失われた【本質~The Essence~】を求めて

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2013.05.17
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今日はいつもと趣向を変えまして、歴史クイズから参りましょう。





(1) Mao Zedong


(2) Sun Yat-Sen もしくは Sun Zhongshan


(3) Cixi (Empress Dowager)


(1)は正解率高そうです。モンティ・パイソンの有名なスケッチ・「解答者が共産主義者オンリーのクイズ番組」にもニセモノが登場していますし。 1:31 のあたりです。




もちろん、 毛沢東 です。



(2)はちょっと難しいかも。答えは、 孫文



(3)は、 西太后 。猟奇的と言える程の残虐行為を重ねた、と、高校で世界史の先生が言っていたんですが...デマだったようです。Empressの語で「あ、女性だ」とわかった方もいるかもしれません。



いかがです?
学生時代、歴史には自信があった、という方も、こうやって横文字になった中国人名を前にすると「うわっ、漢字表記でない東洋史なんてごめんだよ!」と、尻込みしてしまうのではないでしょうか。



厄介なのは人名だけじゃありません。
昔、暗記させられた古代中国の「殷、周、秦、漢...」といった王朝名の数々。これ、英語表記で全部書けるようにしとけ、なんて言われた暁には、脳味噌ぐらぐら煮え返っちゃいそうです。いわんや歴代皇帝の名前をや...。も~、ダメ。降参です。



いかに我々の知識が【漢字表記】と密接に結び付いているか、わかりますよね。



同様に、「気」や鍼灸といった東洋医学の要素を積極的に取り入れている


エネルギー(エナジー)・メディスン Energy Medicine


こちらでも紹介した



「エネルギー精神科医」・ジュディス・オルロフ先生。




マリー・マヌチェリさん。



私が敬愛する先生方も、広い意味での「エネルギー(エナジー)メディスン」という分野に属する人々です。



当然、興味はあるんですよ。大いに。
でも...



上に挙げたお二人の著作以外に、「買って、マイ蔵書に加えた」本はごくわずか。







英語で書いてあるのが嫌なんです。



ツボだの経絡だの、慣れ親しんだ身体の部位を指す単語がいちいち横文字に翻訳されていて、もう、分かりにくいの何のって。(例:three yin meridianって、何?「三陰交」でいいじゃん!)





漢字で読んで、漢字で頭にインプットしたいんです。東洋医学の用語だけは。



アメリカに住んで通算15年近くが経とうが、いくら文献が豊富に出回っていようが、何でも英語で読むか、っていうと、決してそんなことはありません。



日本で生まれ、日本の教育を受けた人間ですから。
漢字という、世界に類を見ない優れた表意文字が持つ、偉大な力をフルに味わい、利用したいのですよ。



以前にも書きましたが、本を開いて、どんな内容が書かれているか大体わかる、という意味で、漢字交じりの文章は実に効率的です。
それだけに、東洋系の医学や各種療法の用語を全て横文字にしてしまうと...どうもいけません。一気に読む気が失せます。



「あー、もうっ!漢字ならば一発でわかるのに!」というじれったさ、ちょっとだけ皆さんにも体験していただきたくて、あのような人名クイズから始めた、というわけです。驚かせてごめんなさいね。



来月、里帰り帰国しますので、こちらの本を東洋医学/中医学の入門書と併せて買ってくるつもりです。
(おぉ、またもやナチュラルスピリットさんですか。最近よくご縁がありますねぇ。)


【送料無料】エネルギー・メディスン [ ドナ・イーデン ]


ドナさん、時々ラジオでインタビューされていますので、話は聞いたことがあります。朗らかで明るい、太陽のようなエネルギーを持ったおば様、といった感じの方ですよ。好感度大、です。



つい先週のこと。近くの某日系K書店にて、こんな【宝石】を掘り出してきました。



【送料無料】養生問答 [ 五木寛之 ]


75%オフという激安バーゲン本になっていたのは、 こちら 。中身は上の本と同じです。



がん患者を専門に治療する埼玉県川越市の帯津三敬病院の院長を務められている、帯津良一(おびつ・りょういち)先生。そして、近年では「蓮如」や「百寺巡礼」など、仏教関係の著作も多い作家の五木寛之さん。お二人による問答集です。



肩の凝らない、それでいて、内容の濃いお二人の会話がとにかく楽しくって、楽しくって。
日曜日の昼間に一気に読みきってしまいました。



その中で、特に気に入った部分をご紹介しましょう。



【民間療法を試してみたい、という患者さんへの帯津先生からのアドバイス。】


帯津 (...)もう一つは、五木さんがおっしゃるように、
   断定できる世界ではないから、あまり断定する人の話は聞かないほうがいい。
   これで絶対治りますよ、というのは聞かないほうがいいでしょうね。





   これだけやっていれば、すべて解決すると。


帯津 断定されたら、少し腰を引いて、冷静に考えろと言います。


  まあ、最後は、人相になるんですね。


   人相がいい人だったら、付き合ってみろと(笑)。
   人相の悪い人だったら、さっさと帰ってきなさいと、こう言うんです。




人相!!!



もう、この(一見)いい加減でテキトーな帯津先生の結論、大口開けて「ブワッハッハッ!!!」と笑い転げてしまいました。健康関連の本でこんなに笑えたの、初めてかも。



でも、その「人相」が、実はもっと大きなテーマにつながっていることに、程無く読者は気付かされるんですね。先生の「人相決定説」を、五木さんが小説家ならではの生々しい人物像を挙げながら、更に掘り下げていきます。



五木 それにしても、最後は人相というのは、すごく面白いですね。
   その人間の発する雰囲気ということですね。
   ただし、ひとつだけ気になるのが、本人の好みという問題があるでしょう。
   世の中には、悪い人相の人をわざわざ好きになる人っているんですよ(笑)。
   男も女も。暗い影がニヒルでいいとか、憂いがあってたまらないとか(笑)。
   でもまあ、それも直感ですね。


帯津  直観(感)が大事ですね。
   医学は科学だけど、医療は直観が非常に重きをなすということを、
   医師たる者つねに肝に銘じておく必要があると思っています。



直観を磨かなきゃいけない。
   患者さんにも、それを言うんです。




[黒犬ベーやん注:本書中、帯津先生は幾度も「ちょっかん」という語に上の通り【直観(感)】という表記法をされています。一応、自分は「直観」という表記の「ちょっかん」を基本とするけど、別に観&感、どちらも間違いではない、というお考えなんでしょうね。これに対し、五木さんは終始「直感」で通されています。物書きのプロとしてのお二人の考え方の違いが垣間見られたようで、興味深いと思いました。]



直観を磨かなきゃいけない。



医者だけではなく、医療サービスを受ける側の、患者たちも。
そして、患者たちを支える、家族や親しい人々も。



あぁ、ジュディス・オルロフ先生や、その他エネルギー(エナジー)メディスンの専門家と同じようなことを考え、同じことを唱えている西洋医学畑のお医者さんが日本にもいらっしゃるんだ。



今回、それを知ったことが嬉しくて仕方ありませんでした。
日本人として、帯津先生が今、日本の医療界でこのような「直観至上主義」ともいうべき声明を出し続けてくださっていること、どんなに感謝してもし足りないくらいです。帯津先生の他の著作、これから少しずつ集めていきたいと思います。



対談やインタビューって、化学反応のようなもので、必ずしも1+1=2という結果になるとは限りません。この「養生問答」は、まさにその例。1+1が3になる、という魔法(マジック)が働きましたね。



五木寛之さんは、代替医療(オルタナティブ・メディスン)や民間医療、そして宗教といった幅広い領域に興味をお持ちの上、その一つ一つにとても詳しくていらっしゃる。
帯津先生という賢者の言葉を引き出すのに、これ以上の聞き手は考えられません。



あくまでも、軽やか、和やか。それでいて、少しも不誠実なところが無い。
真摯そのもののお二人が、大陸を流れる大河のように、滔滔(とうとう)と、あっちに行き、こっちに行き...生を、病を、そして死を語っていらっしゃいます。



人生のあらゆる領域に応用できるような、そんな素晴らしい知恵が詰まった本に出会えました。75%オフという激安価格にしてくれたK書店さん、ありがとう!



最後は、一番心に残ったお二人の会話で締めくくるとしましょう。



五木 (...)帯津さんは、大勢の鍼灸師さんとお付き合いがおありでしょうが、
   ひと目で、この人は名人だ...という判断はできますか。


帯津 少し話をしてみると、わかります。
   なんでもそうですが、達人は、みな謙虚です。






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Last updated  2013.05.18 03:05:38
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