仕事は忙しい、だけど今日は特別な日、なんとかこの時間に帰ってこれた。
それでも待機1番、まぁどうでも良いが。
夏の暑い日、死にかけの子猫を家人が拾って来たのがスズとの出会い、大嫌いな猫、しかも生きるか死ぬかの状態、放っておけば死ぬのだろうが、目の前で死なれても困る。
家人をかなり怒ったが放っておくわけにも行かない。あまり動物に慣れてない私は、その時医者に行く事は考えれなかった。
わざわざショップを探して子猫用の哺乳瓶とミルクを買った記憶が有る。今思えばたいそう手間が係ったが、その時は動物に病院と言う事を理解してなかった様に思う。
なんとか生きて、一緒に暮らす様に成ったが、その時初めて子猫の可愛さを知った。
尚且つこの子は私を父であり、恋人と思い、ユキを姉と頑なに信じていたもんで、だれよりも早く、どんなに遅くても毎日玄関に私を迎えに来てくれて、そしてスーツを着ていようが、関係無く飛びついて来て、肩に乗った。
ユキの影響で、「ニャ~ッ!」とは鳴かず「ワォウ~ッ!!」とへんな声で鳴いた。
家にいる時は、一日中私に引っ付いているもんで面倒くさくも有ったが、怒ろうが離れないもんで私が根負けして、今でこそなんとも無いが、一緒に寝る様に成る。
散歩にも行った、首にひもを付けて須磨の海岸なんかよく行った。特に恐れるでもなくユキと一緒に歩くのが楽しそうだった。
生まれつき目の下に穴が有り、そこから涙が漏れて、いつも目脂を付けていた。
今も家人の2台の携帯は待ち受けがスズと五郎蔵で有る。
27日、5回目の命日だが、今もこの子は生き続けて居る。
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