「正しい保健体育」
みうらじゅん 2004/12 理論社
ハッキリ言って、家庭内で、奥さんから、この書物を手渡されるのは、「恥ずかしい」。子供だって、ウロウロしている。二人とも成人しているとはいうものの、私としては、ニヤニヤしたり、植草教授のように、にわかに必要以上に緊張してこわばった表情になってはいけない。いつもの感じでやりすごすのである。
しかしながら、この本を読むのはつらい。どう読めばよいのだろうか。「性教育」の本ならば、高校一年の時に、当時流行していた「高校生の性知識」という「真面目」な本を読んだ。男子、女子の性差を際立たせるために、男子、女子の裸の立像が掲載されていたのだが、その写真をみただけで、当時の私は「催した」ものだ。当時、この本に出会っていたら、私は不良になっていただろう(って、出会わなくても不良になったがw)。
この本、このブログ では、
「『性感染症』常識のウソ」
や、
「チベット密教」
に
この本、結局、うちの奥さんになんて返事すればいいのだろう。これは薦められて読む本ではないが、図書館の片隅の目立たないところに置き、この「お宝」を発見した子供は、自分で発見したものとして、読めばよい、という結論にしておこうか。
考えてみれば、私も小学校の時に、親戚のおばちゃんが読んでいた婦人雑誌でいろいろなことを覚え、わからないことは広辞苑まで引いて覚えたからね。あの頃の学習は役に立った。子供が何故生まれるのか、なんてことは、子供でわからなければ、大人になっても、老人になっても分からない。こういう「悪書」も世の中に必要だ。
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