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2024.09.21
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カテゴリ: 観照

金銅龍頭吐首風鐸 (資料1)

韓国での龍探しの旅に移ります
パブリックな画像としてご紹介できるのはウィキペディアで出会ったものがほとんどです。


金銅龍頭装飾   高麗王朝時代  (資料1)


高句麗王朝時代(37BCE~668)の王陵墓の 墓室の壁面に描かれた青龍 (資料1,2)
この画像の出典は、朝鮮總督府発行『 朝鮮古蹟図譜』2卷 page 116 で、資料1から入手。
一方、壁画そのものを撮ったと思われる画像が資料2。こちらは、pdfファイルがDL可能です。

発掘調査による出土品の一例としては、平安南道大同郡大同面(現平壌特別市楽浪区域)石巖里9号墳の発掘調査の折に、 ​​ 「金製□具」
国立中央博物館蔵。  (資料3)

「薄い金板の上に数百個の金粒を一つ一つ付けて作った職人の腕を見るたびにため息が自ずから出てきます。中央に1匹の大きな龍がうごめいて、その周りに6匹の小さな龍がぴったりとついています。正確に考案されたデザインと一寸のミスも許さない腕前は驚異的でもあります。大きな龍の胴部は背骨に沿って2条の金糸の上に太い金粒を一列につけて龍の基本的な輪郭がはっきりと見えるよう工夫されています」 (資料3) という装飾品です。


龍頭山公園の龍彫刻像   釜山市    (資料1)


竹製龍像  ソウル市龍山(Yongsan)区の首都圏電鉄鉄三角地駅に近い漢江路(Hangang-no)そばに設置。龍山区の124周年記念を祝うためにとのこと。

龍探しをしていて、韓国には、 景福宮、昌徳宮、徳寿宮、昌慶宮、慶熙宮と称される朝鮮王宮 が各所に所在しています。 (資料4)
朝鮮王宮に目を転じてみます
この朝鮮王宮で龍と出会えることを、旅行記のブログ記事等から知りました。

「ガンタロー旅日記」
​赤龍の双龍図​ ​です。 (資料5)

前回ご紹介した 旅人のくまさんさん のブログ記事 「韓国旅行記28(6/30)」 で、徳寿宮にある中和殿前の石段の中央部に設けられた ​​ 線刻双竜図の敷石と、中和殿の天井中央部の龍のレリーフ像 (資料6)

併せて、同氏のいくつかの韓国旅行記シリーズで次の景色にも出会えました。感謝!
徳寿宮の光明門 (クァンミョンムン)には大きな梵鐘が吊るされていて、 ​​ 梵鐘の龍頭 ​が凡そですが見られます。また、​ ​自撃漏(チャギョンル)と呼ばれる水時計​ ​の 二本の筒の部分 に巻き付く形で昇竜がレリーフされています。  (資料7)

昌徳宮の仁政殿 には、玉座の左側付近に、​ 金箔地に真向龍図 が見られるそうです。 (資料8)

「読めばすぐ行きたくなる海外旅行ガイド」 のサイトでは、 昌徳宮の尊徳亭 の​ 天井中央部に描かれた双龍 と出会いました。   (資料9)

「namuwiki」 というサイトの 「慶熙宮」 には、 ​​ 東国大学正閣院(崇正殿)の天井の龍像と復元した嵩正殿の天井の龍像 ​の景色が掲載されています。  (資料10)

陶磁器に見る龍という視点 で、龍探しをしました。

龍形青磁水差し  高麗朝時代(918-1392) 国宝No.61 国立中央博物館蔵
パブリックな画像として入手できたのはこれ1点。   (資料11)

探してみますと、次の3か所のサイトで、 陶磁器に描かれた龍 と出会いました。
ragon jar   second half 18th century   the MET 蔵     (資料12)
Korean Dragon Jar    Minneapolis Institute of Art  蔵   (資料13)
Korean Dragon Jar  mid-17th century 「BRITANNICA」    ​(資料14)​

さらに、 旅人のくまさんさんのブログ では、国立中央博物館の陶磁器の展示として、朝鮮時代(17~18世紀)の​ ​「白磁 鉄画 雲龍文 壷」「白磁 青画 雲龍文 壷」と、「白磁 鉄画 雲龍文 壷」2点​ ​が紹介されています。   (資料15)

陶磁器の視点で探せたのはこれくらいです。

「KOREA.net」 というサイトで、​ 「Exhibitions in Seoul shed light on Year of Blue Dragon 」 (Jan 09, 2024)という特集記事と出会いました。上掲と重複しますが、ここに挙げておきます。   (資料16)

「shutterstock」 というサイト(画像販売サイト)では、​ ​「south kore dragon」​ ​という項目で韓国の龍関連画像を数多く集積して列挙されています。韓国ではどういう形で龍がみられるかのソースとしては役立ちますので、載せておきます。   (資料17)

特異な龍の使われ方に偶然出会いました。 Daewonsa Temple  というお寺です。
龍口が入口になっていて、中に入っていくと、そこはお寺のホールだそうです。瞑想する場所、美術品の展示、数多くの黄金に輝く仏像が安置されているとか。龍は100mの長さに及ぶそうです。龍の胎内巡りの趣でしょうか。

最後に、 「National Folk Museum of Korea」 (韓国国立民俗博物館」のサイトで、​ 「Dragon」についての解説記事 と出会いました。  (資料19)
動画が併載されています。韓国語でのナレーションですので、私には理解できませんが、映像で様々な龍を眺めることができます。上掲で取り上げたもの以外にも様々な箇所の龍が出てきます。

さて、この辺りで終わります。韓国の龍を今後も探せて集積できれば、続編をまとめてみたいと思います。

つづく

参照資料
1) ​ Korean dragon ​ From Wikipedia, the free encyclopedia
2) ​ World Heritage Koguryo Tomb Murals ​   ICOMOS-Korea
3) ​ 金製□具 ​ :「國立中央博物館」
4) ​ 国家遺産の紹介 朝鮮王宮 ​  :「国家遺産庁」
5) ​ 竜の絵 景福宮の恩政殿 ​  :「ガンタロー旅日記」
6) ​ 2014秋、韓国旅行記28(6/30)  ​ :「4travel.jp」
7) ​ 2014秋、韓国旅行記28(4/30)  ​ :「4travel.jp」
8) ​ 2010春、韓国紀行21(3/23)  ​ :「4travel.jp」
9) ​ 韓国の旅 -世界遺産・昌徳宮の見どころ ​- :「読めばすぐ行きたくなる海外旅行ガイド」
10) ​ 慶熙宮 ​ :「namuwiki」
11) ​ Korean pottery and porcelain ​    From Wikipedia, the free encyclopedia
12) ​ Dragon jar ​   second half 18th century   the MET
13) ​ Korean Dragon Jar  ​   Minneapolis Institute of Art
14) ​​ Korean Dragon Jar ​ mid-17th century    :「BRITANNICA」
15) ​ 2014秋、韓国旅行記28(23/30) ​   :「4travel.jp」                           
16) ​ Exhibitions in Seoul shed light on Year of Blue Dragon ​ :「KOREA.net」
      Jan 09, 2024
17) ​ south kore dragon   ​ :「shutterstock」
18) ​ The Dragon Temple: Exploring Daewonsa Temple ​ :「WANDERING TRAVELER」
19) ​ Dragon ​   :「National Folk Museum of Korea」

補遺
Journal of Korean Art and Archaeology Vol. 9 ​ :「JKAA」
Yongdusan Park ​  From Wikipedia, the free encyclopedia   龍頭山公園
Seoul Metropolitan Subway ​  From Wikipedia, the free encyclopedia
Yongsan District ​  From Wikipedia, the free encyclopedia
李朝陶磁の魅力 ​  友の会通信  :「大阪市立陶磁美術館」
白磁青花龍文壺 ​  :「JIN 11」
Korean pottery and porcelain ​    From Wikipedia, the free encyclopedia
景福宮の動物像に秘められた「高宗のコード」 ​ :「東亜日報」
Goryeo ​   From Wikipedia, the free encyclopedia
National Museum of Korea ​  From Wikipedia, the free encyclopedia
Daewonsa Temple ​  :「Koreaetour」
Daewonsa Temple ​ Pohang, South Korea   :「Atlas Obscura」
National Folk Museum of Korea ​ ホームページ
Three Kingdoms period  ​ :「BRITANNICA」

 ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)

こちらもご覧いただけるとうれしいです。
観照 インターネットで【龍/Dragon】探しの旅へ 」一覧表





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Last updated  2024.09.21 11:11:07
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