ネットからなにかをもうけようとか、なんらかのシステムを作ろうという要求は、ほとんどない。ほとんどない、というより、どこか拒否しているところもある。ネットを媒介として株トレーディングにも関心を持ち続けてきたが、実際には投資はしたことがない。どこかで、罪悪感を感じてしまうからである。それは、ほんのたまに(10数年に一度だが)パチンコ店で遊んでいる時に感じるものと、どこか通じるものがある。宝くじとか、競輪、競艇、などにも、同じ感覚がある。
さて、この私の感覚は、どこかズレているか・・・
4、アドセンス---新しい富の分配メカニズム
p072
グーグルが作るバーチャル経済圏
p072
グーグルの急成長の影にアドセンスという ビジネスモデル
があるという。広告のあたらしいあり方だが、やはりここでも単純に、納得はできない。どこかでは、経済活動をしなくてはならないことは分かるのだが、積極的にこの分野に関心をもとうという気分にはならない。儲けたい人はどうぞ、とやや批判的に無関心を装う。
しかし、本当に、それでいいのかな、と、本著を読みながら思いもする。
グーグル自身が「情報発電所にカネを稼がせている」企業であるわけだが、その下部構造として「ウェブ(個人にとっての情報発電所っぽいもの)にカネを稼がせたい」厖大な個人や小企業によって構成させるバーチャル経済圏が構築されようとしている。
p075
私は20年前くらいにアムウェイのディストリビュータの登録もしたことあるし、自宅の空き地にコカコーラの自動販売機を設置したことなど、いくつかの試行錯誤もしてきた。しかし、それは、ひとつのテストパターンとして有意義ではあったが、それによって生活が維持できるなんてことは夢の夢だった。
結局は、「本業」を見つけて、それなりの努力をすれば、生活は成り立つのであった。
でもそれはいままでのことだ。これからのことについては、まだまだ未知数のことが多い。
新しい富の分配メカニズム
p076
どうも私は、この辺のことを見て見ぬふりをして、通り過ぎようとしている。どうやら、私の、金、カネ、moneyに対する似非潔癖観が災いしているかもしれない。
「厖大な数の、それぞれにはとても小さなマーケットが急成長していて、自分たちはその市場をターゲットとしている」「厖大な数のスモールビジネスと個人がカネを稼げるインフラを自分たちが用意する」
p077
そろそろアフェリエイトのことなども、検討してみようか。
フューチャリスト宣言 <1> 2007.06.06
ウェブ仮想社会「セカンドライフ」 2007.06.05
Web屋の本 2007.06.05
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