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人は結局は自分のために愛するのかもしれない。自分らしい自分のために、自分以外の誰にも愛しようのない相手を選んで―。池沢夏樹はじめての恋愛小説。
タマリンドの木 / 池澤夏樹【中古】afb【10P22Nov12】
池澤作品は大好きなんだけれども、あの理系の文章と恋愛小説ってのがミスマッチな気がして、買ってはいたもののなかなか読む気にならなかったこの本。
多分2年くらいねかして置いた気がしますがやっと読みました。
と言っても急に恋愛小説が読みたくなったわけじゃないのですが。
ってことでやっぱりちょっと辛い感想になっちゃうのかもしれないのですが。
「自分にとっていこごちがいいから」という理由でタイとカンボジア国境でボランティアをしている女性とたまたま日本帰国中に出会ったエンジニアの話。
題材が恋愛なせいか池澤作品の中で一番好きな「理路整然」という要素がとっても薄くなっちゃってる感じ。
まずこの女性の魅力がちぃっとも伝わってこない。
特に美人じゃないってのはともかく、はつらつとした魅力とか明るさとか強さとかってのもなさそうだし、彼女の強さも単に頑固さに見えてしまって。
なのに「彼」は仕事も何もかもすててタイへ移住する。
なんで?
賢い選択だけ人生ではないけれど。
エンジニアだから何とかやっていけるだろうっていう目算はあるんだろうけど。
それでも彼女のために海外に骨を埋める決心をするというのは腑に落ちないんだなー。
これが男女逆だったらまだ納得しやすいかもと思う私は頭が古いのかな?
そういえば登録しっぱなしだったのを思い出しました(照)
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