暴飲暴食！★シャガール油彩２点

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2006年08月27日

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テーマ：美術館・展覧会・ギャラリー(8345)

カテゴリ：雑学☆趣味

宇都宮美術館に新しく収蔵されたシャガールの油絵作品２点が、いち早く市民に収蔵品コレクションの一環として無料公開されているので日曜日の午前中に足を運びました。

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★２００６年夏。宇都宮市立美術館のエントランス。

どのみち、平面を目指す日本の現代美術の登竜門「ＶＯＡ展」の全体のうごきを総括する企画展もチケットが２枚あったので、どちらも見ることにしたらたっぷりと１時間以上かかりました。
新たなシャガールを含む常設展２０～３０分、「いまいるところ／いまあるわたし」というタイトルの「ＶＯＡ展」作家たちの企画展に４０～５０分くらい、かかったかなあ。

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★いくつもの起伏のある丘陵地帯に建設された美術館は、広大な森林に囲まれています。
この日は久しぶりに涼しかったけれど、低く垂れ込めた空の雲は今にも泣き出しそうな表情でした。

ひとつめのシャガール作品は《青い恋人たち》1948-1953年　油彩／キャンヴァス

まっ青のキャンヴァスに、恋人たちが寄り添うように描かれています。二人はどこか悲しそうな表情で、見つめあってはいません。けれども男性は、女性を抱きしめて、離すまいとしているようです。この作品は、第二次世界大戦中、シャガールがアメリカに亡命していたときに描いた作品です。1944年、戦争を嘆くシャガールに、最愛の妻・ベラの死が襲いかかります。作品は、妻を亡くした悲しみの青で染められ、亡き妻への画家の思いが、画面の四隅から滲み出てくるようです。

もうひとつの作品は《緑、赤、青の恋人たち（村の上で）》1983年　油彩／キャンヴァス

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★食事するテーブルの向こう側は森の木立をはさんで、美術館の展示スペースです。

「青い恋人たち」の青い闇の中に浮かんでいる月は、心細くも哀しくスルドイ三日月でしたが、
南フランスのニースで晩年を過ごしていた時代に描かれた「緑、赤、青の恋人たち（村の上で）」に登場するのは、やわらかいひかりでキャンバス全体に明るく輝くフルムーンの満月と、好対照。

シャガールの油彩に関しては、過去に初期の傑作「ランプのある静物」や「静物」など、宇都宮美術館で所有しているので、地方の自治体が持つコレクションとしては充実してます。
ほかに、リトグラフなどの展示もありますが、やはりシャガールの真骨頂はおおらかな筆致で鮮やかに描かれた独特の世界の油彩／キャンヴァスでしょうねえ、きっと。

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★この美術館内のレストランの名前は、なぜかヴェラ・ヴィスタ。

常設展の倍のスペースを使った、「いまいるところ／いまあるわたし～ＶＯＡに映し出された現在」は、１９９４年の第１回展から２００６年の１２回展までの主な若手作家の出品作を楽しく俯瞰できるものでした。

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★出来立ての料理はなんだって美味しいものだけど、このみずみずしいリゾットはとてもしあわせそうな笑顔を配偶者に運んで来てくれました♪

お昼にちょっと早いくらいの時間に、美術館の中にある森の中に抱かれたようなガラス張りのレストランでランチ。
おいらは大好きな欧風カレーにサラダとホット珈琲のセット。
配偶者はイタリアンのランチのコースの中から、小海老と野菜のリゾット（バジリコソース）にサラダとアイス珈琲。

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★駐車場からウッドデッキの歩道橋を渡ると、そこは宇都宮北部郊外にある「ろまんちっく村」の入り口。

もうこれでお腹は十分だったのに、帰り道に足りない野菜でも買おうか・・・と、地産地消をテーマにした複合農業テーマパーク「宇都宮ろまんちっく村」に寄り道して、美味しそうなナスを買ったのはいいけれど。

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★なんだか、イベントのためにえらい賑わいでした。。。

地ビール半額＆宇都宮餃子どの店でも２００円均一！
週末の２日間だけ！とゆー、イベントの真っ最中でピルスナーやラガー、そして芳醇な黒ビールまでもがふだん５００円のものが、目の前でどんどん注がれておおぶりのコップひとつで２５０円！

もともと目がないふたりなので、ついつい誘惑に負けてしまい、会場でのライブ音楽など聴きながら、さらにたらふく飲んで食ってしまいました。汗

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★よせばいいのに、餃子のあとに地元産いちご（栃木県はいちご日本一の生産高）のソフトクリームも。

★よせばいいのに、たっぷりとたれをつけて地鶏のやきとり（ねぎま）を。

★よせばいいのに、サービスのゆでたて枝豆をついつい。。。。涙

こないだまでのちょっと過酷な９日間の西日本（北陸・関西）バックパッカーまがい旅行で、案に反して体重が減るどころか、北関東の自宅に戻ってみれば１キロ増えていて、「やばい・やばい」と言っていたはるるさんなのに・・・。涙

相変わらず、学習しないオロカモノです。くすん。

暴飲暴食は慎みましょう。

【はるるが過去に書いた美術館関連の日記（の一部です）】

　　　　↑　　↑

映像集】南仏ニースのシャガール美術館

☆コートダジュールでも有数の高級住宅街の中に位置するシャガール美術館への石畳の坂に立つ道しるべ。そのちょっと先には、マティス美術館もあります。

映像アルバム】夏の軽井沢★セゾン美術館～再読・聖と俗

映像】パリの落書きアート～屋根の上の猫～

不思議☆アリスの庭　～宮城県美術館～　

ガウディの懐しい曲線の街バルセロナ

今朝の新聞記事～写真と彫刻の親子制作展スタート

陶人形ふしぎオブジェ作家☆歩行式猫型戦車☆ＥＴＣ

タイの友人画家が描いた絵

映像】東京都内の美術館巡り

感謝の気持ち～はるるの、お返しもん写真展

★ドラクロワ美術館の階段を登ってゆくと、そこはタイムスリップしたような静寂の異世界。同じこの階段の手すりを交流のあった作曲家ショパンなども、何回となく使って上り下りしていたことを想うと、静かに胸に迫るものがあります・・。

牢獄のピーターパン～サンジェルマン教会裏手のドラクロワ美術館

ともだちの作品展に隣町へ

映像33枚】ねこ専科の陶芸作家さん

ヨハネ・パウロ２世美術館の所蔵品展★茨城県近代美術館

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