「百歳回想法」
ソトコト編集部 編集 2003/9 木楽舎
「ソ
トコト」
って
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な
回
想法は、1960年代のアメリカの老年精神科医バトラーが創始した高齢者に対するサイコセラピー。レミニッセンス、ライフレビューともいう。高齢者の回想に、良き聞き手が共感的な姿勢で、心をこめて聴きいることが基本である。自分史は1人で書くものだが、回想法には「良き聞き手」としての同行者がいる。回想法はひとりぼっちにならない。
p23
100歳前後の人が5人集まると、悠に500年以上の歴史ができる。その人たちの「回想」と「写真」でこの本ができている。それを聴き入る人たち。勿論、臨床心理としての専門家たちだ。写真も、「百歳王」という写真集もだした人。16人もの100歳以上の人たちが暮らす青梅慶友病院というところもすごいところだなぁ。こういう人々があってこそ、この一冊がうまれた。もちろん、ソトコトの編集長もいないことには、本にはならない。
デ
ンマーク生まれのエリクソン(1902年生まれ)は、「アイディンティティ」の概念を提唱したことで知られてる精神分析家である。エリクソンは、老年期の心理的課題を「人生の統合」とした。エリクソンによれば、人生の統合とは、「自分の人生に意味を見いだし、かけがいのない愛おしいもの」として人生を受容することである。回想法は、エリクソンのいう「人生の統合」「人生の意味」を見いだす手段と位置づけられることもある。
p29
100歳になるってどういうことだろう。私はまだその半分しか生きてない。100歳になったら、何かわかるのだろうか。100歳になったら、「もういいなぁ」って気分になるもんだろうか。100歳になったら、自分はどうなっているのだろう。だいたいにおいて、自分が100歳までいきるかどうかなんて、今のところ、誰にもわからない。
理
事長
今日はみなさんのお仲間入りをさせていただきまして、本当にありがとうございました。お話を伺っていると、やっぱり長生きはいいものだと、100歳を目指してがんばろうという気になります。ですから100歳を超えられた方はこの先どこまでいけるか、ぜひがんばっていただくと。まだ100歳になっていない方にもがんばっていただいて、みなさん100歳を超えていただきましょう。
p97
1900年代当初に生まれた連れ合いの祖父を思い出した。100歳近くになっても、少年のような心をもっていて、日記がわりに川柳集「のらくら散歩」を作っていた。自分では、狂歌、っていってたけど。施設で暮らしながら、面会の身内がくるのをとても楽しみにしていた。私達も、月に1~2度面会にいって、昔話などを聴くことが、楽しみだった。
「日曜日 誰か来るかと待っている 来れば涙 来なけりゃまた涙」
嘉膳
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