、代々松平姓を許された。現在、下屋敷跡地は「東京大学医科学研究所」になっている。10:05 日吉坂上、【 江戸切絵図歩きめぐり 第62回 】はここで終わり。


池田山公園 → 日吉坂上 : 8.6 km( 江戸切絵図歩きめぐり累計 217.9 km )






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Last updated  2024.10.14 07:42:15
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