カテゴリ未分類 0
全7件 (7件中 1-7件目)
1
テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想 (文春新書) [ 橘 玲 ]価格:990円(税込、送料無料) (2024/6/3時点)楽天で購入アマゾンへ行くはじめに 世界を数学的に把握する者たち□ リバタリアンは「自由原理主義者」のことで、道徳的・政治的価値観のなかで自由をもっと重要だと考える。□ 数学者 デヴィッド・サンプターPART0 4つの政治思想を30分で理解する□ 若者の「保守化」と言うのは、これまで「リベラル」を自称していた政党が(高齢者の)既得権を維持するた守旧派としたことで、若者や現役世代から見捨てられただけのことだったのだ。□ 「白人至上主義」のポピュリズムは、「自分が白人であると言うことしか誇るものがない」マジョリティのアイデンティティ運動だ。□ 「安全」はすべての政治思想に取り入れられているPART1 マスクとティール□ 因果応報というのは確かにある□ EQ(言語的知能)が高いとSQ(論理・数学的知能)は低くなる。□ 極端に外的思考が高いと、つねに追い立てられているような切迫感に苛まれ、どのような成功にも満たされることなく、ひたすら走り続けなければならなくなった。□ 競争よりも独占PART2 クリプト・アナキズム□ 暗号こそが個人を政府から解放するブレークスルーである□ 政府が国民を管理・統制するためには、個人を単位とする情報(誰がいつなにをしたか)が必要だ。それを暗号化によってすべて秘匿してしまえば、政府は何もできないのだ。□ ブロックチェーンを使ってあらゆる領域で取引を分散し、非中央集権化する「社会変革」の試みが次々と現れた。これは近年Web3.0と言われている。□ その行き着く先は、途方もない「自由」に耐えられる「1%のマイノリティ」のためだけの世界なおかもしれない。PART3 総督府功利主義□ 監視によって人格は不在になる□ 生活のすべてにおいて、今の欲望がいまかなえられるのなら、将来の自分に配慮する必要はなくなる。□ リベラルな監視社会□ 一人ひとりの自主性を最大限に活かせる風とおしの良い組織は、一流大学卒を集めたものの、「部長」、「課長」と呼び合い、会議で自由な発言許されない官僚主義的なムラ社会よりも、ずっとよい成果をあげるのだ。PART4 ネクストジェネレーション□ AI開発を極限まで推し進めようとする「加速主義者」のグループと、加速した技術が人間の管理能力を超えることを警戒する「破壊主義」のグループは今後も衝突を繰り返す□ DAO (非中央集権型の自律組織)ブロックチェーンのスマートコントラクトによって定義される管理者のいない組織のこと□ トークン ブロックチェーンではDAOが発行する利用権の意味で使われる□ ICO トークンの発行をIPOに見立てたもの。中央集権的組織を迂回して資金調達できるようになった。□ スマートコントラクトの仕組みがもっとも役に立つのはネットギャンブル。ブロックチェーンを活用することでほぼすべて防ぐことができる。□ どれだけ富を持っていても、国家の暴力に対して生身の人間は無力だ。□ ワイルは「真に競争的で、開かれた、自由な市場を創造すれば、劇的に格差を減らすことができて、繁栄を高められるし、社会を分断しているイディオロギーと社会の対立も解消できる」□ 「所有」から「レンタル」へ変わっていく。□ 不動産価格は3分の2から3分の1になる。PART5 世界の根本法則と人類の未来□ ゆたかな国の中流層(労働者階級)が脱落しはじめた。こうして欧米諸国では移民に反対するポピュリズムが猛威をふるい、2016年にイギリスはEUから離脱を決め、アメリカではトランプ政権が誕生することになった。□ 「歴史主義」からは、有用な知見はなにひとつ得られないだろう。□ 自由さえあれば、その制約のお範囲で進化は必然的に起きる。□ 情報はフリーになりたがる□ 自然の法則□ より大きな階層性から、より大きな自由が生まれるのだ。そしてこの「進化」は、自由を活用できる個人に大きな恩恵をもたらすだろう。□ 日本社会が長い停滞にあるのは、年功序列・終身雇用によってサラリーマンが社会に「停滞」し、赤字の会社を政府が保護することで「ゾンビ企業」が市場に停滞しているからだ。□ 人間と機会が一体化した種あとがき 「自由」を恐れ、「合理性」を憎む日本人□ グローバル資本主義の陰謀から日本的雇用を守れ⭐️ 以下もどうぞ私の読んだ橘玲さんの本一覧
2024/06/03
コメント(0)
ザイム真理教 [ 森永 卓郎 ]価格:1,540円(税込、送料無料) (2024/5/12時点)楽天で購入アマゾンへ行く第1章 ザイム心理教の誕生□ 私は大蔵省の「奴隷」だった。□ 1年の3分の2を占める予算編成は、常に待機がかかっていた、大蔵省の許可がないと家に帰ることさえ許されないのだ□ そもそも日本銀行は、単純に紙幣を刷って、資金を供給しているのではない。何かを買って、その代金として日本銀行券を支払っているのだ。もっとも安全な商品は国債だ。だから、日本経済への資金供給を確保するためにも、国債の発行は不可欠なのだ。第2章 宗教とカルトの違い□ 財務省はカルトのような文化を持っていることは間違いない。第3章 事実と異なる神話を作る□ 日本政府は借金も多いが、その借金の3分の2ほどは資産としてキープしているのだ。□ 日銀が国債を買った瞬間に、その分は返済義務を負わなくなるのだ。逆に言うと、日銀に国債を買ってもらった分は、政府は利益をえたのと同じになる。□ インフレ率は財政支出の規模の妥当性の指標ではまったくない□ 役人は、ビジネスのセンスをほとんど持っていないから、それこそ無駄な仕事ばかり生み出されてしまう。□ 消費税を社会保障財源にすること自体が、企業が社会保障負担から逃れることを意味してまうのだ。第4章 アベノミクスはなぜ失敗したのか□ 「経済成長なくして財政再建なし」と言う初心が正解だったのである。□ 歴史上ただ一人、反財務省のスタンスをとった安倍総理は、政治的にはザイム心理教の攻撃と戦っていたのだ。第5章 信者の人権と生活を破壊する□ 消費税の大増税によって国民生活が追い詰められてしまったと言う事実第6章 教祖と幹部の豪華な生活□ 結婚しさえすれば、今でも2人に近い子供が産まれている。いまの深刻な少子化は、非婚化が原因で発生している。□ 金融所得課税 勤労収入には、そのまま累進課税の所得がかかるが、株式の売却益や配当から得られる金融所得は、分離課税になっていて一律20.315%を支払えば全ての納税が済んでしまう。□ 厚生年金保険料や健康保険料には負担お上限があると言うことだ。第8章 岸田政権は財務省の傀儡となった□ 国民の命より財政□ 岸田総理が進める財政・金融の同時緊縮⭐️ 森永卓郎さんの本リストラと能力主義書いてはいけない
2024/05/12
コメント(0)
武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 [ 山口 周 ]楽天で購入アマゾンへ行く第2章 「組織」に関するキーコンセプト「なぜ、この組織は変われないのか」を考えるために16 悪魔の代弁者ーーあえて「難癖を付ける人」の重要性ジョン・スチュアート・ミル□ 討議の最中に出された提案について、その弱点とリスクを見出し、それを自分と提案者に対して徹底的に突きつけるよう求めたのです。18 解凍=混乱=再凍結ーー変革は「慣れ親しんだ過去を終わらせる」ことで始まるクルト・レヴィン20 他者の顔ーー「わかりあえない人」こそが、学びや気づきを与えてくれるエマニュエル・レヴィナス□ 「わかる」というのは「かわる」ということ□ 道のことを「わかる」ためには、「いまはわからない」ものに触れる必要があります。□ わかりあえない他者との間であっても、「顔」というビジョンを変えることによって、関係性を破壊することは抑止できる21 マタイ効果ーー「おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまで取り上げられるだろう。ロバート・キング・マートン22 ナッシュ均衡ーー「いい奴だけど、売られたケンカはは買う」という最強の戦略ジョン・ナッシュ□ 第一に、自分から決して裏切りません。まず協調し、相手が協調する限り協調し続けるという「いい奴」戦略です。□ 第二に、相手が裏切れば即座に裏切り返します。□ 第三のポイントとして、裏切った相手が再び強調に戻れば、こちらも協調に戻るという「寛容さ」を持っている23 権力格差ーー上司は、自分に対する反対意見を積極的に探せヘート・ホフステード□ より積極的に、自分に対する反対意見を、むしろ探し求めるという態度が必要なのではないか。24 反脆弱性ーー「工務店の大工さん」と「大手ゼネコンの総合職」はどちらが生き延びるかナシーム・ニコラス・タレブ□ 組織論的について言えば、意図的な失敗を織り込むのが重要だ。□ ストレスの少ない状況になればなるほどシステムは脆弱になってしまう。第3章 「社会」に関するキーコンセプト「いま、何が起きているのか」を理解するために25 阻害ーー人が作り出したシステムによって人間が振り回されるカール・マルクス□ ほとんどの日本企業では「人事評価制度をとにかく回す」ということ自体が目的化され、当初の目的であった「組織パフォーマンスを最適化する」という観点からのレビューが、ほとんど行われていません。□ 私たちは、むしろ理念や価値観といった内発的なものによって、望ましい行動へと促すのが重要なのではないか。28 神の見えざる手ーー「最適な解」より「満足できる解」を求めよアダム・スミス□ 市場原理□ 「神の見えざる手」は、最適解を得るための最も有効なヒューリスティックだということです。29 自然淘汰ーー適応力の差は突然変異によって爆発的に生み出されるチャールズ・ダーウイン□ 突然変異という非予定調和的な変化が、適応力の差を生み出す□ 私たちは計画的・意図的により良いものに変えていけるのだという傲慢な考えを改め、自分の意図よりむしろ「ポジティブな偶然」を生み出す仕組みを作ることに注力した方がいいのかもしれません。30 アノミーーー「働き方改革」の先にある恐ろしい未来エミール・デュルケーム□ アノミーは無連帯□ 社会のアノミー化を防ぐ鍵1) 家族の復権2) ソーシャルメディア3) ヨコ型コミュニティ31 贈与ーー「能力を提供し、給与をもらう」ではない関係性を作ろうマルセス・モース□ 人の経済活動の価値を計算する枠組みは2つあります。1) モノゴトの価値は「投入された労働量で決まる」2)「効用の大きさで決まる」32 第二の性ーー性差別はとても根深く、血の中、骨の中に溶け込んでいるシモーヌ・ド・ボーヴォワール□ 多くの人がジェンダーバイアスから自由であると錯覚し、そしてその残酷な無自覚さが、女性の社会進出を妨げる最大の障害になっている33 パラノとスキゾーー「どうもヤバそうだ」と思ったらさっさと逃げろ」ジル・ドゥルーズ□ パラノはパラノイア=偏執型□ スキゾはスキゾフレニア=分裂型□ 逃げるには「勇気」が必要□ 勇気と強度を持たない人こそパラゾ型を指し、それらを持つ人だけがスキゾ型の人生を強かに歩むことができる。34 格差ーー差別や格差は「同質性」が高いからこそ生まれるセルジュ・モスコヴィッシ□ 「厚生で公平な評価」は、「あなたは劣っている」と評価される多数の人々は一体どのようにして自己の存在を肯定的に捉えることができるのか。36 最適消費ーー自己実現は「他者との差異」という形で規定されるジャン・ボードリヤール□ 消費の目的1) 機能的便益の獲得2) 情緒的便益の獲得3) 自己実現的便益の獲得□ 商品・サービスが、どのような「差異」を規定するかについて、意識的にならない限り、成功する商品やサービス開発は難しいと思います。37 公正世界仮説ーー「見えない努力もいずれ報われる」の大嘘メルビン・ラーナー□ 世界は公正ではありません。そのような世界にあってなお、公正な世界を目指して闘っていくというのが私たちに課せられた責務でしょう。第4章 「思考」に関するキーコンセプトよくある「思考の落とし穴」に陥らないために38 無知の知ーー学び「もう知っているから」と思った瞬間に停滞するソクラテス□ 人とのコミュニケーションにおける聞き方の深さレベル1 自分の枠内の視点で考える 新しい情報を過去の思い込みの中に流し込むレベル2 視点が自分と周辺の境界にある 事実を客観的に認識できるレベル3 自分のこと外に視点がある 顧客の感情を、顧客が日常使っている言葉で表現出きるほど一体化する。レベル4 自由な視点 何か大きなものと繋がった感覚を得る39 イデアーー理想に囚われて現実を軽視していないか?プラトン40 イドラーー「誤解」にはパターンがあるフランシスコ・ベーコン□ 4つのイドラ・種族のイドラ(自然性質によるイドラ)・洞窟のイドラ(個人経験によるイドラ)・市場のイドラ(伝聞によるイドラ)・劇場のイドラ(権威によるイドラ)□ 4つのイドラを取り除いて初めて、人は真理にたどり着け、本来の姿を取り戻すことができる42 弁証法ーー進化とは「過去の発展的回帰」であるゲオルグ・ウィルヘルム・フリードリッヒ・ヘーゲル□ 弁証法は「対立する考え方をぶつけ合わせ、闘争させることで、アイディアを発展させる43 シニフィアンとシニフィエーー言葉の豊かさは思考の豊かさに直結するフェルディナンド・ソシュール□ 限界も知りながら、より多くの言葉=シニフィアンを組み合わせることで、精密にシニフィエを描き出す努力が必要だ。44 エポケーーー「客観的事実」を一旦保留するエドムント・フッサール45 反証可能性ーー「科学的である」=「正しい」ではない46 ブリコラージューー何の役に立つかわからないけど、なんかあるきがするクロード・レヴィ・ストローク□ グレーゾーンの直感49 未来予測ーー未来を予測する最善の方法は、それを「発明」することだアラン・ケイ□ 「未来はどうなりますか?」ではなく「未来をどうしたいか」という問い50 ソマティック・マーカーーー人は脳だけでなく身体でも考えているアントニオ・ダマシオ✨ こちらもどうぞ武器になる哲学/山口周 第1章 「人」に関するキーコンセプト
2023/04/08
コメント(0)
武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 [ 山口 周 ]楽天で購入アマゾンへ行くプロローグーー無教養なビジネスパーソンは「危険な存在」である□ 弁証法というのは、ある主張=Aがあったとして、それに反対する、あるいは矛盾する主張=Bがあり、それが両者を否定することなく統合する新しい主張=Cに進化するという思考のプロセスを示す。□ この統合・進化は直線上ではなく、「らせん状」に行われることになります。□ らせん錠というのは、横から見ればジグザグの上下運動に、上から見れば円状の回転運動に見える。□ 要するに「「発展」と「復古」が同時に起こる□ 「世の中はどのように成り立っているか」という「What」の問いと、「その中で私たちはどのように生きるべきなのか」という「Howの問い」の二つを整理する。□ アジェンダとは「課題」のことです。なぜ「課題を定める」ことが重要かというと、これがイノベーションの起点になるからです。□ いのべーしょんというのは、常に「小pれまで当たり前だったことが当たり前でなくなる」という側面を含んでいます。これまで当たり前だったこと、つまり常識が疑われることで初めてイノベーションは生み出されます。 第1章 「人」に関するキーコンセプト 「なぜ、この人はこんなことをするのか」を考えるために第1部 哲学ほど有用な「道具」はない□ 学びの種類 ・「プロセス」と「アウトプット」□ 大切なのはプロセスからの学び第2章 「組織」に関するキーコンセプト 「なぜ、この組織は変われないのか」を考えるために第1章 「人」に関するキーコンセプト01 ロゴス・エトス・バトス論理だけでは人は動かないアリストテレス02 予定説努力すれば報われる、などと神様は言っていないジャン・カルヴァン□ 人事評価以前の結果を云々する以前に、昇進する人、出世する人は「あらかじめ決まっている」ように感じられるはすです。□ 労働と報酬が正確に数値的に相関したら、人間は働きませんよ。何の驚きも何の喜びもないですもん。(内田樹)03 タブラ・ラサ「生まれつき」などない、経験次第で人はどのようにでもなるジョン・ロック□ 自分の経験をリセットする、いわば頭を真っ白な石板=タブラ・サマの状態に戻せるか、戻せたとして、そこに有意義な経験や知識を書き入れることができるか?が大きな論点になってくるでしょう。05 ペルソナ私たちは「仮面」を被って生きているカール・グスタフ・ユング□ ストレスレベルの高いサイロからどんどん逃げろ□ 「逃げる」というキーワードは、今後の人生戦略を考える上で需要なキーワード06 自由からの逃走自由とはいえ、耐え難い孤独と痛烈な責任を伴うものエーリッヒ・フロム□ その選択肢の中からどれを選ぶのかということは、過去でも未来でもない、現在を生きている私たちに突きつけられたオプションだ07 報酬人は、不確実なものにほどハマりやすいバラン・スキナー□ なぜソーシャルメディアにハマるのか?それは「予測不可能だから」というのが、近年の学習理論の知見がもたらしてくれる答えだ08 アンガージュマン人生を「芸術作品」のように創造せよジャン・ポール・サルトル□ 「主体的に関わることにコミットする」□ 私たち自分自身の行動□ 私たちは「自分の行動」に責任があるだけでなく、この世界にも責任がある□ 自由であるということを自分自身で決定することだ。□ 自分自身の人生を完全な自由から生まれる芸術作品のように創造することで初めて、自分としての可能性に気づくことができる09 悪の陳腐さ悪事は、思考停止した「凡人」によってなされるハンナ・アーレント□ 悪とは、システムを無批判に受け入れることである□ システムを批判的に思考する10 自己実現的人間自己実現を成し遂げた人は、実は「人脈」が広くないエイブラハム・マズロー□ 自己実現を成し遂げた人は、ごく少数の人と深い関係を築く11 認知的不協和音人は、自分の行動を合理化するために、意識を変化させる生き物レオン・フォスティンガー□ 社会の圧力が行動を引き起こし、行動を正当化・合理化するために意識や感情を適応させるのが人間だということです。12 権威への服従人が集団で何かをやるときには、個人の良心は働きにくくなるスタンレー・ミルグラム□ やっている目の前の仕事が、システム全体としてどのようなインパクトを社会に与えているのか、それを俯瞰して空間的、あるいは時間的に大きな枠組みから考えることが必要です。13 フロー人が能力を最大限に発揮し、充足感を覚えるのはどんなときかミハイ・チクセントミハイ□ 無気力なゾーンを抜け、幸福な人生を送るために「フロー」のゾーンを目指すことを考えた時、「スキルレベル」も「挑戦レベル」も一気に高めることはできません。まず「挑戦レベル」を上げ、タスク取り込むことで「スキルレベル」を上げていくしかありません。14 予告された報酬「予告された」報酬は、独創的な問題解決能力を著しく毀損する。エドワード・デシ□ 報酬を約束された被験者のパフォーマンスは低下し予想しうる精神面での損失をいかに最小限に抑えようとします□ 人間が創造性を発揮してリスクを冒すためには「アメ」も「ムチ」も有効ではなく、そのような挑戦が許される風土であり、ただ単に「自分がそうしたいから」ということです。
2023/04/02
コメント(0)
新しい世界 世界の賢人16人が語る未来 (講談社現代新書) [ クーリエ・ジャポン ]価格:990円(税込、送料無料) (2021/12/5時点)楽天で購入アマゾンへ行く第1章 コロナと文明ユヴァル・ノア・ハラリ□ 「暫定措置というのは、非常事態が終わってもなおしぶとく残ろうとする」「いまや世界中すべての国が、大がかりな社会実験のモルモットだ」□ グローバルな連携を信じる必要がありますエマニュエル・トッド□ 社会の活力の尺度となるのは、子供を作れる能力であり、高齢者の命を救える能力ではありません。□ この国が倒れずに済んだのは、トラック運転手、スーパーのレジ係、看護師、医師、教員のおかげであり、金融マンや法律を巧妙に操れる人のおかげではなかったのです。ジャイレド・ダイアモンド□ 日本がドイツとは異なり、韓国や中国と意義深い和解ができていない事です。□ 女性の役割をまだうけいれられていないところも日本の特徴です。□ 鄧小平は中国が成長していても「とうこうようかい」(能力を隠して力を蓄える)を掲げていましたフランシス・フクヤマ□ 国家が生き残りためには、まず専門家、公益に身を捧げる公正な人間、彼らに耳を傾け最終的に決定を下す指導者が必要だということが、これで証明されました。第2章 不透明な世界経済の羅針盤ジョセフ・スティグリッツ□ グーグルやフェイスブックはAIとデータを扱うことができ、その知識が感染症の動向を追跡するのに必要だからです。ナシーム・ニコラス・タレブ□ 金融の過度の安定によって小さな不況が起こらなくなると、「業績の悪い」企業が再編される機会が失われてしまいます。□ あらゆる機関には、有効期間が必要だというものです。これは「反脆弱性」を獲得するためです。□ 一つの感染症で1000人以上の死者が出るような場合には、予測は無意味です。原因を根絶するしかないのです。エフゲニー・モロゾフ□ ネオリベラリズムが公共の予算を減らすのに対し、ソリューショニズムは公共の想像力を縮ませる□ 私たちが真っ先にすべきは、ソリューソニズムを乗り越えていく道を描き出すことだ。それは「公」がデジタル・プラットフォームに対して主権を持つことにほかならない。ナオミ・クライン□ 「コロナ以前の日常」に戻る必要はない□ もっとスピードを落とせ第3章 不平等を考える ダニエル・コーエン□ 豊かさの絶対量ではなく、暮らしが豊かになっていく過程が幸福をもたらします□ 経済成長を無限に続けられると考えるのをあきらめ、質素に暮らすことを受入れ、それに合わせて経済の仕組みを変えていく方が賢明な解決な場合もあるかもしれません□ 幸福になるため、人とともに生きること、信頼できる友人を持つことに、他の人と競争をできるだけ敵意のないものにすることトマ・ビケティ□ まず格差を縮小しなければ、気候変動の問題を解決できないのですエステル・デュフロ□ 人々が家から出ても大丈夫と感じ、経済的安定を信頼できるようになれば、経済は回復に向かうでしょう□ できる限り人々の雇用と収入を守ること□ これまで各国が予算を削減しようとして、コロナ危機のような事態に備えていなかったことです□ 貧しい人々に何か与えても、彼らは怠けません。生産性が向上するという安心感を与えられ、福祉につながるのです。 □ 証拠が蓄積すれば、甲かは出てきます第4章 アフターコロナの哲学マルクス・ガブリエル□ モラルに反した行動は、世の中を悪くしますマイケル・サンデル□ まずは文化からです。人に対する態度を変えるのですスラヴォイ・シジェク□ 政府はまず、誰一人飢えさせないことを保証すべきです□ 多くの学生が世界は分裂すると感じているそうです。第5章 私たちは以下に生きるかボリス・シリュルニク□ 面白い先生は、知識だけではなく感情も伝える人□ 今回の危機を経て、私たち人間と環境の関係、人間同士の関係も変わっていくと思いますアラン・ド・ボトン□ 人間は、多くの無知と未知の領域に四苦八苦しています。□ 心に平安をもたらす唯一の方法は、最悪のシナリオを想定することです。□ カミュは、シンプルな喜びに注力することが大切だと説きました。セックス、水泳、サッカー、文学などです。□ ロールモデルを参考にするのは効率のよい至高の枠組みなのです。□ ざくろの実。3歳の子供の顔。海ー-先の見えないコロナ時代において、こうしたものこそが心の拠り所にする価値があるものなのです。
2021/12/05
コメント(0)
知的戦闘力を高める 独学の技法 [ 山口 周 ]価格:1650円(税込、送料無料) (2021/11/6時点)楽天で購入アマゾンへ行くはじめに□ いま「独学」が必要な四つの理由 1.「知識の不良資産化」--学校で学んだ知識は急速に時代遅れになる 2.「産業蒸発の時代」--イノベーションはいまの仕組みを根底から覆す 3.「人生三毛作」--労働機関は長くなるのに企業の「旬の寿命」は短くなる 4.「クロスオーバー人材」--二つの領域を横断・結合できる知識が必要となる序章 知的戦闘力をどう上げるか?□ 独学のメカニズム 1.戦略 → 2.インプット → 3.抽象化・構造化 → 4.ストック□ 他人といかにして違うインプットを行うか。□ 「何をインプットしないか」□ 学びは偶然の機会を通じてしか得られない□ 抽象化された定理は、仮設で構わない第1章 戦う武器をどう集めるか?□ 独学の戦略は「何について学ぶか」□ 戦略の設定は「テーマが主、ジャンルが従」□ 新しいアイディアとは、新しい組み合わせによって生まれる□ 自分の持っているものに着目しなさい□ 人がお金を払うのは、いつも「ユニークなもの」です□ 多くのイノベーションが「非専門家」によって成し遂げられている□ 知識はせいるされていないと、使えない第2章 生産性の高いインプット技法□ 「教養」とは、「長期間にわたって、知的戦闘力に寄与する知識」 □ 教養書で得られた知識は、即座にビジネスにつながらないもの□ インプットは「短期目線」でいい□ キャリアの8割は本人も予想しなかった偶発的な出来事によって形成される□ 常に、「いま、ここ」ですぐ役立つとか、あるいは面白いとかいった刹那的な選好ががずっと重要□ 「何の役に立つのかよくわからないけど、なんかある気がする」というグレーゾーンの直感□ 人生全体で考えて見ればアウトプットの量とインプットの量は同じだ□ 濫読の時期が無かった人は、大成しないと極限してもいい□ 関連分野を固めて読む□ 本当のアーティストは出荷する□ 入れない情報を決める□その情報を取得したことで意思決定の品質は上がるか□ 「問い」のないところに学びはない□ 人より余計に感じること第3章 知識を遣える武器にかえる□ 「抽象化」は場数を踏むしかない□ 学んだ知識と抽象化 1.得られた知識は何か? 2.その知識の何が面白いのか? 3.その知識をほかの分野に当てはめるとしたら、どのような示唆・洞察があるか?第4章 創造性を高める知的生産システム□ アナロジーの活用□ 創造性とは「なにかをつなげること」□ 新しい組み合わせを作り出す才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存する□ アンダーラインは「事実」「示唆」「行動」に引く□ 本をノートだと考えてみる□ 転機を「9箇所」に制限して選り抜く□ 整理の仕方 1.面白かった「事実」 2.ビジネスや実生活に対する「示唆」 3.具体的な「行動」の仮説□ ダイバーシティが重要かというと、これは要するに「思いもよらない組み合わせ」を作るため第5章 なぜ教養が「知の武器」になるのか□ リベラルアーツを学ぶ意味 1.イノベーションを起こす武器となる 2.キャリアを守る武器となる 3.コミュニケーションの武器となる 4.領域横断の武器となる 5.世界を変える武器となる□ 歴史 ・目の前で起きていることを正確に理解することができる ・ライを予測する能力が高まる□ 哲学・この世界はどのようにして成り立っているのか?・その世界の中で、私たちはどのようにして生きていくべきなのか?□ 心理学・必ずしも合理的ではない、いや明らかに園田ということが分かっているようなこともやってしまうのが人間ですから、このような不可思議な人間の振る舞いを研究するのが心理学□ 音楽・良い戦略、良い事業プランというのは、全体として美しい音楽のような調和を持っている。全体構想としての調和、それが一番大事□ 文学・すぐれた文学作品が「実のある嘘」というのは、たとえ嘘であったとしても、そこには「人間性」を深く理解するためのよすがある□ 詩・レトリックの引出しを増やして「言葉の力」を身に着ける☆彡 こちらもどうぞ 山口周さんの本個人的な山口周さんの本一覧ニュータイプの時代/山口周世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?/山口周仕事選びのアートとサイエンス/山口周独学の技法/山口周
2021/11/06
コメント(0)
アマゾンに行く皇室はなぜ世界で尊敬されるのか (新潮新書) [ 西川 恵 ]はじめに□ 皇室を外交資産たらしめているものは何かと問われれば、皇室の長い歴史と伝統の蓄積、それに立脚した先の両陛下を中心とした皇族の人間力第一章 アラブ王室の皇室への敬意□ 皇太子のような若者は未来の興味や功績を夢見ることができるのであります。□ だれに対しても等しく平等に接遇することを旨とする皇室は、アラブの国々にとって日本そのものを象徴しているだろう第二章 「異例の旅」が果たした大きな役割□ 国と国の政治的、心理的な和解は、国賓の相互訪問がなされて完結する第四章 「久子妃の活躍」と女性宮家創設の問題□ 日露間で、米英を念頭に戦略的提携関係が築かれようとしていたことは、約100年前のこととはいえ興味深い。第五章 天皇、皇后への惜別の辞□ 王室は常に世論の動向を測り、自分の役割を自問自答し、身を処していかなければならない時代になっている。第六章 新天皇へうけつがれるもの□ 3つのキーワード 対等性 国際感覚 脱戦後
2019/11/02
コメント(0)
全7件 (7件中 1-7件目)
1