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September 29, 2007
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カテゴリ: 音楽
久々に掘り出し物のCDを見つけました ヴァンハルの『スターバト・マーテル(悲しみの聖母)』(ORFEO324941)です。しかも、演奏者がスゴイ。指揮がヴァーツラフ・ノイマンです こんなCD、あったんですね~。

ヴァンハルは、チェコ出身の作曲家。1739年生まれなので、モーツァルトより17歳年上。ヨーゼフ・ハイドンより7歳年下です。実は、この3人、かなり仲良しだったとのこと。一説には、当時ウィーンで活躍していた作曲家、ディッタースドルフを加えた4人で弦楽四重奏曲を演奏したこともあるんだそうです。すごいカルテットですね。誰がどのパートを弾いたんでしょうか?? ヴァンハルは、サリエリとも仲良しだったらしく、サリエリをウィーンに連れてきたのもヴァンハルだったとのことです。さらに、意外なことに、ヴァンハルは、サリエリとともに、ベートーヴェンの師匠だったといわれています。

『スターバト・マーテル』というと、 ロッシーニ ドヴォルジャーク ヴェルディ なども作曲していますが、まず頭に浮かぶのは、 ペルゴレージ  一瞬で音楽の中に引き込まれてしまいます。全曲は12の部分に分かれていますが、中には、いきいきとしたアリアや、華やかなコロラトゥーラ、合唱によるフーガなども盛り込まれ、非常に完成度の高い作品となっています。

ヴァンハルは、若い頃、交響曲作家としてセンセーションを起こしたといわれています。しかし、パトロンとの金銭的なトラブルなどがきっかけで、うつ病のような状態となり、世間から引きこもり、以後、宗教音楽を中心に作曲するようになったといわれています。この
『スターバト・マーテル』も、そのような経緯で作曲された宗教音楽の一つ。冒頭の部分などを聴くと、そんなヴァンハルの心境が伺われるような気がします。ヴァンハルはもともと、短調の作品を得意としていて、『シュトルム・ウント・ドラング』の代表的な作曲家ともいわれています。メランコリックな性格も大きく影響しているのかもしれませんね。実は、自分も少しだけ辛い思いをした期間があったので、今、とってもヴァンハルに親近感を覚えるんですよね。

このCDの余白には、やはりヴァーツラフ・ノイマンの指揮で、ヴァンハルのニ長調の交響曲が1曲収められています。この交響曲、第3楽章のアレグロの後、壮麗なメヌエットで全曲を閉じるという変わった構成。トランペットが華やかに活躍して、祝祭的なふんいきが感じられ、それでいて、ホッとさせるような自然さと素朴さを持った作品です。オペラでいえば、 グルックの作品 のような存在感とテクスチャー。とてもいいですね。

ヴァンハル   巨匠、ヴァーツラフ・ノイマン は、若い頃からチェコ出身の作曲家を積極的に取り上げています。ヴァンハルの作品も、1970年代からチェコ・フィルを指揮して録音したりしているようです。この『スターバト・マーテル』と同じ時期に、やはりヴァンハルの『ミサ・ソレムニス』(ORFEO353951)も録音しています。こちらも、とってもいい演奏でしたよ。


ペルゴレージ
『スターバト・マーテル』
*
ロッシーニ
『スターバト・マーテル』
*

ヴェルディ
『スターバト・マーテル(聖歌四篇より)』
*
ドヴォルジャーク
『スターバト・マーテル』


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最終更新日  September 29, 2007 05:19:19 PM
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