ばみの乱読日記　と猫雑貨。

半年間同棲していた耕介と別れても、雛子は冷静でいられるはずだった。だが、高校生のトオルとつきあっていても、耕介への想いはじわじわと膨らんでゆく。雛子は、大学四年の夏、かけがえのない恋を葬った(表題作)。新聞の死亡欄を見て、見知らぬ人の葬式に参列する風変わりな夫妻を描く佳編、『きらきらひかる』の十年後を綴る好編など全九編。著者の魅力を凝縮した贅沢なオリジナル短編集。


【中古本】ぬるい眠り／江國香織

「きらきらひかる」の続編も収録されているのですが、
「きらきらひかる」・・・読んだことはある、
と思うのですが 思い出せない。

で、読んでみようと探したけれど出てこない。

なんだかスッキリしな～い！

探しているうちに何冊か同じ本が出てきたりして。
ちゃんと本棚の整理しなくちゃなぁ。
今月には本棚買い足して整理しよう！

で、この本。
読みやすい短編集。どれも しっかり江國ワールド 堪能できます。

一番印象的だったのはちょいグロな
「災難の顛末」 。
ワタシ,ダメなんですよね。
平面にびっしりと赤い丸・・・っていうのが。 サブイボ～。
しかもそれがふくらはぎに９１箇所さされた虫刺されだとしたら・・。
きゃ～～～。
鳥肌。

ノミはワタシもやられたことがあるのでその恐怖は
よぅく解るのですが、
「私が怖いのは肌を見せて恋人に気持ち悪がられることではないのだ。敦也が気持ち悪がろうと悪がるまいと、そんなことはどうでもいい。醜悪な肌で恋人とお風呂に入り（中略）そのことに耐えられないのは私なのだ。敦也の気持ちなんて問題じゃない。私がこんなにも大切に思い、こんなにも深く愛しているのは、敦也ではなく私そのものだ。」

「私は私しか愛せない、絶対に。」という
のはちょっとワカラナイ。

ワタシなら、きゃ～！とは思うけれどきっと友達にも
相方にも嫌がられても無理やり見せてしまうに違いない。
美意識の違いでしょうか？ 加齢による羞恥心の欠如？

また、その問題のノミの原因の愛猫に対してもこの主人公は
きっぱりと冷淡。
いくらノミ持ちでもワタシはワタシの猫にそんなに
冷淡にはなれないなぁ。

ま、なにはともあれコレ使えばよかったのにね。

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コレは効きますよ～。